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ドクターK少女  作者: レザレナ
第八話 家から見守る三回戦
230/835

第八話 第四十五部 気温は熱く、マウンドに館川。

 バタッ

府中「おい、芦毛大丈夫か?」

 私がテレビでみていてもわかるように投手交代が告げられると芦毛先輩はガクッと膝を落としてそのまま地面に手を付いた。しかしその手ですら力が入らず、そのまま倒れてしまった。意識はあるみたいだけど大丈夫なのだろうか。

アナウンサー『ただ今の気温は35度ですからね…大丈夫でしょうか。』

 それは熱い。35度の中でよく投げていたと思う。芦毛先輩は卜部先輩と中山先輩の肩につかまって戻っていった。

スタンド「よく投げたぞ芦毛!!」

「かっこよかったよ!」

「ゆっくりやすんでな!」

 スタンドの応援席からお疲れの言葉が聞こえてくる。芦毛先輩は疲れた表情を隠すように笑ってベンチへと下がっていった。

日下部「おつかれ。」

 監督はポンと肩を叩いた。そのまま芦毛先輩はベンチにガツンと座り込んだ。

三由「芦毛くん、飲み物。」

 そして三由先輩が飲み物を渡す。ゆっくりと飲んでいるところが映され、飲み終えるとタオルを自分の顔にかけて上を向いていた。

府中「ツーアウトだ。館川、焦らずに投げて大丈夫だからな。」

館川「わかりました。残りしっかりと抑えてみせます。」

友亀「準備はいいか。」

館川「もちろん。」

 そういってマウンドに集まった選手たちがばらけていく。ツーアウトランナー無しでバッターは三番の上原。変わってから最初のバッターだ。しっかり抑えていこう。

友亀「(初球からいくぞ。)」

館川「(よっしゃ。)」

 館川が足を上げる。そして大きく踏み込み、サイドから腕を振る。

 シュッ!

 ググググッ

上原「(なんだこの球!? 全然こない!)」

 バシン ストライクワン!


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