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ドクターK少女  作者: レザレナ
第八話 家から見守る三回戦
227/835

第八話 第四十三部 カバーは任せろ

小島「よっしゃあ!」

 バッターランナーがそのままサードベースへと向かう。レフトに入った沖田がボールを処理しにいく。

府中「くそっ、カット新天! 移動しろ!」

新天「はいっ!」

 府中先輩のあわてた様子、初めてみたかもしれない。急いで新天がカットの位置に入る。

 ダンッ!

 沖田がボールをもった瞬間、バッターランナーがサードベースを踏んだ。

徳川「戻ってこい戻ってこい!」

能登「間に合うぞ!」

 ランナーがホームに突っ込んでいく。

沖田「カットいらない! 俺に任せろ!」

新天「わかった!」

 沖田が助走をつけて投げる体制に入る。

沖田「らあああああああ!!!!」

 バシューーーー!

 ものすごいレーザービームともいえる送球がホームに向かって飛んでいく。綺麗なライナー性の送球は友亀のミットに向かって一直線だ。

上原「滑れぇええ!!」

 ズザザザ バシン!

友亀「アウト!!!」

小島「セーフだ!」

 きわどいタイミングだ。果たして判定は…。

 アウトーー!!

沖田「しゃあああ!!」

スタンド「うおおおお! 沖田すげえええ!!」

 沖田のレーザービームで追加点を阻止した。さすが沖田だ。これでツーアウトにすることができた。しかし点差は2点差と詰め寄られてしまった。相手も粘ってくる。芦毛先輩、ここは踏ん張りどころです。頑張って!

 そしてバッターは二番の石山が入る。芦毛先輩の額には汗がだらだらと流していた。とても熱そうだ。私が先発した試合のときよりも気温が高い。大丈夫かな芦毛先輩…。

芦毛「(暑さで…意識が朦朧としてやがる…なんとか、ここで抑えなければ!)」

 シュッ シューーーーー

友亀「(逆球!? しかもインハイ!)」

石山「(あせったな、もらった!)」

 ガィイイイイイイイイン!!!


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