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ドクターK少女  作者: レザレナ
第八話 家から見守る三回戦
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第八話 第三十九部 ホームランと代打由紀

三宮「なんと!?」

稲本「レフトだ、下がれ!」

本田「こいつら、俺たちよりもパワーあるやつばかりじゃないか。」

 打球がグングンと伸びていく。まさか変わってすぐにホームランを打つのだろうか、でもホームランかホームランではないかのギリギリになりそうだ。打球の勢いが少しずつ弱まってきている。それでも粘り強く飛んでいく。

新天「入れぇえええ!!」

 声にあわせてスタンドに向かってボールが飛んでいく。レフトがフェンスまでたどりついた。

本田「くそったれが。」

 レフトはジャンプせずに見送った。それはジャンプしても届かないところまで打球が飛んでいったのだ。

 ポーーン

新天「っしゃあああ!」

 右手をブンと一振りして喜びを表現した。スタンドの空気も一瞬で変わった。私たちの流れはまだ終わっていない、終わっていないんだ。

 新天がホームインして3対6、3点差まで引き離した。

新天「よっしゃ。」

由紀「ナイスバッティング!」

 あれ? ネクストバッターサークルでハイタッチしたところでカメラがアップされているのを見ると由紀がいた。もしかして…由紀が代打で出るの!?

海鳳「よっしゃ! ナイス!」

 スタンドではハイタッチの嵐だ。そしウズイス嬢の声が聞こえてきた。

ウグイス嬢「松江学園、選手の交代をお知らせします。六番の中山くんに変わりまして、代打、由紀さん。背番号18。」

 キャーー 由紀ーーーー!

 由紀の名前が呼ばれたとたん、スタンドから黄色い声援がものすごく大きく聞こえた。由紀の人気はとてもすごい。由紀はバットを振りながらバッターボックスへと移動していく。

 …あれ? 由紀の顔が心なしか悲しそうに見える。なんでだろう…。


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