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ドクターK少女  作者: レザレナ
第八話 家から見守る三回戦
200/835

第八話 第二十一部 ホームラン後でもまだまだ

 打球が高くライト方向へ向かっていった。打球がドンドン伸びていく。

亜弓「ああっ!」

 私は思わず声を上げた。

アナウンサー『これは入るか! 入るか!?』

府中「ぐっ。」

 ポーーーン

徳川「しゃああああああ!!」

 入ってしまった、ツーランホームラン。芦毛先輩がいきなり打たれるなんて…。波に乗っている学校がいかに怖いかがわかった。それよりもあのバッターの打ち方だ。低めをすくい上げるように振った。そしてスイングスピード。間違いない、このチームは強敵だ。バッターがホームを踏んでホームイン。2対0と先制されてしまった。

上原「しゃああ! ナイス徳川!」

徳川「おもいっきり打ってやったぜ!」

本田「続け! 三宮!」

 そしてまだまだパワーヒッターが続く。次は五番の三宮。これまた体つきがよい。甘い球を投げてしまったらまたホームランを打たれそうだ。

 だけど…なぜかと芦毛先輩は余裕の表情を見せてる。こんな状況に至っても大丈夫だということなのだろうか。皆も余裕の表情を見せている。さすが強豪校なだけあってメンタル面は強い。私はこの状況だったらてんぱっていただろう。

 シュゴオーーーー

 ズバーーン! ストライクワン!

 さっきよりも球の勢いが増しているように見える。でも思いっきりのストレートではない。何か…何かあるはず。

 シュルルルルル

三宮「ぐっ!」

 ブン! バシン!

 ストライクツウ!

三宮「(んだこりゃ。)」

 すごいスクリューだ。あんなの普通打てっこない。しかもキレが一段と増してきている。そしてストライクが入るようになってきた。もう一度あの球をなげられたら…。

 シュルルルルル

三宮「(ストライクゾーン! 振らなきゃ!)」

 ブシィ!

 バシン!  ストライクバッターアウト!チェンジ!

芦毛「っしゃああ!!!」

 空振り三振だ! スクリューが全く相手のバットに寄せ付けなかった。これでスリーアウトチェンジだ。さぁ、今度はこっちの番だ!


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