表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第八話 家から見守る三回戦
193/835

第八話 第十五部 疲れでフラフラ

試合前練習後


日下部「さて、テスト前と被って大変だと思うが、明日は試合だ。先発は芦毛でいく。」

芦毛「はいっ。」

深沢「ん? どうした日高。」

 皆が私の方を見る。私は二日続けての特別メニューでぐったりだった。膝に手をつけて立っていられるのがやっとだ。

由紀「病み上がりであの特訓はけっこう大変なようです。」

 由紀が私の変わりにしゃべっている。私も何か言わなきゃ。

亜弓「すみません…休み明けなのに…無理してしまって…。」

 足元がややふらつく。

日下部「おいおい、無理するな。明日は試合見にこなくても大丈夫だ。」

亜弓「でも…。」

日下部「その代わりしっかり体調治してこい。準決勝で先発予定だから、それまでに調整をしっかり行ってくれ。」

亜弓「はい…ってえええっ!?」

 私は大声で驚いた。驚きと同時に足の力が抜けてしりもちをついた。

由紀「大丈夫?」

 由紀が手を差し出してくれた。

亜弓「ありがとう。」

 私は由紀の手を握って立ち上がった。

芦毛「マジかよ!」

館川「準決勝で先発って…すげぇな!」

日下部「俺と深沢、そして府中と共に考えたんだ。」

府中「芦毛、館川。お前らも驚いている場合じゃないぞ。明日は芦毛で四回戦は館川が、準々決勝で芦毛が投げる。準決勝で日高が投げて決勝が総力戦だ。」

皆「おおおおおお。」

 芦毛先輩がたくさん投げる。そしてその中で館川も先発としてなげることになった。芦毛は自信に満ちた顔をしていて、館川は驚きを隠せない顔になっている。

芦毛「なるほど、そういうことか。」

館川「俺も…先発っすか?」

府中「そうだ。」

海鳳「やったじゃねぇか!」

 海鳳が館川の背中をポンッと叩く。続いて他の一年もポンポンと叩いていく。

伊沢「たのしみだな。」

館川「先発…俺っ、必ずチームのために抑えて見せます!!」

 館川が先発。良い先発デビューになると嬉しいな。

日下部「ということで明日は8時集合だ。日高、お前は家でじっくり休んでおけ。もし運動が途中からしたくなったら、午後、学校に来て一時間、あのメニューだ。」

府中「皆、気合入れていくぞ!」

皆「っしゃあああああ!!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ