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第八話 第十・五部 城洋大学付属高校の練習。
城洋大学付属高校 野球部専用練習グラウンドにて
袴田 瑞華「ナイスボール!」
羽計 京介「お疲れっす。」
袴田「今日も良い球投げるね。」
羽計「そうだな…。なんで女子がキャッチャーなのかってのが気になるがな。」
袴田「女子がやってはいけませんかね。」
羽計「違和感があるんだよ。まあ試合になれば別だがな。お前は特別なものがあるし。」
袴田「そう…ね。」
石倉 慎一郎「まあ、袴田も落ち込むな。アイツはそういう考えを持っているってだけだから。」
村瀬 智樹「でもアイツもさ、ちょっと言いすぎじゃね。」
石倉「何がさ。」
村瀬「だってよ。女性野球やっている人全員を批判するんだぜ。」
石倉「実力が無きゃ言えねぇことだけどな。まぁ、仕方ないさ。」
村瀬「俺はそこさえ治してくれればすげぇかっこいいヤツなのにな。」
宋 偉殷「何やってるんだ。早く、ベーランだ。」
村瀬「いっけね。」
石倉「袴田、防具取り外したらベーランだ。」
袴田「はいよー。」




