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ドクターK少女  作者: レザレナ
第七話 怒りの初先発 対埼玉明治
166/835

第七話 第四十二部 ホッと一息。

友亀「よっしゃああああ!」

 私は怒りを全てぶつけるように最後の球を投げた。そしてストレートで三振を取れた。点を取られたのは悔しいけれども、ピンチを切り抜けることができた。


石井「くそっ!」

 ザッザッ…

石井「すまねぇキャプテン、このザマさ。」

星田「いや、お前は悪くないよ。相手の投手がすごすぎただけだ。」

高野「なっとく…できねぇっすよ…。」

 ガタッ

高野「このままじゃ終われないです!!」

星田「もちろんそのとおりだ。残りの攻撃を大切に、そして確実に点を取って逆転しよう。」


由紀「ナイスピッチング! お疲れ様!」

日下部「よく踏ん張った! 次の回からは海鳳、行くぞ。館川もいつでもでれるように準備しておけ。」

海鳳「はいっ!」

館川「うっす!」

亜弓「ありがとうです。あとは任せます。」

 そういって私はベンチに座った。今回のピッチングは果たして合格なのだろうか。

深沢「良いピッチングだったぞ。初めてにしては上出来だ。」

亜弓「ありがとうです。」

 よかった、上手く出来ていて。私はホッと一息いれてスポーツドリンクを口に含んだ。

由紀「良かったよ。後ろ守っていて安心したよ。」

亜弓「ありがとう。でも最後は…。」

由紀「大丈夫だよ。点は取られてもあの状況であのストレートが投げれるなら、スタミナを伸ばせばすごいピッチャーになれるよ。」

亜弓「ありがとう。何もかも由紀のおかげでここまでこれたよ。ありがとう。」

由紀「て、照れるよ。」

亜弓「だってこんな可愛くてカッコよいんだから…羨ましいよ。」

由紀「あわわ、試合中に可愛いなんていわないで!! 言わないでええええええ!!!」

 由紀はダッシュで着替えの場所に逃げていった


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