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ドクターK少女  作者: レザレナ
第七話 怒りの初先発 対埼玉明治
158/835

第七話 第三十四部 投手交代。そして由紀

 入った、入った! ホームラン! 卜部先輩の言うとおりになった。ライトスタンドに突き刺さった。相手の投手はがっくりと肩を落としている。ここまで来たらエースは引き摺り下ろせそう。ホームベースを踏んだ府中先輩がガッツポーズをとって帰って来た。

スタンド「よくやったぞ! ナイスバッティング!」

由紀「この後も打ってきますね。」

府中「おう。」

 最初に由紀と挨拶を交わすとベンチに戻ってきた。

芦毛「よくやった! 二打席連続ってすげぇな。」

海鳳「こりゃすげぇわ。」

 府中先輩のおかげで5対0。かなり楽になってきた。そして相手は投手を変えてくる様だ。

アナウンス「ピッチャー、星田君に代わりまして、高野君。」

 一年生のあいつがマウンドに上がってきた。ここにきてあいつを出してくるとは。私の控え投手であって外野を守っていたが、肩が強かった印象がある。由紀、絶対打ってくれ。

由紀「(さっきの人だ…。絶対に打ってやる。)」

高野「(なんでこんな奴らに負けているんだよ。畜生、絶対に抑えてやる。)」

 そしてプレーが再開された。由紀は左バッターボックスに入った。

高野「(ここはストレートと決め球で抑えていきてぇ。)」

佐藤「(わかってる。だがこいつには気をつけろよ。)」

 由紀がものすごく集中している。普通じゃ考えられないぐらいだ。私のことを考えてくれているのだろうか。

 シュッ シュゴオオオオ

 速いストレートだ!

由紀「ふん!」

 キィイイイン!

高野「嘘!?」

 打球はセカンドの頭を軽々超えて、右中間へと飛んでいった。打球は転々とフェンスへと転がっていく。しかし、打撃力を把握していた外野はすぐに追いつき、セカンドに送球した。三塁を狙おうとした由紀はセカンドに戻った。ツーベースになった。


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