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ドクターK少女  作者: レザレナ
第七話 怒りの初先発 対埼玉明治
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第七話 第三十二部 卜部の作戦

 卜部先輩がバッターボックスに向かった。なにやらちょっと考えている表情をしながら構えている。何か作戦なんだろうか。

府中「(相手の様子は…何か考えているな。アレは考えているように見せて考えていないんだ。)」

 シュゴーーーー

 バシン!

 ボールワン!

卜部「球を見る限り、ここまで打たれてきたところも含めて多くの球を投げさせている。ここは妙なプレッシャーをかけて体力を削っていくか。」

 シューーーー

 スッ

 あっ、バントの構え!

星田「させるか!」

 バシーン!

 ボールツウ

星田「ぐっ。」

 バントをするような勢いで前に体を動かしていたがバットは綺麗に引いていた。

海鳳「なんかたくらんでいるな。」

 シューーー

 バシン!

 ボールスリー!

由紀「あらら、リズム崩しちゃった。」

 確かにボールがいきなり先攻している。ここに来たらストライクを何が何でも入れなければいけない。

星田「こいつには当てさせてゴロにするのが最適だ。」

 シューーー ズバン!

 ストライクワン!

 あれ? 全く動かなかった。なんでだろう。

 シューーー バシン!

 ストライクツウ!

 だからあんなに打ち頃の球が来てるのに何で打たないの!?

府中「(なんで俺が打ちやすいようにするかねぇ…。自分でも打ってよいのにさ。)」

卜部「(俺には府中ほどホームランを打てるという自信はない。だから…)」

 シュッ

 グググググッ

 あっ、厳しいところにフォークボールが!

卜部「(決め球を叩いて精神的にダメージを与える。)」

 カキィイン!

卜部「(ピッチャー返しが出来ればなおさらだ!)」

星田「グッ」

  バチン!

 あっ、ピッチャーの星田がグローブにボールを当てた!

星田「(フォークボールを打たれた!?)くそっ!」

 しかしすぐに落ちていたボールを拾ってファーストに送球した。

 バシン! アウトー!!

 これでワンアウトになってしまった。さっきのチャンスが砂となって消えていってしまった。


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