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第七話 第二十四・五話 あの舞台に帰るため。
関西大阪高校野球部専用練習グラウンド
安富桃音「ふぅ。」
葛西智弘「今日もかっ飛ばしますな、先輩。」
桃音「ええ、今年に入ってからたくさんホームラン打てるようになったよ。」
葛西「狙うは甲子園優勝ですものね。」
桃音「それにはあんたも投げきらなきゃあかんのよ。」
葛西「そうっすよね。……八幡の球は打てそうですか。」
桃音「彼女も今年MAX155キロでしょ。厳しい相手にはなりそうだけど私は打つよ。」
葛西「俺も山茶花たちを抑えなきゃいけませんからね。」
桃音「それ以外にも強豪校はたくさんあるよ。そんな中で頂点とることがどれだけ大変か。」
葛西「今年で最後ですからね。最後に花を添えてあげたいです。」
桃音「しゃあ!」
ギイイイイイイイイイイイン!!!
「うへーーー。」
「一体今日で何本ホームラン打ってるんだよ。」
桃音「万全な状態で挑もうね。」
葛西「そうっすね。俺もピッチングいってきます!」
桃音「頑張って!」
………
桃音「待っててね、また対戦しに行くからね!」
ギィイイイイイイイイイイイイン!!!!




