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ドクターK少女  作者: レザレナ
第七話 怒りの初先発 対埼玉明治
141/835

第七話 第十八部 私の公式戦初打席!

 ストライクバッターアウト!

亜弓「やった!」

 綺麗に三球三振。九者連続奪三振をとった。私はグローブをポンポンと二回叩いて、「よし、よし。」と自分に言い聞かせた。

海鳳「ナイスピッチング。」

府中「安心するな。俺も打ってやるからな。」

亜弓「ありがとうございます!」

由紀「その前にバッターだぞっ! 頑張れ!」

亜弓「うん!」

 私は急いでバッティンググローブやバットなどを用意した。次はいよいよ公式戦初打席だ。


府中「羽葉、いるか。」

由紀「はい! なんでしょう。」

府中「日高って…バッティングはどうだ?」

由紀「そうですね…。当てることは上手いです。」

府中「なるほどな。」

由紀「あとバントは必ず決めてくれます。」

沖田「おっと、その言葉には俺も負けられないな。」

府中「お前には肩もあるだろ。」


 一打席目、当てられたらそれだけで大きな収穫だ。甘い球がきたら初球からいく!

佐藤「(バッターとしては未知数だ。様子見でいくぞ。)」

星田「(ただし、全力でな。)」

 振りかぶる。私は左足をゆっくりと引いてタイミングをとった。

星田「(ふん!)」

 シューーーー

 ズバーーーン!

 ストライクワン!

 インコースにズバッと決まった。目で追いきれないことはないけれど、いままで見てきた中で一番打ちにくい投手だ。甘いところにくれば当てることなら…できそう!

 シューーーー

亜弓「っ!」

 キィン! ガシャン!

 バットに当てることはできたが、バックネット裏にあたってファール。タイミングも合っているみたいだ。でも…前に飛ばせるかどうか…。ゴロを転がせれば何かあるはず! 当てなきゃ!

 シューーー

 キキイン!

 やった、当たった! だけどセカンドゴロ。強い当たりというわけでもない。私は一塁に走ったが、ベースがはるか遠くにある場所でアウトになった。初打席はセカンドゴロになった。


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