第七話 第十七部 スタンドでは…
由紀「(成長してるなあ、亜弓は。最初会った時はあんなにか弱くてで暗そうな女の子だったのに。今じゃ立派なエースだ。私も負けてられないな。お父さん、お母さん。私は頑張ってるよ。見ていてね。)」
バシーーン
ストライクワン!
九番バッターに対してもストレートで押していく。これが私の投球スタイルだ。思いっきり投げて投げて、押さえ込んでみせる!
優衣「すごいね、亜弓ちゃんって。」
香澄「私、野球をあまり見ないのですが、すごさがわかります。」
久美「なにか人とは違う雰囲気がありますし、会ったときの性格とは真逆ですね。」
棚橋「私はいままで本当にすごい人達を見てきたけど、あんなタイプは初めてな気がするね。」
蓮沼「あら、そうなの?」
棚橋「はい。覚醒というか…雰囲気のあるオーラが見え始めたらもう手がつけられないような。」
蓮沼「ということは、まだ本当の実力は開放されていないということかな?」
棚橋「私には…鎖で縛られている部分があるように見えます。」
真希「すごいなあ、やっぱり。」
瞳「私も早く国体出たい!」
恵美「そ、それを言うなら海鳳の方がすごいじゃない。」
千恵美「あれ? その発言は海鳳のことが好きということかな?」
恵美「ち、ちがう!」




