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オリジナルニュース9 大学野球 姉妹対決は姉が勝利!
※注意……実際の出来事とは関係ありません。小説内の出来事のみです。
春の大学野球では大きな見所を迎えていた。
東光のエース、椎葉真菜。日本国立のエース、椎葉佐奈。両者が試合でぶつかるのは二回目だ。
リベンジに燃える佐奈は6回まで完璧なピッチング。一安打も寄せ付けないすばらしい投球だった。しかし日本国立は守り勝つ野球。真菜の投球には全くなすすべも無かった。堀近のライト前が4回に出たが、それ以降全くバットに当たる音すら聞こえてこなかった。
試合が動いたのは8回。雨宮新太郎の一発が決め手となった。打球はレフトの中段へと刺さっていった。このまま真菜が抑えていき、一安打完封を成し遂げた。
姉の真菜は「狙っているのは優勝しかありません。姉妹対決ではなく、一人の選手として戦いました。」と冷静なコメントを残した。




