第六話 第九部 盗塁、そして先輩の打撃。
府中「ナイス!」
卜部「しゃあ!」
綺麗なライト前ヒット。相手のボールをしっかり見て打った打球だった。相手の守備は確実に抑えるような捕り方だった。
パーパーパーパッパパッパパー(ヒット音楽)
優衣「ハイッ! ハイッ!」
スタンドは盛り上がっている。このままのボルテージのまま次のキャプテンで点を取って勢いを付けたい。
深沢「(よし、ここはキャプテンに任せる。)」
府中「(まかせてください。)」
府中先輩がバッターボックスに入る。バットを立てて構えるとピッチャーだけにものすごい集中力をかけた。その姿だけでも威圧感を感じる。ベンチにいるだけでもビリビリと伝わってくる。この状態があの時、新入生歓迎会試合でされてたら…。おそらく長打になっていただろう。悪ければホームランになっていると思う。
ピッチャーはランナーを気にしながら投げる
シュッ
ダッ
府中「はしれ!!」
卜部先輩が走った。それも余裕のスタート。
バシーン ストライクワン!
ボールはど真ん中。しかし府中先輩は手を出さない。スタートが良かった卜部先輩は悠々と二塁へ。キャッチャーは投げれなかった。
中山「ナイスラン!!」
栗山「さすがっす!」
本当に卜部先輩は足が速い。埼玉大会の中でも注目されているのではないのだろうか。そして次の球。
シュッ
府中「ふんっ!」
キィィイイン!!!!
芦毛「よっしゃ回れ!!」




