サブキャラ紹介
=主に出てくるサブキャラ=
・リリエノーラ・ヴェルディー(26) 薄茶の髪・右目が緑、左目が金・女・魔法騎士
ルマルディー国の近衛騎士団の騎士団長。 〈光弾の騎士〉と呼ばれる。
気さくな人柄であるが、少々おちゃらけ過ぎている。が、実際は結構誠実。
弟子であるディルをからかうのが趣味。貴族ではないのだが、ロザリーとは小さい頃からの親友。
・イザベラ・フォルン・カイゼル(17) 金髪・深紅の目・女
レヤード家の家臣であるカイゼル男爵家の令嬢。一人娘。
ディルの婚約者。
ディルのことが大好きで、押せ押せな感じで、ディルを慌てさせるふんわり穏やかな少女。
一途で、とにかく突っ走る子なので、ディルが女性になる呪いにかかっている時には薬を集めまくってディルに飲ませていた強者。
・ヴィンセント・クロディクス・シャノン(16) 白っぽい金髪・青紫の目・男・人間・シャノン領主
通称、ヴィンス。世間では、「シャノン公爵」もしくは「王弟殿下」と呼ばれている。
王都に向かう途中で襲撃に遭い、逃げていた所を流衣達が助け、親しくなる。
繊細で儚げな見た目をしているが、意外に苦労人。よく気のつく性格な為、十五にも関わらず、分を弁えた言動や行動をとる。貴族にしては気さくな性格。
・ロザリー・クロディクス・エマ・ルマルディー(25) 深紅の髪・スカイブルーの目・女・人間・ルマルディー国女王
男前な美女。宰相であり婚約者でもあるマギィに一目惚れして以降ぞっこん。また、ブラコンに近い勢いで、実弟であるヴィンスを可愛がっている。
さばさばと切れのある話し方をし、気さくな性格。子供の頃はおてんばとしてその名を馳せていた。
好きなことは乗馬と城下町散策。嫌いなことはデスクワーク。外で剣の素振りをしている方が楽しいという、淑女らしくない女性。
二年前に王位を継いでからというのも騒動が絶えず、時折悩んでいる素振りを見せる。
・レッド(6) 赤茶の髪・灰色の目・男・竜
〈塔〉で働く青年。実は赤竜の化けた姿。
真面目な性格だが、喧嘩っぱやい。大変賢く、速読が得意な為にまだ六歳だが膨大な知識量を誇る。また、その為に精神的に落ち着いている。基本的に人間の味方。というより、杖連盟本部〈塔〉メンバーの味方。
アルモニカを妹分と言っているが、本当はレッドの方が弟分。ヘイゼルの弟子。
・ヘイゼル・スペリエンタ(69) 黒ウサギ族の獣人・男・魔法使い
黒ウサギ族の獣人。ラーザイナ魔法使い連盟の組合長。アルモニカの魔法の師匠で、グレッセン卿の教育係だった人物。
弟子からはクソジジイ呼ばわりをされているが、懐の広さや博識さ、魔法の腕から全魔法使いの憧れの存在となっている。その一方で、〈塔〉に所属する魔法使いにはふざけた爺さんだとも思われている。
・セト・クレメント・オルドリッジ(38) 灰色の髪・ダークグレイの目・男・人間・魔法使い
「灰色のセト」と呼ばれる。
魔法学校で研究している、転移魔法の権威の魔法使い。
ボルド村に居を構えており、宿屋ホワイトベルの女主人シフォーネと息子のナゼルの隣人。ナゼルととても仲が良く、休みには魔法を教えている。
・デューク・グレッセン卿(37) 深紅の髪・深緑の目・男・神官
風の神殿エアリーゼの神殿長。治癒のエキスパート。
話しているだけで辺りを和やかにさせる、落ち着いた空気の男。物静かであるが、無視できない存在感の持ち主。
静かな所で、風の音を聞くのが好き。
=〈悪魔の瞳〉サイド=
・ヴィクトル・アーツ(34) 白に近い銀髪・深紅の目・男・人間
〈悪魔の瞳〉の教祖。
貴族ではなく、富豪の家の出身であるが、見た目の異様さに加え先見の才を持つ為に父母には疎まれて育った。
幕間1より登場。
・サイモン・アーツ(16) 黒髪・金目・男・カラス族の亜人
〈悪魔の瞳〉の幹部。スローイングナイフの使い手。
元々、暗殺を生業にしているカラス族の里生まれなので、戦闘力は遥かに高い。が、破滅的に気が短い。
ラーザイナ・フィールド北部に暮らす珍しい亜人であるカラス族である為、幼少時に里から人買いにさらわれ、扱いの酷さの為に逃げ出し、路地裏に大怪我で倒れている所をヴィクトルに助けられ、それ以来、ヴィクトルを慕っている。
人買いにさらわれて以来、他人に触れられるのを毛嫌いしており、唯一ヴィクトルだけは触るのを許している。また、人買いや誘拐での売買を憎んでいるので、そういう者は容赦なく抹殺する。サイモン自身が歩く理不尽であるにも関わらず、理不尽な輩が目ざわりなので、自分のテリトリー内の犯罪者を取り締まっていたりもするから、ある意味では社会貢献をしている。
ヴィクトルの計らいで、一応、養子という立場にいる。
十一章より登場。
・ラズリード(21) 茶髪・右目が赤、左目が青・男・人間
〈悪魔の瞳〉の下っ端。サイモンの部下。サイモンをリーダーと呼んで慕っている。
両目の色がきついせいで家族に不気味がられ、居場所がなくなって家を出て、所持金をすられて途方に暮れていたところをサイモンに拾われる。その為、教祖よりもサイモンの方に恩義を感じている。
サイモンの性格が性格なので敵ばかりの中、唯一まともに付き合っている部下。そのせいか、サイモンにはラズリーと呼ばれて少しだけ気を許されている。
四十五章より登場。
・ユリア(26) 金髪・青目・女・人間
〈悪魔の瞳〉の幹部。有能な魔法使い。
小柄な美女だが、顔の右半分に火傷の痕がある。他の〈悪魔の瞳〉メンバーと同じく、事情を持つ。
九章より登場。
=ネルソフ サイド=
・アーク
ネルソフの現ギルドマスターであり、聖具を盗んだ張本人。元は善良な神官だったが、魔王の心に乗っ取られている。
*おまけ*
※大幅に略してます。
=移動劇団スカイフローラメンバー=
・クレメンス・スクレドニ
リメランの実父。劇団の団長。味覚オンチ。
元は王都で魔法について研究する学者だった。
・リメラン(24)
クレメンスの実の娘。
ゆるゆる~な空気をしている綺麗な女性。吟遊詩人でもあり、劇団の花形のヒロインに扮する。
・ジェシカ(7)
茶髪緑目。ツインテールの女の子。
無邪気で見ていてとても可愛らしい。泣き虫。少々おませなところもある女の子。
ランスのことを呼び捨てにしては、兄と呼べと怒られているが、一向に懲りない。
・ルディー(17)
薄紫の髪と薄青い目をした少女。黒いカチューシャがお気に入り。質素な薄紫のワンピースを好んで着ている。
劇団の調理場を仕切っていて、子ども達の面倒を見る姉、を通り越して母親役。
勝ち気ですぐに手が出る。怪力なので、結構拳骨は痛い。
意外に涙もろい。
・ランス(13)
金髪灰色目の快活な少年。少々口が悪く態度もでかい。
口ではなんだかんだと文句を言いながら、ジェシカの面倒をみていたりと、世話焼きなところもある。憎めない感じ。劇団の皆のことを家族だと思い、大切に思っている。
元は孤児院にいたが、待遇のひどさに耐えかねて逃げ出して広場にいたところ、クレメンスに出会う。
サジエと仲が良く、たいてい一緒に行動している。兄弟とも親友ともいえる間柄。
・サジエ(13)
黒茶の髪を伸ばして後ろで纏め、緑色の目をした少年。
少々痩せぎすで、いかにもインドア派といった感じ。知恵が回って頭が良く、知識欲旺盛。
ランスと仲が良く、たいてい一緒に行動している。兄弟とも親友ともいえる間柄。
他、大人では、青年一人と男が一人、女が二人と、中年女が一人。
全部で十一人いる。