主な登場人物
=主な登場人物=
*作者のメモ用として作成したものなので、長いですが、あしからず。
・折部流衣(16) 黒髪・黒目・男・人間・魔法使い
霊感が少しあり、ちょっと記憶力が良いくらいの、ほとんど取り柄のない中学三年生の少年。勘の良さのせいで異世界ラーザイナ・フィールドに飛ばされ、帰る為に奮闘中。
身長155cmという背の低さと、見た目が地味な割に、大きめな目をした顔立ちせいで、女の子と間違われることが多い。
常に弱腰・弱気で、人前に出るのが苦手、その上泣き虫だが、優しい性格をしている為に震えながらも敵に立ち向かう、度胸があるのかないのか分からない性格の持ち主。
料理は出来るが、それ以外の家事は苦手。他にも、何かを作っているのが好き。好きな科目は数学や理科。動物が大好き。
パティシエを目指す七つ年上の兄を持つ。
武器:名匠ヴェルダの遺作「水の七」の杖型。
得意魔法:結界魔法や足止め系統。
・オルクス(?) 黄緑色のオウム・オス・使い魔
女神ツィールカに仕える高位の使い魔。
女神に頼まれた為、流衣の案内役として使い魔となる。
流衣のことを気に入り、主人としてよく慕っているが、ちょっと過保護気味。結構気が短く、すぐに報復など怖いことに走るので流衣は止めるのに必死。
長生きをしている為に博学で、魔法も使える。
主人である流衣の血と魔力と許可を貰えば、人型に化けることも出来る。
性格的に合わないのか、よくリドと喧嘩している。また、魔物らしく敵には一切容赦がない。
---人型オルクス---
見た目は亜人。耳が黄緑色の羽で、黄色に近い金髪と黒い目をしている、二十代後半の青年姿。
黄緑色の長衣・黄色いシャツ・黒いズボン・赤い羽根飾りのついた生成り色のブーツを身に着けており、凛々しい佇まいをしている。
穏やかな笑みを浮かべながら、策士のようなしたたかさも垣間見える。
武器:無し。人型であれば、素手でも強い。
使える魔法領域:光、風、火系統
得意聖法:術三・癒し。
・リド(本名:リディクス・グレッセン)(18) 赤髪・琥珀色の目・人間・風の〈精霊の子〉
ルマルディー王国東の辺境にある〈言葉交わしの森〉に住む木こりの少年。盗賊団襲撃事件以来、流衣の行く先に興味を持ち、旅に同行する。
風を自由に扱う〈精霊の子〉。優秀なダガー使いで、身が軽い。
盗賊団の件の為、自分の家族や故郷の記憶がなかったが、風の神殿エアリーゼで記憶を取り戻す。グレッセン家の跡取りだが、二年後に継ぐことになったので、それまで自由に旅をしている。
父親に似たのか、治癒の聖法が得意。薬草調合にも興味があるらしい。
頼りになる兄貴然としていて、実際、とても頼りになる。生い立ちがそうさせるのか、とても世渡り上手。そして溌剌としていて、爽やかな空気を持っている。またさばさばと口調に飾り気がなく、同性に好かれやすい気質の持ち主。が、意外に短気で喧嘩っぱやい。
根本的なところで人が好い為、憎めない感じの好青年。
性格的に合わないのか、よくオルクスと喧嘩している。
武器:ダガーでの双剣使い。
魔法ではないが、風を自由に扱える接近戦タイプ。
得意聖法:術三・癒し、術四・薬効強化
・ディルクラウド・レシム・カイゼル(18) 白に近い銀髪・水色の目・人間・魔法騎士見習い
〈光弾の騎士〉リリエノーラを師匠と仰ぐ魔法騎士見習いの少年。
レヤード侯爵家の三男だが、家を継げない為、騎士を志す。家に伯爵の地位を貰っており、レヤード侯爵領内にある臣下のカイゼル家に婿養子として入ることが決まっているので、カイゼルの家名を名乗っている。
病気がちで吐血ばかりしている気の優しい長男フィルフと、それを補佐する堅物だが家族思いの次男である兄ヴァンと、王都にいる貴族に嫁いだ姉ミリアナがいる。上から順に、フィルフ、ミリアナ、ヴァン、ディルで、ディルが末っ子。
イザベラとは親が決めた婚約者同士。
超がつく真面目な少年で、見た目の冷たそうな印象と異なり、とても親切。それどころか、兄の影響で少々世話焼き気味。騎士の本分を追求しており、誠実な人柄をしているが、堅物なのが玉に瑕。熱血でちょっと暑苦しい。
リリエノーラに一人放り出されてしまい途方に暮れるが、面白そうだからと流衣達についてくる。
現在、王都にて人質役真っ最中。
さりげなく波乱万丈な人。
武器:大剣、短剣、素手(格闘術)
一応、貴族の嗜みとして弓術も使える。が、接近戦の方が得意。
ただし魔法も使える為、どちらかといえば中距離戦タイプ。
得意魔法:光系統中、リリエノーラオリジナルの術・光弾が得意。
・ノエル(1) オス・小型竜
真っ白い鱗、水色の目、青い翼をもった小型竜。一年で70cmほどに成長している。これでも大人。
孵化時の刷り込みによりディルを親と認識し、絶対服従している。ノエルにとってディルは親だが、ディルはノエルを使い魔としている。
地球で、十二月二十五日のキリスト教での聖なる日に生まれた子どもをノエルと付ける、という流衣の言葉で名が決まる。
人型になって、ディルの小さな従者として奮闘中。
武器(?):爪、牙、口から吐く炎
・アルモニカ・グレッセン(14) 赤髪・濃緑色の目・人間
「杖の宝」と呼ばれる杖連盟の幹部にして、ヘイゼルの弟子。また、風の神殿の跡取り娘。
口が悪くて暴力に走りがちな少女だが、気遣い屋で気にしがちなところがある。
魔力は凡人並みだが、魔法道具開発にかけて右に出る者は滅多にいない。研究に没頭して引きこもりがちだが、それは母親から外出禁止を言い渡されている影響。
スノウリード魔法学校では、女史とあだ名されている。
武器:桃灰色の石をはめたロッド(短い丈の杖)
得意魔法:火、風系統
得意聖法:術三・浄化(術一・解呪以外はほとんど使える)