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青春コンプレックス

作者: さっぽろな

私は青春コンプレックスというものを患ってしまった。これから私が語る話は私が経験しなかった青春というものを堪能してきた人間にはきっと理解出来ないだろう。

まず、私は四季の移り変わりが好きだ。春には桜や温かく寝心地のいい陽射が、夏には海や花火、蛍、秋の過ごしやすい気候に、冬の雪や炬燵は当然外せない。しかしこれらにはいずれも青春というものが私の関与出来ない場所で付随してきていて、インターネットを通じて心に傷を負わせてくるのである。具体的にいうと夏祭りを大勢の仲間とみて、キレイと呟いて出店を全部回って恋人と帰路についてまたねをする。冬に雪山へ行って男女で雪山を滑ったりゲレンデマジックで相手を意識してドキドキする。過ぎ去った季節を回顧してもう一度戻れないか考えること。全部私が出来なかったこと。

私が抱いている青春という希望の中には結局男女の中が羨ましいというのがあると思う。電車で一緒に通

学するとか、学校行事のことで盛り上がるとか何気なくて初々しい、もう私が二度と取り戻せないものがキラキラ輝いていて羨ましいのだと思う。ある程度歳を重ねると恋とか好きとかだけでなく結婚だとか世間体だとかお金だとか考えてしまう。悪いことではないが純ではない。勿論少年少女も全て純の恋愛ばかりではないだろうがやはり私は十六、七歳での恋愛に夢を見てしまうのである。青春コンプレックスにかからないように学生諸君生きている今を生きてほしい。私は青春には戻れないけれど愛を探してみようと考える。

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