眠り姫
眠り姫
君は眠り姫
いつまでも夢を見続けるお姫様
眠り姫
君は眠り姫
永遠に眠り続けるお姫様
そんな君を僕はいつまでも
待ち続ける
僕から目覚めの接吻をしても
君は目覚めない
僕は
君の王子様じゃあないらしい
君の王子様は
何処に居るというのだろう……
君は眠り姫
微笑んで夢を見続けるお姫様
その長い長い眠りが
打ち破られる時
僕は何処に居たらいいのだろう
王子様と
それを見上げた君の薔薇色の唇が開かれた
その時を
複雑な思いで見なきゃならないのだろう
眠り姫
どうして僕では駄目なんだ……?
お読みくださりありがとうございました。