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大珍獣ゲロラ

発進!!八丈島秘密基地!!ゲロラ大作戦!!

 シリーズ大珍獣ゲロラのお話です。今回は八丈島が主役です。よろしくお願いします。

 2022年東京都心、大珍獣ゲロラが現れた。これで何度目だろう。また都心を壊し始めた。東京都知事はこの緊急事態に特法を発令、満を持して八丈島秘密基地を派遣した。

 八丈島は太平洋に浮かぶ伊豆諸島の東京管轄の島である。度重なる大珍獣ゲロラの登場により都は予算をかけて島を改造八丈島は動く要塞基地になった。八丈島から戦闘機が飛び立ち砲台を向ける。もうすぐ東京湾だ。人工衛星ハイビスカスサテライトとも通信が始まった。

 大珍獣ゲロラは体を乾かしたかった。カエルの怪獣とはいえたまに体を乾かさないといけないらしい。そんな気がしているだけかもしれないがどうしてだか陸に上がるとビルやマンションを壊してしまう。人間にとってはとっても迷惑な生き物だった。

 八丈島秘密基地が東京湾に着いた。ゲロラはすでに戦車と戦闘機に囲われ慌ててたようだ。八丈島の砲台が放火する。東京都知事からドリルミサイルの使用許可も出た。ゲロラを海に追いやるか消滅させるのが今回の目的である。

 大珍獣ゲロラ掃討作戦は激化した。ゲロラが何か新しい行動をした。口から液体を吐き、その液体に触れたものは全て溶けてしまうという恐ろしい技を覚えたようだ。戦車も戦闘機もドリルミサイルさえも口から吐かれた液体の触れるとみるみるうちに溶けてしまう。まずいと八丈島の基地の隊員と東京都民は思った。

 そこで東京都知事は最後の切り札を指示した。八丈島秘密基地の隊員は慌ただしくなる。八丈島秘密基地は砲撃しながらゲロラと距離をとった。人工衛星ハイビスカスサテライトと通信を本格化した。そして八丈島の八丈富士の火口に設置してあった天空に向けたビーム砲の口が開く。隊員たちは慌ただしく通信をはじめカウントが始まる。ゲロラが接敵している戦車や戦闘機ももう持ちそうにない。八丈島の砲撃もゆるめない。ゲロラは溶ける液体を吐き続ける。カウントが10を切った。戦闘機や戦車は後退を始めた。全力で後退している。ゲロラはあれ?っと我に返る。そしてどうしよう?っという天然的な動物行動を見せる。カウントがゼロになった。八丈富士の火口のビーム砲が空にビームを撃つ。宇宙に撃った。東京都民はあれ?と思った。

 宇宙に放たれた大量のビームは人工衛星ハイビスカスサテライトのビーム集積ミラーに当たる。そして人工衛星と八丈島の隊員達の操作により正確に位置認識されゲロラの頭上に向け人工衛星ハイビスカスサテライトからビームが放たれた。

 ゲロラは一瞬島が光ったので身をかがめようとしたがあれ?と思ったようだ。だがすぐやばいと気づいたようだ。空の頭上が光ったと思ったら大量の広範囲のビームが東京湾付近のゲロラの立ち位置にふりそそいだ。ゲロラは思った。あ、これ死んだな。東京都民は思った。ゲロラも大変だけどこれ東京は大丈夫なの?と。光が降り注ぎ数十秒後光はやんだ。東京都民は一面焼け野原になると思ったがそうではないようだ。そのビームは建物とかには影響なかった。生物だけに影響があり致命的なダメージを与える光だった。

 東京都民はほっとした。あれ、ゲロラがいない。跡形もない。やった!!消滅したのか?隊員達は勝利したかと喜んだ。しかし八丈島秘密基地のモニターの画像解析をするとゲロラはビームを受けるほんの一瞬のすきに蛙飛びで東京湾の海に飛び込んだ。ビームは海水の中までは効かないようだ。でも一時的にゲロラを退けた。勝利である。また当分来ないだろう。東京都民と八丈島の隊員は歓喜した。そして八丈島は定位置へ帰還する。ありがとう八丈島秘密基地。ありがとう隊員。これからも怪獣が来たらお願いします。


                                      おしまい

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