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『散文的さんぶん』   作者: 小田切 環
1/1

「君は知らない」20090409



 『だけど 君は知らない

  僕が 息をひそめていることを

  僕に 肖像をください』


僕は夢の中で

とても素敵な詩を

聞いたんだ


それは国語の時間

先生に読まれたんだ


僕ははじめてその詩を聞いたのだけど

すぐにその詩は僕が書いたってわかった


僕はどきどきしながらその朗読を聞いていた


まわりの友達の顔も見れなかった 大好きなAの顔なんてとても!


詩はゆっくりと読まれ

最後に僕の名が明かされた


僕は恥ずかしくて顔を伏せたよ


だけどそれは

それは素敵な詩だったんだ


だけど僕は緊張していたし

ちょっぴり長い詩だったので

ほんの数行しか

書きとめておくことが

できなかった


それもひっしでかきなぐったから

うたがわしいんだけどね



 『だけど君は知らない

 僕が息をひそめていることを

 僕に肖像をください』



それは本当にすばらしくて

聞きながら僕は

泣いてしまった





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