【読み切り】
お久しぶりです。
一ヶ月ほど放置してしまってました。
ちょっと別の作品が危うい時が多くこちらに気が回らなかった・・・といういいわけは置いておいて、今回は幼なじみどうしパート2みたいな感じです。溺愛自由人×苦労人みたいなw
「なー!なぁー!なーなー!なーってば!!起きろよ、達弥!起きろー!!」
「ZZZZZZ」
「起きろよー!・・・なぁ、たのむから起きてくださいってば!!」
じゃなきゃ困る。すっごくすっごくものすっごく困る。(;´Д`)ってなるくらい困る。
俺がじゃないぞ。お前がだ、馬鹿達弥。
ここは俺とこいつも通ってる公立高校の屋上。ちょっと前から壊れてて中に入り込める。教師は一応それに気づいているけど、みてみぬふりしてるのはこの馬鹿達弥が関係してる。
この馬鹿達弥こと天貝達弥の父親がこの学校の理事長なのだ。けっこう怖い理事長で有名だけどよく外国のお菓子くれるから俺は好きだな。
え、なんで俺がそんな人からお菓子貰ったり知ってるかって?
それはこの馬鹿達弥と俺が腐れ縁の幼なじみだからだな。うん、ちびだった頃からの知り合い。だから双方の親も知り合いなのだ。って今はんなこと言ってる場合じゃない!
「だから、起きろよ〜!!」
「ん・・・なに光輝・・・うっさいんだけど。」
「やっと起きたか馬鹿!!早く俺の上からどけーーー!!!!」
そうこの馬鹿達弥。何故かフェンスにもたれ掛かって座っている俺の体に重なるように俺にもたれ掛かって寝てるんだ。見かけ以上に息苦しいわぼけ!!
「いいから降りろ!どけ!潰れる!お前の体重考えろ!」
「お前よりは重い・・・。」
「そうそう・・・ってちがーう!!いや違わないけど、でもちがーう!!そういう事じゃなくて、どけっての!起きたならなおさらどけー!!」
「・・・・やだ。」
やだですか。嫌だと言いますかこのやろう・・・。
「もーいい!ならちからづくで退かしてやる!!」
「どーぞ。出来るもんならやってみな。」
むかっ・・・・
そう言われたらムカつかないわけがない。おれはむきになって力一杯達弥を押しのけようとした。
みんなわかってたって?
「こんのっ・・・馬鹿達弥!!お前余計体重かけてんだろ!!重たくなったわ!!」
「だってどくとか言ってないし。俺お前から離れたくないの。」
「っ・・・///////って・・・だからって俺を押し潰すなぁ!!」
「んー・・・じゃこっちならいいだろ?」
「は?ぬわあああああああっ!!!!??」
なにこいつ。一瞬にして居場所逆転させた!?つか・・・。
「俺を解放しろばかー!!!!」
「おやすみ(σω-)。о゜」
「ちがーう!!寝るな!!死ぬぞもれなく!!つか俺が殺す!!」
「この拘束から抜け出せたらな。」
うん、無理だね☆
「離せーーー!!」
「やだ。好きだよ光輝。」
「ん・・・・俺も・・・・ってちがーう!!!!!わー寝るなぁ!!・・・あ・・・。」
達弥が寝てしまったのと昼休みが終わったチャイムがなったのは悲しくも同時だった。
俺・・・また体育サボっちまったじゃんか・・・達弥のバカヤロー!!!
あ、因みに光輝のフルネームは朝比奈光輝です。
というどうでもいい補足でした!