第二章
バイトが忙しいせいか、更新できませんでした。
すいません。
「はあ~」
順平は朝から気分がとても悪かった。
"あいつ"とは、関わりを持ちたくなかったのはずなのだが、手紙を渡されてしまった。
手紙はまだ読んでいないが、多分、今日"あいつ"に家に呼ばれるのだろう。
「今日は、最悪な日だな・・・」
考え事をしながら学校を目指していると、走る足音が聞こえてくる。
その足音は徐々に順平に近づいてくる。
「おっはよーう!順!」
後ろからいきおいよく助走をつけられ、ひとりの少女に肩パンをされる。
肩パンにあまりにも力が入りすぎているせいか、順平はとても痛い。
順平はひざをつくと、その少女を見上げる。
「なんだお前か・・・」
「ちょっと!なんだお前かはないでしょう!せっかくあいさつしているのに」
「悪い・・おはよう」
この気の強い少女は俺の幼馴染である立川 春奈である。
黒髪にセミロングであり、目はパッチリしていて、顔のパーツは整っている。
いわゆる美少女である。
容姿から、学校の男子からは人気で、春奈を狙っている男子も少なくない。
「順、なんか表情暗いけど、なんかあったの?」
「いや別に・・・」
「そう?ならいいけど、けど何あったら私にちゃんと相談してね」
「ありがとう、心配かけて悪いな」
まるで姉みたいに見えてくることもある。
春奈は順平にとっては好きという恋愛感情の対象でもない。
けど、幼馴染でもあり、ずっと一緒にいた仲でもあり、親友みたいなものである。
ひとまず学校を目指した。
学校に着くと校門をくぐる。
この学校は魔法コースと科学コースに分かれている高校である。
通常、中学校までは基礎学力と科学と魔法を勉強する。
そして、高校から科学コースと魔法コースに別れるのである。
しかし、中には小学校から高校までエスカレータ式の学園もあり、小学校からコースを選べる所もある。
学校に入ると、靴をはき変える。
順と春奈はひとまずここでお別れである。
この学校は科学コースと魔法コースとで校舎が別になっているからだ。
「じゃあ、私はこっちだから、ここで」
「ああ・・」
「なんかあったら私に連絡すること!あと昼は来るんだよ!」
「ありがとう、でもそんな心配しなくても大丈夫だよ」
「もう、真面目に聞きなさいよ!ってちょっと!!」
順平と春奈が話している最中に、クラスの春奈の友達数人が春奈を連れて行ってしまった。
「あいつは本当、人気だな」
順平は独り言をつぶやいた。
順平も教室に向う。
これから更新していこうと思います。