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愛の残響  作者: あぜるん
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67. ルカ:最後の戦い!パート1.

すべてが終わるまで、あと数日だった。

準備はすべて整っていた。計画も完璧だった。

ロッコとダンテと、毎日のように何度も細部を確認し、何度も見直していた。

どんな小さな見落としも許されなかった。ほんの一つのミスが、俺たち全員の終わりになり得たからだ。


攻撃は、ジョルダーノが所有する主要な拠点すべてに、同時に仕掛ける予定だった。

重要な場所には俺の部下を配置していたが、それだけでは足りなかった。

なぜなら、そこで働いているのはまだジョルダーノの人間だったからだ。

襲撃の際、マネーロンダリングの店、カジノ、そして奪い取る予定の施設にいる従業員たちは、全員拘束するだけだった。

殺すつもりはなかった。

彼らを殺しても俺には何の得もないし、生かしておくことが危険になることもなかった。

彼らはただの従業員で、ジョルダーノからも安い給料しかもらっていなかったからだ。

拠点を奪った後、残りたい者には今より多くの給料を提示する。

去りたい者は自由に去ればいい。

金で続けるのも、立ち去るのも、選択は彼らに任せるつもりだった。


この計画を作り、ここまで進めるにあたって、イワノフはあらゆる面で俺を助けてくれた。

だが、襲撃の瞬間、イワノフの部下たちは俺と一緒には動かない。

それはニコライ・イワノフ自身の命令だった。

もし襲撃の最中に警察や国家機関が介入し、ロシアンマフィア、特にニコライ・イワノフの名がこの事件に絡めば、国家間の問題になりかねない。

それがなくても、イワノフは政治家でもある。だからこそ、慎重でなければならなかった。


この悪夢が終わるまで、あと数日。

あと少しで、すべてが終わる。

どれほど準備を重ね、どれほど綿密に計画しても、これは戦争だった。

小さな戦争だとしても、戦争であることに変わりはない。

戦争には必ず勝者と敗者が生まれる。

とくに銃が絡む戦いではなおさらだ。

俺の戦いも銃の戦争だった。

その結末が、俺と家族の死で終わる可能性もあった。

だからここ数日、俺はできるだけ家にいるようにしていた。

攻撃の前の最後の時間を、家族と過ごしたかった。


その夜も、みんなで計画をもう一度確認した。

やがて全員がそれぞれの部屋に戻った。

ロザリアはエリオとジョヴァンニを寝かせ、

ドメニコはまたダンテの腕の中で眠っていた。


俺は二人を起こさないようにそっと抱き上げ、寝室へ連れて行った。


「あなた、何をしてるの?」

ロザリアは、子どもたちを俺が抱いているのを見て驚いた。


「会いたくてさ。今夜は一緒に寝よう。」


エリオとジョヴァンニをベッドに寝かせ、二人をロザリアと俺の間に置いた。

二人とも目を覚ました。

エリオは目を開けてロザリアを見ると、ぎゅっと抱きつき、そのまますぐに眠った。

ジョヴァンニはロザリアの方は見もしなかった。

目を開けて俺を見つけると、嬉しそうにして、小さな腕と足で俺によじ登ってきた。

温かくて赤い頬を俺の胸に押しつけ、そのまま眠りに落ちた。


「ボス!ボス、起きてください!」

マッテオが叫びながら、俺たちの寝室のドアを叩いていた。


ジョルダーノの連中が襲ってきたのだ。

マッテオが来る前から、俺はもう目を覚ましていた。銃声が家中を叩き起こしていた。


「ロザリア、子どもたちを連れて、すぐにワインセラーへ行け!」

俺は銃を取り出した。


ジョルダーノは、最後の武器の輸送を俺が奪ったことに気づいたのだ。

俺の計画までは知らなかったが、

それでも、自分の仕事を邪魔されたことを知り、軍隊のような人数を俺の家に送り込んできた。


「丘の上の家の連中はどうなってる?」

俺はダンテとマッテオと一緒に外へ出ながら尋ねた。


「そっちも交戦中です!今も撃ち合ってます!でも、ジョルダーノの部下が多すぎる!車を八台見ました!」

マッテオは銃を構えながら答えた。


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