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愛の残響  作者: あぜるん
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66. ロザリア: 生煮えのパスタと壊れない絆!

また、私たち三人は同じ家にいた。

また一緒に暮らしていた。昔のように。

でも今回は違っていた。今回は、ほんの短い時間だけだった。


数週間前、ルカとロッコはイワノフの手下たちと会うために行った古いレストランで罠にかかった。ダンテは二人を助けるため、自分の身を危険にさらした。その日、ルカとロッコはガスで意識を失った。でもダンテのほうがもっとひどかった。建物が爆発して重傷を負ったのだ。彼は数日間、病院に入院していた。

ルカはダンテを私たちの家に連れてきた。彼を一人にはできなかった。彼が誰なのかは知られていて、病院にいればいつ殺されてもおかしくなかったからだ。


ルカのガブリエル・ジョルダーノを追い詰める計画は、もうすぐ終わろうとしていた。あと一週間。たった一週間で、この悪夢は終わる。襲撃の計画もすでに整っていた。


ダンテの怪我は治っていたが、彼は去ろうとしなかった。ルカの計画が終わるまで、ここを離れたくなかったのだ。傷は重かったが、三週間で回復した。ダンテを治したのはドメニコだった。


実は、ダンテは最初から――刑務所を出て、この家で私を見たその日から――私をルカから奪おうとしていたわけではなかった。彼はただ、私に思い出してほしかっただけだった。ダンテは、私を永遠に手放す前に、私の一部が欲しかった。自分の中に残しておくための一部。その「一部」がドメニコだった。ダンテが最初から欲しかったのは、ドメニコだったのだ。


ジョヴァンニとドメニコは同じ部屋で寝ていたけれど、ダンテが来てからジョヴァンニは別の部屋に移った。ダンテはドメニコの部屋に泊まっていた。ルカの希望だった。

爆発のあと、ダンテの胸は傷ついていたが、毎晩ドメニコを胸に抱いて眠っていた。小さな天使は、笑いながら手足をばたつかせて、ダンテを癒していた。ドメニコは父親にすっかり懐いていて、一緒にいるとまったく泣かず、とても楽しそうだった。ダンテが来てから、息子は私と一緒にいるのは食事のときだけになった。私はドメニコをミルクのために抱くくらいだった。ダンテは彼と一緒にお風呂に入るのが大好きで、二人が入ると、笑い声がリビングまで響いていた。


家の中には、不思議な幸福と静かな安らぎがあった。ルカとダンテは、どこか違って見えた。二人とも、まるでどこかへ旅立つ準備をしているようで、それぞれ一人きりの旅に向かおうとしているようだった。


また同じ家で、また一緒にいた。

でも今回は、すべてがまったく違っていた。

もう三人とも、互いに言い残すことはなかった。誰も怒っていなかったし、誰も恨んでいなかった。三人とも、もう何も隠していなかった。言いたいことはすべて言ってしまっていた。私たちは互いに傷つけ、悲しませたけれど、その絆は切れてはいなかった。ただ、変わってしまっただけだった。

それは、大泣きしたあと、目の中に最後に残る一滴の涙のようだった。落ち着いて、冷えて、それでもまだ残っている一滴。私たちの絆は、その最後の涙のしずくのように、ほんのわずかで、冷たくて、それでも確かにそこにあった。


ダンテは来てからずっと自分の部屋にいて、一日中ドメニコと過ごしていた。最初の数日は怪我のせいで食事も部屋でとっていた。回復してからも、ほとんど部屋を出なかった。夜、ドメニコを寝かせ、皆が部屋に引き上げたあとで、ダンテは一人でキッチンに降りて食事をしていた。


その夜、ルカが家に帰ってきた。家の中は静かだった。ルカは帰るとジョヴァンニの部屋へ行き、遊んでから寝かしつけ、キッチンに降りてきた。私はエリオに本を読んでいて、読み終えてからルカのもとへ行った。子どもたちは眠り、家は静まり返っていた。

その夜は、ルカも私も夕食をとる時間がなかった。ルカは、私の大好きなトマトパスタを作っていた。その香りは二階まで漂ってきていた。私がキッチンに降りると、もう料理はできあがっていた。


「すごくいい匂いね」

私は棚からお皿を取り出した。


私が皿を出している間、ルカは料理に合わせるワインを選んでいた。


「ダンテ、何を飲む?」

ルカが声をかけた。


そのとき、ダンテはキッチンのドアから引き返そうとしていた。彼もお腹がすいていて、ドメニコを寝かせてから食事をしようと降りてきたのだ。私とルカがここにいるとは思っていなかった。二人を見て、黙って自分の部屋に戻ろうとしていた。でもルカが気づいた。


ルカはテーブルの端に座り、ダンテと私は向かい合って座った。テーブルの上には、トマトパスタが三皿と、白ワインが三杯だけあった。


ダンテとルカは同時に食べ始めた。ルカは一口食べると笑い出した。


「お前、まだパスタの茹で方が分かってないな」

ダンテは笑いながら食べ続けた。


私が最後に口にすると、パスタはまだ芯が残っていた。


「俺たち、11か12歳くらいだったよな。試合のあと、ダンテの家に行ったんだ。すごく腹が減ってて、家には誰もいなかった。ダンテは“最高のトマトパスタが作れる”って言ったから、俺は信じたんだ……。“俺がソースを作るから、お前はパスタを茹でろ”って言われて。あいつ、ソースを焦がして、ひどい匂いだった……」

ルカは笑いながら食べ続けていた。


「でも、そのソースにはそのパスタがぴったりだった」

ダンテも微笑みながら食べ続けた。


「俺もパスタをひどく作った。全然茹で上がってなかった……」

ルカは手を止めてダンテを見た。

「生煮えで、まずかったのに、なんで食べたんだ? しかも全部食べてた」

ずっと気になっていたことを聞くような声だった。


「お前を悲しませたくなかったんだ」

ダンテは自分の皿を見つめていた。

「お前こそ、なんであの焦げたソースを食べた?」

ダンテは顔を上げてルカを見た。


「俺も、お前を悲しませたくなかった」

ルカはそう言って、また食べ始めた。


ルカもダンテも、皿の中のパスタを最後まで食べた。

ルカが作った生煮えのパスタは、二人の親友が長い間食べた中で、いちばんおいしい料理だった。



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