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四面楚歌  作者: castle
7/8

天気予報

このままでは嫌な予感がする。


ガビョウを入れた犯人を特定できなければ、

また"新しいこと"が始まってしまう気がする。


一体どうすればー…。


考えたって分からない。


昼休みになると途端に校内はテーマパークかのように

うるさくなる。


あたしはこの空気が苦手だった。


なぜかは分からない。


ただ嫌だった。


まるで子どもが嫌いな食べ物を残すようなー。


また屋上に足を運ぶ。


最近の日課。


静かな屋上は風が心地良い。


最近で一番好きな時間かもしれない。


授業はつまんないし、休み時間の教室なんて

特につまらない。


……………。


ナホは今頃なにをしているのだろうか。


ナホがいれば"つまらない"なんて思う事は

なかったのに。


あたしも随分と変わってしまったのかもしれない。


何だかもうあいつと遊んだって楽しくない気がする。


どんな道具を使ったって。


どんな方法を使ったって。


ナホがいなければー…、ナホがいなければー…、

ナホがー…、ナホー…。


唐突に視界がぼやけてきた事に困惑する。


これは、、雨…?


今日の朝みてきた天気予報と全然ちがう…。


嘘つき予報士。


でも、その割にはやけに太陽の光が眩しい。


今のあたしにはその光がとても鬱陶しかった。


まるで寝起きの子どもが目を細めるようにー。


鬱陶しいな。もう…!


なんでナホ来ないんだよ…!


鬱陶しい。鬱陶しい。鬱陶しい。鬱陶しい…。


なんで!雨なんか降ったら屋上でゆっくりできない!


あの嘘つき予報士を探し出して遊んでやろうか。


でもあたしにはナホがいないとー…。


「ガチャ…」


屋上のドアを開ける音がやけに弱々しい。


って、誰か来た!!??


まずい、隠れなきゃー…、


見るとそこにはあいつの姿があった。



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