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賢者見習いなのに軍師です  作者: ilice
第一章 はじまり
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召喚者は第一王女

有能な秘書と護衛がいるから内政もダンジョンも学校も行けます。行けるはずです。

●1章1話 召喚者は第一王女

王国の第一王女:

ここはノキリア王国です。私は王国の第一王女です。召喚させていただきました。

 できれば私の国のために働いてください。できる限りの報酬は出させていただきます。

 いろいろ聞きたいことあると思います。話の途中でもいいので、質問してください。


オレ:

 なんで召喚されたのですか?戦争とか魔王とかで困ってる?


王国の第一王女:

 いいえ、この大陸で最強の帝国も穏健派が盤石ですし、魔王は152年前に大賢者様に封印されて以降には現れていません。

 この召喚はある意味予防です。


オレ:

 困ってないのに予防で召喚って、ありなの?


王国の第一王女:

 困ってから泥縄で召喚して間に合うと信じるほど国王も宰相も頭がお花畑ではないですよ。

 前の大賢者様がお隠れになる前からできる限り召喚を繰り返しています。

 ただ、召喚しても、賢者とか戦士とか魔術師とかの適性がないとか、すぐ帰りたいとか、働きたくないとか、いろいろあります。


オレ:

 なるほどね。それじゃあ困ってから召喚っていうのはリスク高すぎですね。


王国の第一王女:

 あなたのステータスは召喚時に確認させていただきました。

 王国としては、まずは賢者見習いとして学んでいただきたいと思っています。

 その後、どうするか決めるということでいかがでしょうか?


オレ:

 (げ、ステータス見られてるって。どこまで。嘘言うかもだけど聞いてみるか?)

 ステータスって、わかるんですか。教えてください?


王国の第一王女:

 あなたのステータスは、

 HP:31

 MP:43

 LP:100

 SP:20

 INT:39

 AGI:7

 STR:4

 DEF:5

 基準がないと、わからないと思いますので、簡単に言うと、

 老人を除く成人の一般人の平均はHP100、MP10、LP3、それ以外は20くらいです。

 貴族のMPは平均30、普通の魔術師のMPは35から55くらい、王国騎士のHP平均は200くらいです。


オレ:

 王女様のステータス聞いてもいいですか?


王国の第一王女:

 HP:230

 MP:65

 LP:4

 SP:51

 INT:24

 AGI:39

 STR:12

 DEF:41


オレ:

 王女様って普通じゃない魔術師なんですね。


王国の第一王女:

 そうですね。でも、召喚使ってステータス下がったんですよ。

 持ってるMP以上の魔法を使うと、MP最大値もLPも下がってしまうんです。


オレ:

 (やば、オレの召喚で下がったって事みたい)

 じゃあ、もう召喚とかできないんですか?


王国の第一王女:

 召喚はあと2回、召喚の戻しはあと3回使えます。

 あなたが戻らないと決めるまでは残しておきますから、安心して学んでみてください。


オレ:

 (王国はともかく、王女様はいい人みたいだな。信じていいかなあ)

 ほかに召喚された人って居るんですか。


王国の第一王女:

 わかっているのは、王国に2人、帝国に1人、この大陸の他の国に1人です。

 他の大陸はわかりません、たぶん、帝国は5人以上、他の国全部あわせればもっといると思います。

 王国の召喚者は第5騎士団長とB級冒険者をやっています。


オレ:

 (日本から来た人って居るのかなあ)

 その2人と会えますか?


王国の第一王女:

 すみません、国王の許可が必要なので、すぐには無理です。

 少し学んでいただいて、ここに残ると決めたら申請が出せます。


オレ:

 残ると決めないと会えないって事ですか。


王国の第一王女:

 すみません、方針なんです。。。ぶっちゃけると、顔見知りが帰ってしまうと帰りたくなるんじゃないかって心配してるんですよね。


オレ:

 (え、ぶっちゃけていいんですか?)

 残るとしたら、私は何をすれば、というか、私に何ができるんでしょうか。


王国の第一王女:

 できれば、賢者見習いと軍師をやっていただきたいと思っています。


オレ:

 INTとLP以外とりえないですからねえ。


王国の第一王女:

 LPが最も大事な理由です。何もなければ、LP1あたり10年寿命が延びるという事から、

 寿命約80+1000年くらいのうち200年も学びに使えば大賢者になるのも余裕でしょう。

 死なないように学んで大賢者になってください。


オレ:

 賢者見習いはわかりますが、軍師見習いではなく、いきなり軍師なんですか?


王国の第一王女:

 ふふっ。軍師ってこの国には居ないんです。帝国に居るってことで、役職を作ったんですが、

 INT高いかた全てに辞退されてしまって。

 異世界のかたはそういった知識があるという事も多く、戦争も当面なさそうなので、

 試しにやってみて欲しいという事です。

 大賢者のほうは前の大賢者を崇拝してる人が多い事もあり、見習いからになってしまってますが、

 納得させられそうな事でっちあげられ次第、賢者にはするつもりですよ。


オレ: 

 (これって餌だな。オレを引き留めるための。でも心躍る餌、孔明や孫氏はあこがれだし。。。でも決めるのは後だな)

 わかりました。やってみます。

 ここに残るかどうかは、軍師やってみて決めるって事でいいのかな。


王国の第一王女:

 大丈夫です。他の召喚者と直接会ったり、手紙とかで連絡しない範囲でなら。


オレ:

 ちなみに、残るかどうかって何時までに決めればいいんですか。


王国の第一王女:

 1年以内です。それを過ぎると召喚した私との関係が切れるので。あ、でも、大賢者になれば、戻る魔法使えるらしいですよ。


オレ:

 わかりました。しばらくやってみて、それまでに決めますね。


王国の第一王女:

 ありがとうございます。

 では、あなたの秘書となる人と、学校の責任者と、担任、参加していただく冒険者パーティーを呼びますね。


読んでくださってありがとうございます。ブックマークとか励みになるのでよろしくお願いします。こうなったほうが面白いとかいう指摘も歓迎です。そうなるように修正したシミュレーションでストーリーを作るかもです。


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