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彼の生い立ち

誤字脱字がデフォで文章がへたっぴな人間が気が向いた時だけ細々と書いてますので、ただ思いついただけのものであるため完結までいけるか不明な見切り発車です…。

とりあえず主人公であるヴィナシスの立場や状態の長々とした説明だけの回となりますので取り立てて見所はありません。暇な時間があれば斜め読みしてみたらいいかもしれないってだけです。

 星の数ほどある世界の…太陽と月と神々が見下ろす、そんなとある剣と魔法の世界。


 新しい命が誕生し、またその授かった生を終えていく。



-プロローグと主人公の現状について-


 とある農家に生まれた、普通の赤子は三才の頃魔法の資質を見出され、12歳になった頃魔道学院へと入学した。


 オレの名前はヴィナシス、平民出身なので特に苗字などはない…。

 魔道学院へと入学し魔法使い課程を3年受け魔法使い資格試験をへて正式な魔法使いとなった後、続けて魔術師課程への選考試験をパスして魔法使いから魔術師クラスへ入学と相成った。

まだ、この時点では魔術師見習いという立場である。

 この時点でオレは15歳、因みにこの世界では男は15・女は14で成人とみなされ結婚が出来る事になっている。

これは食料の安定供給や医療の技術の高さと普及率が現代世界よりもずっと低い為、一般的な人間の平均寿命もそれほど高くない為なのだ。


 少々脱線したが…この魔法使い系統の階級は3つ、一番スタンダードな魔法使い・その上が魔術師・最高位が魔導士となっている。更に上となると特別な役職に就いてたり称号を持つ者は賢者や大魔道士等と呼ばれている者もいるが。

 オレは魔法使いの資格試験を受かったが、次はその上の階級である魔術師を目指すため魔術師課程の試験を受かり見習いとなった。これはオレの実家が普通の農家である為できるだけ高位の階級になって将来的に稼ぎが良くなる様に…という願望でもあるが、魔術師以上となると一層実力や知識が必要になる為大体の魔法使い試験を受かった者達はそのまま学院から斡旋された仕事や任務に就く事となる。

この仕事や任務はよほどの理由が無い限り最低自身が学院で受けた授業年数分だけ従事せねばならない決まりだ。これはこの魔道学院入学には魔法の資質がある者なら入学資金も衣食住の金銭面までもが免除される代わりに卒業すると先に言っていた学院から斡旋された仕事や任務に必ず勤めなくてはならないからだ。所謂奨学金制度みたいなものである。

 普通の農家の息子である自分に魔法の資質があると知った両親は迷わず息子を魔法使いにする為、魔道学院へと入学させた。

 この魔法の資質であるが、突然変異的なものであるらしく、平民だろうと王侯貴族だろうとほとんど関係なく出るものであるらしい…あるらしいというのは詳しいことが解明されていないからである。

この特異な能力はやはり権力者が欲しがるらしく、資質のある者や魔法使いである者達を自分の血筋に取り入れようと平民であっても嫁や婿へと召し上げられる…所謂玉の輿に乗れる可能性が高いのだ。

その為多くの魔法の資質を持つ者を血筋へと取り込んだ王侯貴族の中には、その甲斐あってか魔法の資質を持つ者が比較的生まれ易いようである。…ただしその魔法の資質をもって生まれた者が強いかどうかは別であるが。


 オレが入学したその年の魔法使い階級のクラスは大体30名程のクラスが3つで約100名弱程の生徒数であったが、そこから魔術師になるために試験を経て進級したら一気に三分の一程まで人数は減った。無論進級できるだけの実力がなければ進級は出来ない。

 オレの所属する講座は共通講座で、魔術師からはこの他に専門分野の講座が選択できるようになる。魔法使い課程では広く浅く、魔術師からはより専門へと進む。

 通常の共通語魔法+古代語魔法の講座に加えて精霊魔法講座・召喚魔法講座・付与魔術講座…等、色々細分化されていくのだが…オレ自身どれが向いているのかやあるいは自分が何をしたいのか?がまだはっきり分ってないので共通科だけにしてある、というかぶっちゃけるとそんな専門分野まで手が回らないのが現状であったりする。

連日出される課題をこなすだけでも一苦労、付いていくのもギリギリだ。

 ただの魔法使いなだけでは終わらずに、その上の魔術師となるため見習いとなってから更に1年が経過しオレは16歳になった。


 受かる可能性は低いが魔術師の資格試験を受けてみた。結果は仮免…まあ見習いよりは一歩進めただけまだ正規の魔術師へとなれる可能性はあることだけ分ったのでほっとしていた。

今回10名くらいが試験を受け、そのうち受かったのが二・三名という合格率だった。まあ一年目ならこんなものではなかろうか?余程の実力がある者だけが受かったという結果である。

「うぉー~~~ぎりっぎりだった…」

 オレは試験後教室の机へ突っ伏して安堵する。

放課後の教室にはまだ自習等で残っていたクラスメイト達が何人かおり、オレと比較的中の良い面子が話しかけてきた。

「おつかれーまだ1年目なのによく試験受ける気になったなあお前」

「だって来年の本試験で落第したら目も当てられないじゃないかよ…今受けておけば現時点で自分の実力がどのくらいかの目安にもなるし」

「ボクも…次の試験受けておこうかな」

 その後どんな試験内容だった~等、そのまま雑談へと会話は変わっていった。

 因みにこの魔法使いや魔術師の資格試験は一年の内3~4ヶ月に一回開催されている。

 早くても後1年はこの講座で修行を積み、来年もう一度魔術師の資格試験を受けねばならないのだ。授業年数が長引けば長引く程学院から斡旋される仕事…所謂「お勤め」の期間もその分長くなる。それはなるべく簡便願いたいと切実に願ってはいるのだが、来年か再来年にはなんとか試験をパスしたい…。

 上位階級のクラスでは誰も彼もが遊ぶ余裕等は微塵もなく、皆必死になって魔術師になるための勉強に励む日々であった。


 そして年が明けてその年の秋頃の魔術師資格試験でオレはようやっと仮免返上が出来る機会が巡ってきた、本試験の結果が前回と同じくギリギリであったのだ…。

ここまで読まれた方、お疲れ様でした。また有難うございます。

次くらいからヴィナシスが使い魔探しへと行動開始する訳ですが…どこまで書けるだろうか?;

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