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1.6

やっと戦闘回まで来ました。

だらだらしてしまいすいません。

 取引の時は来た。

 彼らのうち二人は外に出て行った。


 ロープをこすりちぎる。足をほどき。

 まだほどけていない彼女のロープをとく。


 彼らはこちらを見ていない、チャンスだ。

 そのままこちらに気付かなければいい、ぞのまま逃げ出すのだ。

 だがここで一つ問題が起きた残った二人が出口側に固まっているのだ。


 自分は、俺は、ここで決断する。

 そうだできること、俺にできること。

 一人の女の子を守りここから出る。

 できなくては、しなくては。

 彼らをどうにか動けなくしなくては。


 俺は床にある石を手に取る、片手で持つには少し大きな石

 両手で持ち、

 足音を殺し、

 近づき、

 殴る。


 殴られる瞬間に男たちは気づく、だがもう遅い。

 ゴスッともドスッともとれるあいまいな音とともに

 一人の男が倒れる、気絶したのだ。

 よし!うまくいった、

 もう一人の男を殴ろうとし振り返り気付いた。


 すでにもう一人の男が素早く剣を振りかざそうとしていることに。

 間に合わない。

 ブランテの短い悲鳴が聞こえる。

 だが、もう遅い。

 剣は俺の頭めがけて振り下ろされ――


 避けようとした自分の動き、石を放し、

 体を滑らせた瞬間――


 頭を高速で壁にぶつけ気を失いかけた。


 そのあとに剣の風切り音と石が床にゴスンと落ちる音を聞いた。


 ズキリズキリと痛む頭を押さえ周りを見る。

 俺も含め誰もがその状況を理解していなかった。

 俺が高速で移動し壁にぶつかったことを。


「なんだ、てめぇ!」


 未知の状況にあった恐怖からか、男は剣を振りかざし俺にに切りかかってる。


だが


 遅い、遅い、

 見える、男の剣がとても遅く、時計の針が動くように遅く。

 動く、俺の体は男が剣を振るうより速く、一筋の雷電のように速く動くのだ。


 ――剣が虚空を裂く。

 ――それは速く、通常の目では追いきれない。

 ――通常の体では避けきれない。

 普通なら剣の切っ先を受け肉を抉られ、死ぬだろう。

 しかし、俺はまだ生きている。

 立っている、なんの傷のひとつもなく。


「なんでだ! なんなんだよ! 早く切られろよ! それが普通だろぉ!!!!!」


 男が叫び剣を振るう、振るう、振るう。

 だが、すべては空気を切るだけ。


「なるほど、たしかに普通ならもう俺は切られているだろう。でも、今の俺は、どうやら、普通ではないようだ」


 俺は男の言葉にこたえる。

 男が剣を振り上げる、もうでたらめに

 子供が駄々をこねるように、

 しかし、男が剣を振り落とそうとするより速く。

 音速に近い高速、それほどの速度で近づき、

 俺は、彼の脇腹に高速の蹴りを入れ、頭部を全力で殴った。

 男は昏倒し、剣が手放される。




 ――戦いはここに決したのだ。





 自分はブランテの方を見る。彼女は驚いていたが、すぐに自分が見ていることに気付き、互いに頷き合いこの場から逃げることにした。


 そのあとは語ることは多くはない。

 自分たちは洞窟を抜け出し取引現場に行き、賊の計画をご破算にし賊は逃げていった、気絶した二人もすぐに逃げて行ったようだ。

 ブランテにはあの時のことは黙ってもらった、自分でも何が起きたか、よくわからなかったから。

 そして、次の日あまりの筋肉痛で寝込んだ。


書きためはここまでなので

次からは時間かかると思います。

すいません。

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