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天気のいい日は、君を見る。
毎日、毎日。
決まった場所で、君を見かける。
スポットライトを浴びるように。
君は、輝いていた。
ああ、きれいだな。
そう思った。
君を照らしている光は、まだ見えない。
次第に、惹かれていく。
君の姿に。
遠くから、眺めているだけじゃ物足りない。
君の名前を知りたい。
君の姿を知りたい。
君のことを、もっと知りたい。
君は、僕のことを知らない。
僕が、君のことを見ていることも。
僕が、君を好きなことも。
僕は、知ってる。
君のこと。
君の名前。
君の姿。
いつ、君がそこにいるかも。
でも、僕が君に届くことはないということも。
僕が君に触れれば、つぶされてしまう。
一緒にいれば、息ができない。
苦しいと、思うこともなく。
この思いは、この体とともに、溶けていく。
朝、早い。
僕は、眠い目をこすり、君を見る。
遠くから。
照らされている。
輝いている、君が好き。
僕は、君を眺めている。
君の名前を、つぶやいている。
もっと輝いて。
僕を、その光で。
突き刺して。
おはよう、モーニングスター。
いつでも、いつでも。
きっと、君はそこにいる。
僕が、いなくなっても。