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番外編『魔女の道①』

今回は第三章 11 『探し人』にてロジェが例の魔導書に触れた瞬間、脳内に過去の世界が流れ込んできた時のお話になります。


番外編も読めば、ロジェがどんな子なのか理解が深まるかもしれません。

 ロジェは現在、自分が最も大切にしている魔導書『魔女の道』が見せてくる過去の世界をいた。理屈は今でもよくわからないが、ロジェが触れると魂だけが過去の世界に飛ばされ、その時代の事を実際に体験させてくれるらしい。


「あらあら...ここはいつの時代かしら」


 周りを見渡すが、その時代は自然豊かな世界であり、人や亜人種族、そして魔女や天狗のような迫害種族といった人達が差別される事なく平和に暮らしている世界だった。ロジェ達が普段過ごしている時代なら絶対にありえない事だ。普通なら存在がバレた瞬間その者は殺され、その者の過ごしていた場所は全て灰になるまで燃やされるというのに....


「ここは再現世界だから分かるけど、昔ってこんなにも平和だったのかな。今じゃ考えられないほど差別意識もないし、一体何があったんだろう......」


 魔女は恐怖の魔女という悪い伝説が残っているので原因は何となくわかるが、天狗や吸血鬼といった種族が村に引きこもるようになった理由などに関しては詳しくは知らない。表向きには能力が危険だからとか、人間に強く害を及ぼしたからだとか、色々あるが、ここまで平和な世界だったら恐らくその話は違うのだろう。差別意識どころか互いを尊重し合ってる所を見る限りあり得ないとまで言いきれる。


 ――きっと私も実力を付ければ、こういう平和な世界を作れたりするのよね。もっと頑張んないと!


「おいそこの姉ちゃん。そんなとこで突っ立って何してんだ?誰か男でも探してんのか?」


 そんな事を考えていると、一人の人間族らしき屈強な若い男が話しかけてきた。この世界はあくまでも『再現された世界』なので、相手に干渉しても未来が変わる事はないし、どれだけ未来の情報を与えようが特に大きな影響は起きないので、ロジェは普通に質問をする。


「いや、私はここではない世界から来ているので今がどの時代なのか分からないから困ってて...ここっていつの時代ですか?」


「そういう事かい。ここは2万年前の世界だ。姉ちゃんは魔女だし寿命は長いだろうが、多分やってきた時代にはもう俺達の情報なんて残ってねえだろうな」


 そしてメタいが、あくまでも再現された世界なので、こうして人に聞けばここはどの時代なのか教えてくれるし、案内人のようなモブが一人はいるのである。ロジェは仕様に甘えっぱなしであった。


「そうなんですか....。確かに2万年前の世界なんてもう残ってませんね。教えてくださりありがとうございます」


「いやいや。大したこったねえ。それと多分、今回の姉ちゃんの探し物はあっちの路地を通り抜けた先にあるはずだから行ってみな。今回の目的はそこにあるはずだ。ルールがある以上、俺達の口からは何も言えねえが、狙った記憶に辿り着ける事を願ってるぞ」


 情報を教えてくれたお兄さんに礼をし、ロジェは街中の暗い路地に向かって歩いていく。するとそこには1つの年季の入った厚い本が落ちていた。この世界には本を使って時代を語るパターンと実際に目で見て理解する二つのパターンがあるが、今回はどうやら前者のようだ。どちらも嫌いじゃないが、満足度は後者の方が高いので少しガッカリしながら本を片手に歩きつつ読んでいく。


 えーっとなになに―――――この世界は、元の世界から約2万年前にあたる時代。この時代はあなたの元住む世界と違って『種族による差別』というものが存在していない。全員が皆平等であり、戦争のような戦いが起こる事もなく平和な時間が流れています。時に喧嘩や、争いといったものは発生するが、命という掛け金を使って戦う事はなく、話し合いによる解決がほとんどです。それを前提に次のページをめくりなさい―――――


 なるほど....ここまでがプロローグってやつなのか。元々はそういう世界だったというわけね。私もこういう世界になる事を夢見て普段から生活してるけど、私に力がついたとして本当に実現出来るのかな。不安になってきた...普段から何かと余計な事しかしてないしね.....


 そう思いながら恐る恐る次のページを開く。


 ―――――じゃあ何故あなたの住む世界のように、あの村に引き篭る程の差別が生まれたのか気になる事でしょう。ですが、あなたがそれ知るにはまだ早すぎるので教える事は出来ません。けれど、今回はあなたの人生に、大きく関係するかもしれない人物の出来事を少しだけ見せてあげましょう。その暗い路地を抜けた先で起こる事は、しっかりとその目に焼き付けておきなさい。今から目の前に現れるのは『―――――


 ここから先を読もうとしてもページががっつり汚されてるし、これ以上先を読む事は出来ないなぁ。つまり今の私の実力だとここまでが限界って事か。....となればこの世界から追い出されるのも意外とすぐかもしれないわね。基本的にここで体験する出来事の映像は一度しか見る事が出来ない以上、しっかりと見ておかなくちゃ!


 そう言いながら明るくなった路地に一歩を踏み出すと、後ろから見惚れるほどに美しくて綺麗な黒髪と、先端に少し紫色が混ざった癖毛を持つ一人の女性が勢いよく私の肩を掴んで、ロジェを踏み台に高くジャンプし、そこから箒を使って飛び去っていった。誰なのかは知らないが、不思議とロジェの中で変な安心感のようなものを感じる。一体誰なんだろうこの人。


「そこのかわいらしいお嬢さん、ごめんなさいね!私、変な奴らに絡まれてるせいで約束の時間に遅れそうなの! だから許して頂戴! 」


 ――無許可で人の肩借りた上に箒で飛んでくとか何考えてんの? 箒があるなら最初から使えばいいじゃん。私を経由する必要、あった?


「おいどこいきやがったあの女! 変な魔法を使って俺達の取り分をがっつり盗みやがって。そう簡単に逃げ切れると思ってんじゃねえぞ! 」


 さっきまで歩いていた路地の方から野太い男の声が鳴り響く。すると突然ロジェの右肩辺りから魔法術式のような気配を感じ、大きな女性の声が路地裏に響き渡った。ロジェは全く気付かなかったが、なにか仕掛けられていたようだ。


『うっっっせえよ、バーーーッカ! てめぇらがあの小さな女の子に余計な事してたくせに、私にそんな傲慢な態度を取れるわけねえんだろ! 豚共は大人しく路地裏でブヒブヒ言いながら寝てやがれってんだ! この罰当たり野郎共が! 』


 その声が路地全体に響き渡ると、後ろから何人もの大男が大声を上げながら、怒り狂ったかのような顔をしてロジェのいる方向に走ってきた。どうやらあの黒髪の女性は、逃げる前に私に変な仕掛けを施して、生贄に捧げてきたらしい。


「う、うそでしょぉぉぉ.......なんで再現世界ですらこんな如何にもな厄介事に巻き込まれなきゃダメなのよっ!ふっっっざけんじゃないわよ!!」


 このまま捕まって死ぬ訳にはいかないので、ロジェ急いで箒を取り出して空へと避難しながらさっきの女性を追いかける事にした。


「何故か知らないけど、誰かに厄介事を押し付けてまで全力で逃げようとしたりするのが妙な親近感が湧いて嫌になっちゃうわねこれ.....再現世界だけど現実逃避したくなってきた......」



 ――――――――――



 私を生贄に逃げた黒髪の女性は、あまり苦戦すること無くすぐに見つける事が出来た。その女性は頭に先端が少し折れた黒いとんがり帽子を被り、体全体には目立ちにくい黒いローブを羽織り、手には特徴的な光り輝く三日月の杖を持っている。姿形だけ見れば正真正銘の魔女っ娘だ。


 魔女っ娘の衣装や見た目って基本的にどの色でもめちゃくちゃ可愛いんだよねぇ。村にいる時は私も良く魔女服を着てるけど、最近ずっと村の外にいるから久しぶりに着たくなってきちゃったなぁ。今度村から衣装を送ってもらって家に居る時に着てみようかしら。それを着た私はウルトラスーパーかわいいし、あの見た目を久しぶりに見せたらきっとグレイですらも簡単に落とせる気がする!


 そんな事を考えていると、突然目の前にいる魔女っ娘が頑丈な鎖を魔法で生み出し、ロジェの事を拘束してきた。どうやら敵だと判断されてしまったらしい。


「あなた......一体何者なの! こんなとこまでこの私を追ってくるなんて、どこの回し者なわけ。もしかしてあの豚共の仲間なの? 早く答えない! じゃなきゃ私の炎魔法で焼き殺すわよ! 」


 ――なんかさっき本に載ってた内容と違うんだけど....命を掛け金として使わないんじゃなかったの? 普通に私に対する脅しなんだけどそれ。


「わ、私は未来から来た者です! あなたの敵じゃありません! 魔導書の指示でここまで来ただけなので殺さないでください! 」


 その言葉を聞き、目の前の魔女っ娘は真剣な顔から少し動揺しているように見えた。理由は分からないけど何か思い当たる節でもあったのかもしれない。


「――未来....か。ふーん....」


「あれ? 何かありました? ここは再現された世界ですけどおかしな点でも? 」


「いやいや、これは私の話だし何も無いの。というかあなた、さっき生贄にした私と同じ魔女でしょ? なんで追いかけてきてるの? てかさっきの豚共はどう撒いてきたの? あの仕掛けがあるなら普通この場所に来れるはずがないのに不思議ね....」


「見ず知らずの人を生贄にするのはどうかと思いますけどね!......とりあえず、あなたに何があったのかを聞こうと思ってここまで追いかけてました。私はとある記憶を求めて様々な国を経由しながら旅を続けて探しているんです。もしかしたら何か正解に辿り着く物があるかもしれないですし、聞いておいて損はしないですから」


 すると、目の前の魔女はドヤ顔をしながら顎に親指と人差し指を添えて、ポーズを決めながらこう言った。


「なるほどなるほど――つまりあなたも、私の持ってるこの見惚れるほどに美しい黒髪と、宝石のような紫紺の瞳に惚れちゃった魔女さんって事ね!!!」


「いやそんな事言ってません....」


「.....というか私ほどじゃないけど、あなたも中々に綺麗な黒一色の髪と炎のように美しい真紅の瞳を持ってるじゃない。お名前はなんていうの?きっと私達は気が合うし、お友達になりましょうよ!!とりあえず拘束は解いてあげるからちょっと待っててね――」


 ――なるほど、この人、話聞かないタイプか....


「よし、拘束は解けたわよ! てか変なことしてごめんなさいね? 」


 てかあなたはその友達になれそうな私をさっき生贄にしようとしてたじゃん。しかも話がまたもやあらぬ方向に行ってる気がする。別に惚れてるわけじゃないけど、この人もグイグイ系なのかな?だとしたら私の苦手なタイプっぽいし、絡む人違えたかしら...。


「別にあなたの事に惚れてるわけじゃないですけど、自己紹介くらいはしておきましょう。私の名前はロジェです。自分の力についてはまだまだ未知数ですし、称号を授かってる訳じゃなくて―――なので自分がなんの魔女か分からないですけど、私の事はロジェと気軽に読んでくれると嬉しいです。あなたはなんとお呼びすればいいんですか?」


 《奇跡の魔女》や《先見の魔女》のように魔女にはそれぞれ二つ名のような自分の力を指し示すものがある。


 私達の村では成人するタイミングで認識阻害アイテムを貰う時に、魔女だけは個別で己の力を指し示す称号を受け取る手筈になっているのだが、ロジェだけは称号を貰う事が出来なかったのである。不具合の可能性があるかと思って調べて貰ったが、特に何も分からないし、こうやって称号が貰えなかった前例もないらしい。そんな事をしてまで私を虐めてくるなんて、この世界の神様は本当に私の事が嫌いらしい。


 だから、自分が何の魔女なのか分からないままずっと過ごしてるし、ロジェからすれば二つ名を貰えている魔女さんは、どんな恥ずかしい称号であろうとも、喉から手が出るほど羨ましい。

 この世界での称号付与はどうやるのか分からないが、出来るものならやってみたさはある。再現世界は基本的に過去の歴史をなぞってるだけだから、どうせ判定してくれないと思うけど....。


「ロジェか.....いい名前ね、それ、そんな素晴らしい名前をつけてくれた親御さんに感謝しないとダメだよ?私だったら泣いて喜ぶくらいにはカッコかわいい名前なんだからちゃんと名前を誇ってあげなきゃ可哀想でしょ!」


 そう....かな?別に自分の名前が嫌いなわけじゃないけど、ここまで褒めてくれる人は今まで見た事が無かったし、ちょっと嬉しいなぁ。その言葉が聞けて、今はもういないお母さんやお父さんもきっと喜んでくれてる気がする。


「ちなみに私の事はネムちゃんって呼んでね! 本当の名前はネムリネムって名前だけど、その方が呼びやすいでしょ? 」


「確かにその方が短いし、何よりも覚えやすいですね...」


「それに私ね、世間では『トラブルメーカーの魔女』だとか『やらかしの魔女』だなんて酷い呼び名で呼ばれたりしてるけど、私にもちゃんと二つ名があるんだよ! 」


 その言葉を言い切った後、またもや変なポーズを決めながら意気揚々とネムさんは話を続ける。


「ふっふっふ....聞いて驚かないでね。私はね....そうっ!《奇跡の魔女》っていう最高にイカした称号を授かってるの! 私の二つ名だけ前例がないから力についてはよく分からないんだけど、何か素晴らしい力を秘めてるらしくてぇ....ね! すごいでしょ! 驚いた!? 驚いたでしょロジェ! 」


 ――この人があの伝説になってる初代《奇跡の魔女》なんだ。伝説上だともっとクールで、静かで落ち着きのある人だと思ってたけど、初期の方ってこんな明るくて気作な人だったなんて初耳なのよ....この魔導書のルールで、ここで見た本の内容は基本的に外の世界で公言してはいけないから、他の人に公表するつもりはないけど、村の人達に伝えたら凄い顔しそうだなぁ。


「凄い二つ名じゃないですか。私みたいな無名の魔女にとって、そんなかっこいい称号が貰えるだなんて羨ましい限りです。いいなぁ」


 伝説通りの《奇跡の魔女》に自分がなるのはお断りだが、名前の響き自体はかっこいいし、何よりその名前はなんでも出来る天才感があって、個人的に最高に刺さる名前をしている。私もそういう称号を貰ってみたいものだ。


「へへーん! こんな最高にイカした名前なんてないじゃんうらやましーー! ってみんな騒いでたから、私も貰った当初はね、嬉しくなっちゃってつい近くにあった建物一つぶっ壊したことあるんだよ? 今となっては笑い話だけど、当時はめちゃくちゃ怒られてさぁ......ちょっと理不尽に怒られて悲しかったよぉ」


 ――いや、それに関しては割と妥当なのでは?


「ちなみに超絶可愛い美少女でかつ、最強クラスの実力派魔女のネムちゃん診断によれば、きっとあなたも自身に相当凄い力を秘めてると思うわ。あなたは魔力の量も質も今まで見たことが無いレベルで凄いんだし、あなたが私以上の凄い称号が貰える事を保証してあげる! 」


「.....褒めてくれるのは嬉しいですけど、その指で作ったハートはなんですか? 」


「え、これ? 可愛いでしょ? ハートは全人類が共通して持ってるものだし、大事なものじゃない。だから私がわざわざ作ってみてるの! もしかして嫌だった? 」


「....ちょっと何言ってるか分かりませんけど、さっきネムさんは、あんな怖い男達に喧嘩なんて売って何をしてたんですか? 私はまだ生贄にされたことは許しませんからね」


「もー、ロジェったらぁ。別に良いじゃない! こうして生きてるんだったら全部丸儲けでしょ? 終わった事は気にしちゃダメなの。ほら、そんな暗い顔してないでスマイル、スマイル! 人は笑ってなきゃ幸せ(ハッピー)が逃げちゃうわよ? ロジェが元気になったら私が何をしていたのか教えてあげましょう。ほらほらーこのっ、この! 」


 そんな暗い顔になってるのはあなたのせいなんですけどねッ! 私の頬を許可もなくムニムニしてる時点で絶対反省してないでしょ!


 少しすると謎のスキンシップから解放されたので、落ち着く時間を作ってからロジェは口を開いた。


「はぁ....急に変な事されてびっくりしましたよ。でも《奇跡の魔女》って色々大変じゃないですか? 私の知ってるそれって、どの魔女よりも言霊の力が強かったり、誰かの不幸や悪運を自分の元に全て引き寄せてしまう運命を背負った魔女みたいな話を聞きましたけど。本当なら地獄だし、死にたくなりません? 」


 その言葉を聞いて、ネムさんが渋い顔をしながらこう言った。


「...........それって一体なんの事? 私は自分から事件に首を突っ込むことはあるけど、自分の元に事件を引き寄せた事もなければ、自分の発言がその通りに実現したことなんて一度も無いわよ? 誰かと間違えてんじゃないかしら」


「え....? 」


「てか未来だと私のこの二つ名ってそんな風に言われてるんだ....せっかくのセンスある二つ名なのに、そんな罰ゲームみたいに言われてるなんてなんか悲しいなぁ。私って未来だとどんな扱いされてんのかしらねまったくっ」


 ――この時代だと違うんだ....じゃあなんで現代の《奇跡の魔女》ってあんな罰ゲームみたいに言われてるんだろ....? もしかしてこれも歴史によって消された魔女の秘密――とかなのかな...?


 そんな事を考えていると、ネムさんが突如大声を上げ、彼女の顔が青白くなった。


「そ、そうだったあああああああ! 私、約束忘れてたんだったああああああああああ! えっと....ごめんねロジェ、もういかなきゃ約束してたお友達との約束に遅れちゃうの! また今度会えたらゆっくり話しましょ! 」


「え....ちょっとまっ――ッ!?」


 その瞬間、ロジェの意識が朦朧とし始めた。これは『魔女の道』が再現出来る世界の限界を示す証拠だ。今の実力ではここまでしか再現出来ないらしい。


 そしてロジェは空中から地面に向かって高速で落下し始めた。


『え、ロジェ?....ってあんたなにやってんの!? もうっ! しょうがないわぇ....ロジェ! もうあなたには聞こえてないかもしれないけど、この私が近―に居る限り、誰一人と―て死なせ――しない――ん―から! 』


 薄れゆく意識の中でロジェが最後に耳に捉えたのは、《奇跡の魔女》の名を語る不思議な魔女っ娘、ネムの迫真の叫び声だった。

彼女が片手で自分の箒を掴みながら、必死にロジェの腕を掴もうとするのが朦朧とする自分の視界に入ってくるが、ロジェの意識はどんどんと薄くなり、彼女のやわらかい手の感触を感じた辺りで完全に意識がなくなった。

果たして謎の魔女っ娘のネムとは一体何者なのか。そしてロジェに本当に大きく関係のある子なのか、次以降の更新をお待ちください。


※今回以降は章終わりの閑話で幾つか書いてく予定なので、ロジェの成長を願いながら色々と予想したりして、まったりと待っていただけると嬉しいです。

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