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第一章 25 『子供の頼み』

これで日常回ラストです!


今回は普段よりも謎な日常回ですが、ロジェ達の持つ特殊なローブや仮面などのアイテムの説明があるので、良ければ最後まで見てもらえると嬉しいです!

 


 次の日、ロジェとあーるんはおつかい用の物資を大量に購入する為、帝都にある大通りを歩いていた。色々と買い物をしたので、2人の両手や背中はかなりの荷物で埋まっている。


 時空鞄は便利だが、私達の村にある鞄は高性能な物ではないので、荷物の入る量に制限があったり、特定の物しか入らなかったりする。


 なので家に置いてきた輸送用として使う自作の魔法陣と、エリーからあーるんが没収したと思われる星型の魔道具『テレポーション』を使うまでは荷物を自分達で運ばなければいけないのだ。テレポーションは触った人間が変わると、その人に合わせて自動で設定されている転移先が変わるという面白い仕様がある。


 ロジェも最初はその魔道具を持っていたのだが、龍襲撃事件の時に無くしてしまっていたので、あのダンジョンで荷物の輸送に必要な道具が手に入ったのはとてもラッキーだった。


「にしても、ロジェちゃんに聞いた時は北門は完全に崩壊したって聞いてたけど、案外すぐ治るもんなんだねぇ。普通の人間共の働きっぷりを舐めてたよ。」


 龍襲撃事件から6日ほど経った現在、北門はほぼ元通りに整備されており、何事も無かったかのように普通にお店や鑑定士が店の営業しているし、子供や人も沢山歩いている。

 ロジェは双龍の砦に入る前に1度北門の大通りを確認していたのだが、その頃はボロボロで使い物にならない状態だったので、帝都の復興能力が凄かった。


 帝都の復興能力も気になるのだが、ロジェにはそれ以上に気になることがあったので、特に意味もなく傘をさしながら隣で歩いているあーるんに質問する。


「確かに帝都も凄いんだけど、なんで今あーるんはお面を起動させてないの?」


 ロジェ達は帝都に来る際、認識阻害の術式を埋め込まれたアイテムを常に起動させることが推奨されている。


 理由は簡単で、自分達が迫害種族であることを隠すためだ。そのアイテムさえ起動していればいくら翼を生やそうが、変身しようが、相手からは人間として捉えられるらしいので起動して損しないのだ。


 ちなみにローブや仮面など色々な物が認識阻害のアイテムとして使えるが、これは本人が自由に選べる訳ではない。

 アイテムに関しては成人した時に村にある神殿からお祝いとして授かるので、何が来るかは完全に運である。

 運が悪いと鉞を常に背負うことになったり、大きなクマのぬいぐるみを着て移動する者もいるらしい。


「んー。だってぇ別に喧嘩しないなら起動させる意味ないでしょ?そもそもそう簡単に私達が迫害種族ってバレるわけないんだし平気平気!」


「…悪いこと言わないからあーるんは付けた方が良いと思うわよ。いつ何とかかんとかの人格になるか分かんないでしょ?こういうのはやりすぎておく位が丁度いいのよ。」


 ロジェは現在認識阻害のローブを起動し、その上にフードを深く被っている。何故そこまでしているかと言うと、この国で顔が売れてしまったからというのはあるが、一番の理由はこれ以上厄介事に巻き込まれないようにする為だ。


 ロジェは生まれつき運があまりよろしくない。


 遊び感覚で宴会魔法を使ったら、地中深くにあった封印が解けて、自分の足元から巨大な地底人が穴を開けて外に出てきた事もあったし、村のイベントで安全な道にあるスタンプラリーをしていたのに、異常なまでに繁殖していた強化版レットオークの群れに追いかけ回された事もある。(ちなみに後で聞いたら、不思議なことにこの出来事全てが村の予言で出ていた悪い出来事に関わるものだったらしい。)


 だからこの世は何が起きてもおかしくないのだから対策して損はしないのだ。突然地面が爆発してもおかしくないし、龍が何かの拍子にまた襲ってくかもしれない!!!


「大丈夫だってぇ!仮にロジェちゃんにやばいことを呼び寄せる特殊な力があったとしてもぉ、私が全部力で解決して守ってあげるしへーきへーき!」


 私にそんな能力ないと思ってるんだけど、彼女は私のことをなんだと思っているのだろうか?

 あとその手段だけは碌な事にならないので絶対やめてください…。


「ならちゃんと周りを見ながら歩いてよ?ただでさえ沢山荷物背負ってるって言うのに、オシャレで付けてる傘まであるんだから誰かに当たったりでもしたら危ないでしょ?」


「んもうっ!これはオシャレじゃなくて吸血鬼としての誇りだも――っていたっ!」


「ほらぁ。言わんこっちゃない。」


「きゃっ!お姉ちゃん達ぶつかっちゃってごめんなさい!」


「全然良いのよ。この傘さしてる小さい方のお姉ちゃんが悪いんだから。」


「んもうっ!僕は小さくないっ!!」


 ロジェの『小さいお姉ちゃん』発言を聞いて、あーるんが頬を膨らませて怒ってそうな顔をしてる。そんな事はスルーして、ロジェは目の前の子供達に視線をやった。


 あーるんにぶつかったのは、3人組の小さな女の子だった。見た感じは8歳くらいだろうか?彼女達はそれぞれ「赤」「青」「緑」のローブを着ていたので、それぞれ「アカ」「アオ」「ミドリ」と呼ぶことにする。


 すると、アカが何かに気付いたのか、質問してくる。


「あれ?もしかして…赤いローブのお姉ちゃんって最近帝都にやってきて国を救ってくれたっていうあの有名な魔法使いの人?」



 …あれ?私は今Lv3の認識阻害つけてるのに、なんで顔がバレてるの?



 認識阻害アイテムには5段階の妨害度がある。普通なら妨害度は1や2でいいのだが、ロジェはとても嫌な予感がしたので、あーるんが子供にぶつかった時に即座に阻害レベルをLv3に切り替えたのだ。Lv3程度になると、ロジェのクエスチョンマークみたいな形をした特徴的なアホ毛や顔のパーツすらも見えなくなるはずである。


「い、いやいや。気のせいじゃないかしら?わわわわたしみたいな人なんていくらでもいますし、気のせいですよ?き・の・せ・い・です!」


 ロジェの声や手が分かりやすく震えていた。

 その様子を見て確信を得たアカは引き下がる所か更に噛み付いてくる。


「嘘だ!私あの龍が来た日に、北門でお姉ちゃんに似た感じの服を着てる人が空を飛んでるとこ見たんだからね!子供だからって簡単に誤魔化せると思ったら大間違いよ!」


 アカに続いてアオやミドリも参戦する。


「そうよぉ。私だって赤いローブのお姉さんの存在が急に薄くなるとこ見てたんだからぁ。それも魔法なんでしょぉ?誤魔化せると思うのはやめておきなさぁい!」


「ご、ごめんなさい…。わ、私達は別に喧嘩したくて、その…こんなこと言ってるんじゃないんです!お姉さん達に1つお話を聞いてもらいたくて…その、ごめんなさい!」


 非常に特徴的な話し方をするアオに私が阻害レベルを上げてたのがバレてたのは予想外だったけど、なんでミドリはこんなにガタガタ震えながら謝ってるのだろうか?


 あーるんはともかく私って普段から人殺してそうな雰囲気でもあるのかな?考えただけで現実逃避したくなってきた…。


 とりあえず大通りで話し続けるのは邪魔になるので、路地に移動しながら話していると、あーるんが突拍子のないことを言い始める。


「それで?そこのちびっこ達はうちの天才魔法使いでお馴染みのロジェちゃんになんの用があるんだい?彼女ならきっとなんでも出来るよ〜!」


「もうっ!あーるんったらすぐ首を突っ込まないのっ!!こんな子達に関わっても良いことないんだから余計な事を言わない!」


「えぇー。帝都のクソガキなんて大したこと出来ないし、どうせ迷子になったペットのサンドホークを探して欲しいとかでしょぉ?受けてやればいいじゃん。」


 違うのだ!そうやって帝都の子供だからと言って舐めてかかると痛い目に合うのだ!


 子供の思考回路や発想能力は無限だ。彼女達は魔法という存在をあまり知らないからそれを使えばなんでも出来ると思っているところがある。


「あーるんは甘い!大体私は目立つようなことしたくないし、こういう小さな所から大事に巻き込まれたりするの!私は子供だからって――」


「お姉ちゃん、もしかしてお姉ちゃんは私達のこと助けてくれないの…?」


 言葉を被せるようにアカが上目遣いを使って聞いてくる。宝石のように輝く子供の目と魔法への信頼度を間近で見せられるとあまりにも断りづらくなる。


 てかまだ小さいのにどこでそんな強請りのプロみたいな技覚えた!何処で!!


「お姉さんは凄い魔法使いって聞いてたから期待してたのにぃ、話すら聞いてくれない人だなんてぇガッカリよねぇ。本当は噂は全部嘘で実際はへっぽこ魔法使いだったのかしらぁ。」


「こんな未熟者、期待して損した…。何も出来ない無能な雑魚なんて見たくない。」


 この子達、一体どこでこんな言葉覚えたのかしら?実際へっぽこ魔法使いだから何も気にならないけど、なんか腹立つわね…


「あー!もうっ!分かったわよ!話聞けばいいんでしょ!話を!特別に今回だからね。あと私の事は周りに言わないって約束してよねっ!」


『はーい!』


 ロジェもここまで散々煽られて黙っている訳にはいかないので、仕方なく話だけを聞くことにした。3人の子供達は元気な返事をし、ハイタッチして喜んでいる。どうやら相当嬉しかったらしい。


 すると、アカが目を輝かせて言ってきた。


「じゃあお姉ちゃん!今すぐここに怪人ギムジャンソンを召喚して、私達をフローズンスパークもっちりんって名前の魔法少女に変身させて!」


「………………………はい?今なんて言いました?」


「だーかーら!今すぐここに怪人ギムジャンソンを召喚して、私達をフローズンスパークもっちりんって名前の魔法少女に変身させて!」


 …………何回聞いても何言ってるか全然分からない。


 想像以上に意味不明でかつすごいリクエストが来たので、ロジェの真っ白になる。完全に思考停止した証だった。


「私達ね!幻でもなんでもいいから1度魔法少女に変身して怪物を倒してみたいの!だけどそんな魔法なんてないって言われて他の魔導師の人には追い返されちゃうから困ってて…。龍の群れを倒せるくらいのすごい魔法を使えるお姉ちゃんなら出来るよねっ!」


 なんか分からないけど、私はすごい期待されているようだ。

 てかこの国の魔導師に頼んで追い返されたなら素直に諦めなさいよ!!!


 まぁ私なら出来なくはないけと、あの魔法だけは使いたくないのよね。てかそもそもその魔法少女について私は知らないんだけど…


「と、とりあえずその魔法少女なんとかについて教えて貰ってもいいかな?お姉ちゃんそういうのに詳しくないの。」


 魔法少女フローズンスパークもっちりんとは。


 帝都経済新聞のオマケコーナーにて掲載されている20コマ漫画『魔法少女スーパーもっちりん』に登場する魔法少女の1人で、名前にフローズンやスパークと入っているのに、炎の攻撃が得意という色々と矛盾しているピンク髪の魔法少女の事である。


 見た目があまりにも弱そうすぎる敵やどうでもいい所に使われる意味深なカットイン、言ってる事は意味不明だけどなぜか印象に残って忘れられなくなる名言などツッコミどころが満載で、一周まわって面白いという理由から、現在帝都で大人子供問わずに大ブームを起こしている魔法少女作品なのである。


「お姉ちゃんも読めばばきっとハマるよぉ!プロスパはとってもかわいくて強いかっこいい魔法少女なんだもん!」


「あの子、1番強くてかっこいい!この前載ってたキムジャンパンにトドメを指す直前の『あなたの攻撃は、キャンプファイヤーの中で滝行するくらい避けるのが簡単だったわ!』ってセリフ、とてもかっこよくて痺れた…!」


「わかるわかる!それで行くとさ!ケッチンドンの罠にかかってしまった時に言ってた『クソっ…!こんな初歩的な罠に嵌るだなんて…。これじゃあ私たちが深い霧の中に存在するヤドカリ型筍と同じじゃないですか!』ってセリフもすごく良かったの!その時のプロスパの表情とセリフが合いすぎてて!」


 ロジェは説明を聞いても全く出来ない言葉を聞かずに適当に頷いていると、ロジェ達そっちのけでガチ勢トークが始まってしまった。

 もう帰ってもいいかな?さっきからこの子達の言ってることが何も分からないんだけど…。


 帰るよとあーるんにサインを出して、即座に認識阻害レベルを最大まで上げようとしたその時、彼女達が眩しい笑顔をしながらロジェの手を掴んで引き止めてきた、


「まだ魔法が使えるかの返事を聞いていませんよ?それに勝手に逃げるなんて許しませんからねっ!」


 もうこの子達私に平気で酷いことしてくるし、ヒーローよりも悪役の方が向いてるんじゃないかしら?多分そっちの方が才能あるよ。私が保証してあげる。


 ロジェは半分嫌々ながらに質問に答える。


「…まぁ結論から言えば変身自体は出来ますよ。」


「ほんと!?それって嘘じゃないよね!お姉ちゃん!」


「はい。本当です。でもこれには制限があって、あなた達自身は変身できません。この魔法は術式を組んだ人にしか効果がないんです。」


『ええええええー!!!』


 ロジェの言葉を聞いて分かりやすく子供たちがガッカリする。先程まで輝く鉱石のような目をしていたのに、今は死んだ魚のような顔をしている。特にミドリなんて何かぶつぶつと呪文のような物を唱えていた。…普通に怖いのでやめてください。


 その様子を見たあーるんが、ロジェの近くまで来て小声で聞いてきた。


「ねぇねぇ。ロジェちゃんでもこれって何とか出来ないの?」


「絶対無理よ!他人の感覚まで完全に操る術なんて私知らないもん!!魔法って便利なように見えて全然そんなことないんだから!!!」


「………なんか昔からずっと魔法で怒られてたから言葉に説得力あるねロジェちゃん。」


 あーるんがくすくす笑いながら言ってくるが、とりあえずそれは今スルーする。しかしこのまま夢見る子供たちを見捨てるのは流石に可哀想だったので、交渉してみる。


「あの皆さんそこまで落ち込まないでください。一応その魔法少女?は再現できるので、それで妥協して貰えませんか?」


 その言葉を聞いて呪いの呪文を唱えていたミドリも、不貞腐れていたアオも、地面に向かって拳を叩きつけて悔しそうにしていたアカも一気にこちらを向き、目の輝きを取り戻す。


「え!出来るの!?なら別に私それでもいいよ!!」

「もぉ!お姉さん子供達を騙すなんて趣味がわるいんだからぁ。早くやってよね!」

「私、ずっとお姉さん達のことを信じてた。早く見せて!」


 テンションの上がった子供達がロジェの事を押し倒し、鼻息を荒くながら目を輝かせてロジェに近付いてくる。

 どうやら彼女達は、ヒーローが実体化されればなんでも良かったらしい。なら最初からそう言って欲しいんだけど…。


「分かりましたから!今からやるので皆さん落ち着いてください!離れてくれないと出来るものも出来ませんっ!」


 そう言うと、自我を取り戻したかのように子供達が最初にいた定位置に横並びで並ぶ。ここまで来ると賢いのかそうじゃないのかすら分からない。

 少し時間をかけてロシェは絶対に使いたくない魔法の1つを使う覚悟を決めて、話し始めた。


「さてと。ではこの魔法を使う前に皆さんにはお願いがあります。私はその魔法少女について知らないので、自分達の脳内にそのヒーローの姿をしっかりとイメージしてください!それをベースに実態化します。」


 その言葉を聞いて、子供達が皆イメージを始める。

 子供達のイメージが固まってそうなタイミングを見計らってロジェは小声で魔法を唱えた。


「マジカルパッショーン!」


 マジカルパッションとは、他人が脳内にイメージした物を術を発動させた者の体に完全再現するちょっと変わった魔法である。

 ちなみにこの魔法の効果中は、感情などは表には出ないが、攻撃されたり氷魔法で凍らされると寒さや痛みなどを感じたりはするので、この出来事が軽くトラウマになる人も居たりする少し危険な魔法である。


 主なデメリットは、魔法使用中は身動きが取れなくなることである。


 人を想像すれば、魔法使用者の体を媒体にして体の上から再現度の高いスーツが自動装着され、その再現した人の癖や口調を再現するために勝手に体が動き出すのだ。


 つまり、魔法を使うと…。


「変身!スパンチャージ!!!(シャキーン) 漲る野生の力!光り輝く水面!我こそは自然を操りし者!私の名前は魔法少女フローズンスパークもっちりんだ!!!」


「わああぁぁ!本物だぁ!握手してください!」

「すごぉい…。お姉さんがどこからどう見てもフロスパに変身してるしぃ、なんて魔法なの…?」

「お姉さん凄い!これまで生きてて良かった…。」


 ロジェの体を媒体にして子供達の目の前には、ピンク色の長い髪にVの印が着いたピンクと白をベースとしたヘルメット、ミニスカートとセーラー服と呼ばれる衣装を纏い、右手にはハート型の黄色のステッキを持つ魔法少女フローズンスパークもっちりんが現れるのだった。


「やぁ子供達よ!あたいのこと呼んだかい?みんなの望み通りこの僕が深海から太陽に向かって走るような感覚で駆けつけてきたぜ!何か事件かな?もしかしてまたケシリトール団が暴れてんだな!!俺に任せろ!!!」


 再現度の高すぎる変身に子供達が涙を流して崇拝している。そしてテンションの高くなった子供達はロジェを路地から外へと連れ出して、北門の大通りの中心へと連れていった。大人気キャラクターと言うこともあってか、どんどん人がロジェの周りに集まってくる。


 その一方で返信したロシェの姿を見て、あーるんは心の底からドン引きしていた。統一感のない見た目、一人称や口調がめちゃくちゃ。イメージカラーが見た目だけではよく分からない謎の変質者を見て小声でこう言った。


「うわぁ…死んだ方がマシになるような事をやらされるなんてロジェちゃん可哀想に。こんなん黒歴史確定じゃん…。あとで絶対慰めてあげよ…」


 そしてこのあと、テンションの上がった子供達によって帝都全体を歩かされることになり、全てから開放されたロジェは軽くトラウマを作ってしまったので、暫くの間自分の部屋の中から1歩も出てこなくなるのだが、それはまた別のお話。



マジカルパッションは、イメージを完全に再現するのでヒーロー物お約束の『人の目が無くなるまで変身解除されない』という仕様も再現されています。なのでロジェは帝都巡りの途中で解除されることはありませんでした。


これにて、第一章『双竜の砦』編は終了になります。第二章の開始は、11/29 21:00〜22:00の間を予定しています。

この作品にハマったよー!という方は、リアクションやコメントなど残してくれると創作のモチベーションになりますので、気軽に書いて貰えると嬉しいです!


ちなみに第二章は、吸血鬼のあーるんがそこそこ活躍しつつ、ロジェが一章以上に魔法を使ったりポンコツを発揮してやりたい放題しています。

第二章の話の内容は、異世界系の小説で書かれてそうであまりなかった○○○の予定です!


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→@Jelly_mochi3

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