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第三章 19 『夜炎』

 ベージュ達に案内されるがままに進み、到着したのは、如何にもな洋風のホラーハウスと言わんばかりの年季の入った黒色の古い建物だった。夜になれば相当雰囲気の出ることだろう。移動中に聞いたのだが、何百年も改修を重ねて使い続けているらしいこの黒い建物は、その名の通り《夜炎》を象徴していると言える。


「話には聞いてたけど、外だけでなく中も思ったよりもすっごい雰囲気のある建物ね...照明も全部蠟燭だし、そのうち壊れちゃうんじゃないの? 」


「大丈夫ですよロジェさん。初めて来た人はみんなそう言いますが、元々この建物は壊れにくい材質で出来てますのでね。改修すれば少なくともあと三百年は使えます」


 へぇ...そうなんだ。というか建物のあちこちに人の背丈丁度ぐらいの焦げ跡が残ってるんだけど、誰か燃やしたりしたのかしら。ちょっと気味悪いわね。帰りに念の為お祓いして貰おう。


「ちなみにお姉様、《夜炎(ナイツブレイズ)》はこの国トップクラスの魔導師クランなんですよ! 入る為の試験はかなり厳しいようですが、その分この国の魔導師みんなが入る事を憧れる凄い場所なんです! 部外者は誰であろうと基本的に立入禁止ですし、私もここには初めて来たので今、とっっってもテンションが上がってます! 」


「ほへぇ...そんな事知らなかったからびっくりね。って事はベージュ達もそこそこ凄い立ち位置に居るんでしょ? 私の予想に過ぎないけど、普通ならクランマスターと会ったり直接用事を貰える機会なんて普通は中々ないじゃない」


 その言葉を聞いたセレーナは、スイッチを押されたかのようにテンションが上がり、いつものように目を輝かせながらロシェに向かって話しかけてきた。


「そうなんですよロジェさん! 実は私達は二人揃ってここの若手トップなんです。驚きましたか!? 」


「.........あなた達は確かに抜けて優秀だとは思ってたし、私は今更驚いたりしないわ。納得の結果ね」


 ――特定の魔法属性だけ抜けて高い技術があるし、将来有望だなぁとか思ってたけど、まさかの若手トップだったんだこの二人。てか攻撃魔法が自由自在に使えるってやっぱり良いなぁ。私は呪いがあるから覚える気はないけどちょっと羨ましい。


「それにですね、シャドーとの戦いでは全然歯が立たなかったですが、あれ以降私達は新たな目標が出来たので良い収穫を得る事が出来ました! ロジェさん、本当に貴重な体験をさせてくれてありがとうございます! 」


「う、うんうん...私はそんなつもり無かったけど力になれたなら何より――てか近い近い! 一旦落ち着きなさいセレーナ」


 相変わらずセレーナは無茶苦茶接近しながら目を輝かせてくるし、やっぱり私に対して距離感が近いな...正直これよりも距離感がヤバい奴を知ってるから気にしないし、優秀な魔導師を見るとダメになるのは聞いてるから私は何も思わないが、やはり思う事はある。


「こらこらセレーナ、ロジェさんが少し困ってるじゃないか。すみませんロジェさん。セレーナの可愛さに免じて大目に見てやってください」


 そう言いながら慣れた手つきでベージュがセレーナを私の近くから退かせてくる。恐らく慣れてるんだろうけど、早いうちにこの悪い癖は治さないとそのうち悪い大人に騙されるわよこの子。


「はぁい...とりあえずロジェさん、帰りで良いので私の魔法にもアドバイスくださいね! 彗星の神子にいるあの大魔導師、リン・アシュフォードにもアドバイスしているとお聞きしたので、私にも同じように意見が欲しいです! 」


 ――リンがセレーナに何を吹き込んだのか知らないけど私、大した事なんて一度も言ってないよ?「すごーい! 」とか「これどうやるの? 」とかしか言ってないんだけど、あれの何処がアドバイスなのでしょうか...


「セレーナだけアドバイスを貰うのはずるいので僕にもお願いします! ロジェさん程の実力者にアドバイスを貰える事なんて中々ないですから! 」


「......私なんかでよければやるけど、ホントに大した事言えないからね? 変に期待しないでよ」


 まぁ彼らはリンみたいにそれぞれの属性魔法を応用して独自魔法(オリジナルスペル)を作り出すような変態技は披露しないだろうし良いか...流石に私でも何かしらアドバイスは出来るか――いや、無理かも...断っといたほうがいいかしら。



△ ▼ △ ▼ △ ▼ △ ▼



 ベージュ達に流されるがままに大きなドアのある大広間に案内され、ロジェとメロールは現在大きな椅子に座らされていた。一応この部屋にベージュ達も居るので、最低限の不敬発言はカバーして貰えると思うが、それ以上に何されるか分からない恐怖が勝つ。ちょっと暗い内装も相まって怖い。


 そして暫くすると、挙式の護衛依頼で見た正体不明のお婆さんと精霊騒ぎの時にお世話になった『すいめいさん』がやってきて、ロジェと対面する形で椅子に座った。


「やっと私の元へと来たかい。あの事件を実質的に1人で解決してみせた化け物と会うまでに時間が掛かりすぎてあたしゃ老婆になるかと思ったさ。随分と見つけるのに時間が掛かったねぇ二人とも」


 ――いや、もう既に老婆になってるじゃん。


 思わず失礼な言葉を口から出しそうになったが、これを口にしたら魔法で殺されかねないので、何とか抑えて他の事を話す。


「えーーっと、確かあなたは式場に居た方...ですよね? 私との接点は特に無かったはずですけど、どちら様ですか? 」


「おっと。あたしとした事が説明が遅れたねぇ。もう知ってると思うが一応紹介しておこう。あたしゃ《紅焔轟者(こうえんごうしゃ)》の二つ名を持ってるここのクランマスターにして☆8の判定を貰ってる、グロリオサ・コーラスだ。ところで、そこで隠れてる小娘はこの国の皇女だろ。こんな大物を堂々と連れ歩いて一体何してんだい? 」


 もしかしてとは思ってたけど、やっぱりメルは皇女だったのか。皇女様を大通りに出して冒険者なんかと戦わせたって事がバレたら私どうなるんだろ...処刑かな?それとも無期懲役? やばい、処罰の内容を考えるだけで軽く吐きそうだ....暫くの間は絶対に王城に近付かないようにしよう。


「こんにちはグロリオサ様。こうしてしっかりと話すのは初めてでしたわよね。ロジェお姉様は私との護衛同盟を結んだ相手であり、私の独断で彼女を遊び人係として就任させました。なのでお姉様は悪く言うなら私が黙っていませんよ! 」


 メルったら、あなたに怖いものが無いのかな? 私は目の前に座っているグロリオサさんがめちゃくちゃ怖いってのに、堂々と指を指して敵対宣言をするなんて普通なら魔法で殺されちゃうよ? 私を守ってくれるのは嬉しいけど、やめなよそういうのは...


「けっけっけ。どうやらあの人見知りで有名な皇女にも好かれるなんてやるじゃないか! あんたは一体何をやったんだい? 」


「......私からは何もしてませんよ。勝手に気に入られて彼女に振り回されてるだけです。別に害にならないのでスルーしてますが、何かやばそうになったら同盟とやらは解除して王城に彼女は返却しますよ」


「皇女を返却って...。君は初対面の時からそうだが本当に不思議な人だ。そんな事を王城の者に言えば不敬罪で殺されてもおかしくないし、やめておくことをお勧めする。これは一人の老人としてのアドバイスだ」


『すいめいさん』が止めてくるが、正直この皇女がそんな事を許す訳がないし、問題ないだろう。この子に対する態度は変える気なんてない。


「気遣いありがとうございます『すいめいさん』。それで? 私を今日ここまで呼び出した理由はなんですか? 話がしたいと聞いたのでここまで来たのですけど...」


「前も言ったが私の名前は《水冥》ではなくメイル・メザードだ。それで話についてだが、単刀直入に聞こう。君は一体何者なんだ? 」


 ――ん?まさかだとは思うけどこの人達にも私が魔女だと言う事がバレてんの? 接点無いし、禁術に手を出した訳でもないからバレないはずだけど......


「.......それは、一体どういう意味ですか? 言っておきますが、私は何処にでもいる旅人です。何か疑うようなおかしな点でもありました? 」


「いや別に変な種族だとか疑ってる訳では無い。むしろ私は貴方を人間としか思っていないが、精霊術を無効にする術を知ってる者なんて限られているからな。何処でそれを知ったのか教えて貰いたいだけだ。あれは一体どうやったんだ?」


 なんだそんな事か。そもそも私は精霊術なんて無効に出来ないし、魔女ってバレてないならなんでもいいや。うんうん。


 ロジェは前に行った説明と同じ説明をメイル達にしてやった。その言葉を聞いて、ロジェ以外の全員が口を開いたまま固まっているけど、私のやった事はただのまぐれなのに相当凄かったらしい。魔法のせいで魔女って事がバレたら面倒だし、これから魔法を使う時は、周りにいる人の目も考えなきゃ駄目だなこりゃ。


「特定の属性なら無効化出来る...か。それは初耳だな。それに一生の人生をかけても取得出来ない術式なんて聞いた事もないし、実に興味深い」


「そんなの使えるだなんてロジェさんすっごい...私も使ってみたいけど魔導師の端くれの私が取得出来るわけないし、ベージュでも無理よね? 」


「さっきのカエル魔法もそうだけど、色々と凄い魔法だ...流石実力者と言ったところか。僕には到底出来そうにないね」


「流石ですお姉様! 水のように常に冷静で落ち着いている事で有名なあの《水冥》ですら動揺で固めてしまうなんて、並大抵の人間には出来ません! 」


 嘘は言ってない。その精霊術を無効化した『永久変化の雲(アスミー・クラウド)』はリンに一度だけ教えた事があるが、人間には理解出来ない術式だと言われたのだ。なんでも組み合わせて変な魔法を生み出す彼女ですら何年かかっても完全に再現する事が不可能だと言っているのだから、他の人が使うのは基本無理だと思う。


「なので私が精霊術を無効化出来るだなんて馬鹿な誤解はしないでくださいね。全部たまたまなので」


「あ、あぁ...分かった。そういう事なら私からの追求はやめておくとしよう」


「くだらん妄想も無理だと分かっただろうし、もう気が済んだろメイル。一旦下がってな。精霊術を無効にする方法なんてありゃしないんだ。魔法技術の大きな進歩なんてくだらない思考回路は捨てることだね」


 精霊術を無効化出来るなら本当に凄い事だけど、基本無理だからねそれ。精霊系のハーフとか人型の種族なら何かしら知ってるかもしれないけど、そもそも彼らは人が嫌いな以上は表に出る事なんて中々ないから情報を得るなんて不可能だ。


「それで次はあたしの番だ。小娘。良ければだが、このクランに入らないか? 」


「............はい?」


 この大広間にいたグロリオサを除く五人全員がその言葉を聞いて間抜けな声を上げる。突然言われた事にロジェ自身も理解が追いつかない。


「あの、聞き間違いですか? 聞き間違いじゃなければここに所属しろって言われた気がするんですけど...」


「いいや。その言葉は間違っちゃいないさ。聞いた話によればさっき大通りで《霜刻の凍鳥》の小僧共を派手にカエルにしたんだろ? 犯罪組織を一人で潰せる程の実力を持ちながら、そんなふざけた魔法まで使えるなんて中々面白いからねぇ...あたしゃあんたの事をかなり気に入ったのさ。そういった変身魔法は、攻撃魔法を使うよりも何十倍も難しい事を意味するし、それは並大抵の魔導師に出来る事じゃない。実力は確実に保証されているんだから、この国トップの魔導師クランとして誘わない手は無いのさ。軽く見た感じ、小娘の実力自体も私と同じくらいのものが有りそうだからねぇ...けっけっけっ」


「お、お待ちくださいマスター! ロジェさんは旅のお方。彼女は例外的にこの国に居るだけであって、基本的には国外に居るのですよ? クラン加入なんてする意味がほとんどないじゃないですか! 」


「そ、そうです! ベージュの言う通りです! それに、マスターが直接勧誘した人なんて今まで一人も居なかったのに急にどうしたのですか!? 」


「少し黙ってなガキ共。これは私の下した判断さ。二人は知らないと思うが、旅人でもクランに加入さえしておけばその者は他の国でも優遇されやすくなるんだ。彼女はここに入って損はしないし、クランの名が広まるならこちらとしても好都合なのさ」


 なるほどなるほど...つまり、私の事を気に入ったから関わりを持つついでに、世間にこのクランの名前を広げてくれって話か。私の知ってる世間体なんてあの小さな限界集落しかないから意味ないよ....


「で、小娘。あんたはどうするんだい? ちなみにだが、クランに入っても大した事をする必要はないし、そもそもこのクランはごく一般的な物だ。一応魔法を試す為の訓練場もあるが、訓練場は使いたきゃ勝手に使ってもらっても構わない。あと、緊急時であってもこちらからは仕事を振らないと約束しよう」


 うーーーん...どう断るべきかな。というか私は冒険者じゃないし、そもそもそれになる気はないよ? 仮にその状態で加入してもお飾り冒険者になっちゃうからやなんですけど。


「お姉様、ここは是非とも乗っておきましょう! クランマスター直々にお誘いが来るなんて中々ないですよ! 全く仕事を振られる事もなく情報を手に入れられたり、訓練所の使用が出来るなんて破格の待遇なんですし断る理由がありません! というか冒険者なら断る理由はありませんよね! 」


 旅人でもたまに冒険者ライセンスを持ってる人が一定数居るから、メルも私の事をその派閥だと思ってるのかもしれないけど、私はそもそもライセンスを持ってないからね。両手を胸の前で構えながら目をキラキラさせてもこれだけは受けないよ私は...


「お誘いありがとうございます。グロリオサさん。ですが私、そもそも冒険者ライセンスを持ってませんし、当分作る予定はありませんのでお気持ちは有難いですが、今回はお断りさせ――」


 その瞬間、ロジェの目の前に小さくて高速で移動する火の球体が飛んでくる。突然の出来事に反応が遅れたので、ロジェの前髪が少し燃えるが、直ぐにメイルの水魔法によって炎は鎮火され、不思議な水魔法によりロジェの焦げた前髪が元の状態に戻った。


 理屈は分からなかったが、軽く触った感じは髪の焦げ具合は全くしないのでこれが正しい実力者というものなのだろう。てか突然の事でびっくりしたのと緊張でちょっと喉が乾いてきたから、鎮火のついでにこの場でコップに水を入れて私にくれたりしないかな...水魔法得意なら魔法で出来そうだし。


「.........すまないね。少し手が滑って小娘の綺麗な前髪を燃やしちまったよ。つい小娘の発言が癪に障ったもんでねぇ。わざとじゃなかったし元に戻ったんだから恨んだりしないでおくれよ」


 ――どうやらこのお婆さん、気に入らない事があれば力で強引にねじ伏せるタイプのようだ。野蛮すぎて怖いよぉ...今度からここに来る時は絶対グレイかあーるんを連れてきて身代わりにしよう。じゃなきゃほぼ確実に私が燃やされて死ぬし、二人なら強いから高速で飛んでくる炎も何とかしてくれるはずだ。


「あははは....は。私もなんか癪に障る事を言ってしまってたみたいですみません。確かに入る条件は魅力的な物ですし、むしろ最高なのですが、私は旅人としてまだやるべき事がありますし、なによりも極力目立たず過ごしていきたいと考えているのです。そもそもここに参加する為には色々と面倒な事が多いですしね」


「....ほう」


「それにまだまだ私は未熟者の魔導師ですし、グロリオサさんの実力と私の実力では格というものが違いすぎます。そんな私が推薦枠?なんかで入れば変な噂も流れる可能性だってありますからね。勧誘条件はとても魅力的ですしそれさえ無ければ今すぐにでも入りたいところですが、入るには時期が早すぎますので、このタイミングでのお誘いは無かった事にさせてください。本当にすみません」


 その言葉を聞いて近くにいるメロールやベージュ達の顔が青ざめているが、正直なんでそんなみんな焦っているのか全く分からない。私、何か変な事言ったっけ?


「けっけっけ。この機に及んでこのあたしを挑発してくれるとは良い度胸してんねぇ小娘。あたしゃ嫌いじゃないよそういう大馬鹿者は! 」


「.......え?」


「突然前髪を燃やされたってんのにまだ舐めた態度を取られるのは少々癪に障るが、別にあんたの方が謝る事はないよ。あたしも勝手な事をしたからねぇ......命までは燃やさないでやるさ。ここへの勧誘もまた今度の機会にするとしよう」


 ――いや、私は自分が弱い事実を並べただけであって一度も挑発なんてしてないけど...本当に何の話?


「そういえば小娘や、近々料理大会に出ると聞いたが本当かい?」


「え、まぁ...はい。ここに居るメルのせいで出る事になりましたけど――どこで聞いたんですか? そんな話」


「あたしゃちょっと王城に用があってな、その時に噂で聞いたのさ。多分だけど、そこの皇女が何か言い触らしてるんだろう。幸いな事に外には情報が出ていないが、王城内部では大騒ぎになってたからねぇ」


 それを聞いてメロールを見るが、無駄に音のいい口笛を鳴らしながら誤魔化している。というか誤魔化しにそんな質の高い口笛なんて要らないし、勝手に周りに話しまくってんじゃないわよ!!!


「わざわざ時間を割いてまでここに足を運んできてくれたせめてもの礼だ。小娘ほどの強い強者なら魔物を調理した経験もあるだろうし、必要ないかもしれん。要らなかったら売ってくれてもいい。とりあえず受け取りな! 」


 そう言ってグロリオサが炎のように赤い大きな水晶玉のようなものがついている魔法杖でクランの床を四回叩く。暫くすると、奥の方からまた知らない顔をした魔導師らしき人が細長い箱を持ってきた。一体この私に何をくれるのだろうか?


「これは先日、メイルがダンジョンから持ち帰った魔道具、通称『輝き放つ美味のまな板(フラシャイン・ボード)』だ。これを使えばどんなに下手な人間でも味の保証がされる優れものだ。この魔道具の安全性は既に確かめてあるし、良ければその料理大会とやらで使用するといい。ルールについて詳しくは知らないが、それを使おうが恐らく問題ないだろう」


 こうしてロジェは、またしても料理に関する魔道具を手に入れた――というより無理やり押し付けられた。


 なんで私の周りに、こんな都合良く料理系の魔道具が集まってくんのよ。先日の包丁といい、これといい、なんかおかしくない? ものすごく嫌な予感がするんだけど気のせいかしら。

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