次なる円卓の戦士?
そんなはずはない母さんがこの世界にいるわけ
「動揺してるな 実の母は斬れないでしょ?」
どれだけあっていなかろうとやはり分かるものだな、
「お前は母さんじゃない」
「いかれてやがる だがこれなら?」
さっきとは違い完璧にさっきのガキだ
「俺はスワンプマン原子レベルで同じ人間を作り出し本物と偽物が混ざる混沌の時代を作り出す」
溶けやがったにしてもそっくりな人間か 中身も一緒なのかな?それにしても死んだ人間とそっくりな人間を作り出し何事もなかったように偽物が生きて溶け込むとりまガキは殺す
「あ、ゾーンさんなめた口聞いてすみませんでしたあそこまで圧倒的な魔力量 お見それしまし…」
死んでおけお前のような偽物は 手刀それだけで十分だったのだ 偽物への手向けは
「回術の十三 復生液」
誰が最初に起きるかな、て少年は起きていたのかほんとすごいなこの子
「あの人はなんだったんですか?」
プルプルの脚を使って立ち上がるまるで生まれたての小鹿の如く
「あ?あのガキか、殺した社会の厳しさってやつだ人だからって人に殺されないと思ったのだろうだがな この世界は弱肉強食常に狩るか狩られるか何だよ」
「いやそれはどうでも良いです 死んだ人が生き返ったような風に見えたんですが、」
え、この子人の死に無頓着すぎる、まあ教えてあげるか
「さっきのは【スワンプマン】学者の仮説の存在だったはず 例をあげると雷を受けて死んだ瞬間に原子レベルのそっくり人間が生まれたらそのそっくりが死んだ人と同一人物か別人かってやつだな」
うん 俺話すの下手くそだな
「ドッペルゲンガーとは違うんですね 流石長生きしてるだけありますね」
「ウッセ!ほら戻って登録を終わらせるぞ あとちょっと寄り道するからな」
そうして円卓の場所
「なあ?少年君なら触れることも近くことも出来ない危険物をどう対処する?」
「誰も近付けないなら対処しなくても良いんじゃないですか?」
なるほど 逆説的に考えているのか、てか席が光ってるな
「少年あれに座ることは出来るか?」
少年は円卓に近付き席に手を掛ける
ほう本来適正がないものは座る意思を見せたとたん弾かれるんだかな
「座れましたよ」あれ?なんか意識が
まあ、シヴァの気配がすごいな
「よう、ゾーンキング!」
「新解名【卑弥呼】攻術の八十六 白炎夜叉」
構えをとった瞬間シヴァのオーラが体内に収まっていく
《俺だちょっと全員に声掛けとけ》
こいつはブラットにでも任すかな
リメイク基地
「ゾーンズさ…」
こんな時にもちゃんと対応してくれるのか、流石メイドさん あと忘れる前に
ゴトッ
手から落とされた球体は地面に術式を刻んだ
「今日は案内もお菓子もダイジョブ部屋に人が入らないように全職員に伝えてくれ」
タッタッタッタッば!
「全員揃っているな、」
釈迦にヨハネ リメイクもムイ以外は揃っているな
「円卓に座った少年だ それと同時にシヴァの器に選ばれた」
「「!!!!」」
「シヴァの器か、確かに魔力を感じるな」
「だがな、流石に弱すぎる」
確かに本来の3%程度の力しか感じない
「恐らくだが弾けとんだ力の一片が円卓に入っていて彼に乗り移ったと考えるのが必然だろう」
ふーむ難しいな
「ちょっと関係ないがいいか?」
マスタールールか
リモコンを操作し画面を写し出す
「ここ最近ダンジョンによる死亡数が例年に比べ少なくなっている それと同じタイミングでモンスターが知能を持つようになってきている恐らくだが円卓に入っていたシヴァの力が大地に流れ出していた影響だと」
ふむモンスターの影響はそうだろうな、だが
「死亡数に関しては俺と対峙した【スワンプマン】と言うやつだろうよ そいつはボス攻略中(自分が殺したとは言わない)に死んだ奴を自称原子レベルで同じ人間を作り出したらしい」
おいおい、それはつまり!!
「既にこのエデンには偽物が溢れてるって言うのか?」
「恐らくだがな、」
「モンスターノ知能上昇ニハココロアタリガ」
おお!ゴースト中々流暢に喋るように
「オソラクオレ(ゴースト)ト言ウルールガ強クナリスギテ輪廻ニ影響ヲ及ぼしたセイカト」
纏めると偽物が世界に溢れ死んでしまった本物は他のモンスターの魂と結びつきより強いモンスターとして生まれてしまうそれと同じことが少年にも起きたと。
輪廻に関してはともかく少年のほうはどんな確率だよ
「まあわかったら色々押してくれこれ置いとくから」【女神の耳】
毎度毎度よく古代遺物を作り出せるよな まあ今回はライザン……じゃなかったジャックも手伝ってるらしいけど
「そんじゃ少年の処遇といっても彼は何も悪いことはしてないしこっちで保護するよ」
今回帰りに使ったのは半永久型の【女神の脚】ライザンによって周囲の魔力を利用する術式を組み込んだ完成品これを来た時に入り口に設置行き来が楽になる
「俺らも登録しとこ、」
皆も去り際に登録していく、一銭も出さずに
「ブラット少年の保護ありがとな」
少年がスゴい汗だくだ 何をしたら…まさか少年は青年にな
ったのか!?
「凍血」
ガチガチに固めた血液をものすごい速さで飛ばしてきた 失礼なこと考えたのばれた?
「ゾーンさん、この人弓なのに近接も強いんですけど、」
まあ血を使うんだもんな本来なら近中寄りな所を古代遺物で補ってるんだもんな