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先程誘爆した無人戦闘機と同型と思われる機械兵器が、次々と飛び掛かって来る。


身を捻ったり、サイドステップやバックステップ、さらにホバーおよびスラスターを駆使し避けつつ、実剣にて迎撃を。


切り裂くと誘爆する敵機。

その誘爆に誘発され爆発する敵機も。


まるで移動する機雷や地雷のようだ。


普段の俺ならば避けることもできず、ズタズタにされているだろうな。

ゲームだからだと言えよう。


っと、胸辺りの体高を持つ四つ足機獣っう感じの敵機が。

虎?


生身で出会ったら、逃げるどころか固まってる間に喰われちまいそうだ。

ゲームだから相対可能だが…初っぱなから少々ヘビーじゃぁないですかね。


辺りにはネズミ型の機獣がチョロチョロしてっしさ。

それを避けつつ、虎型機獣の動きを伺う。


ヤツは前屈みになりつつ、俺の周囲を歩む。

明らかに、俺の隙を伺ってんな。


っと、近場で切り裂いた機獣の爆破に誘爆した機獣が!?

慌てて避けるが、それが隙になったのか虎型機獣が襲い掛かって来たっ!


身を屈めつつ左前方へステップを。

間に合わないっ!

くっ!!

さらにホバーとスラスターだっ!


強引に身を捻り離脱をはかる。


なんとかギリギリ躱しつつ、反射的に実剣でヤツの横腹を薙ぐ。

くっ!

(かて)ぇなぁっ、をいっ!


離脱してから肩に掛けていたレーザーライフルを。

構えると同時に感で…撃つ!


大口開けて襲い掛かる虎型機獣の口内へとビームがっ!

頭半分が吹き飛んだぜっ!


虎型機獣が沈むと同時に、潮が引くかのごとくネズミ型機獣が撤退を。


「アキラ少尉、お見事です!」

マチルダさんから讚美の言葉がな。


我ながら、良くやったっと思うぜっ!


「ただ、ビームライフルの出力が高すぎたようですね。

 機体を稼動させるためのエネルギー残量に問題が出ております。


 基地へ、ご帰投願います」だってよ。


機体が動かなくなれば、それこそゲームオーバーってな。

ビーム兵器は強力だが、エネルギーコストに問題があるな。


俺はホバーとスラスターを駆使し、早々に帰投をな。


帰投時にマチルダさんがな。

「先程倒された機獣は、ここら辺の無人敵機を統べている機体の1つでしょう。

 新兵だけでなく、一般兵にも被害が出ており、討伐が検討されておりました。


 アキラ少尉が早々に倒されたことは、上層部に高く評価されるはずです。

 おそらくは、中尉に任命されるかと」

そんなことをさ。


だからさ。

「いやいや、少尉に任命されたばかりだよな。

 流石に昇進は、ないんじゃないかね?」って尋ねたさ。


したらね。

「軍では、戦功あれば称されるのは当然のことですわ。

 昇進は、間違いないと思いますけれど…」

そう告げて来たよ。


まぁ…ゲームだしな。

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