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詩集「無地ノート」

おもいやり【詩】

「おもいやり」

思いをとおくへ遣るということ。


「おもいこみ」

思いを閉じ込めるということ。


未知の境界線の外へ外へ気持ちを向けることが思いやるということです。

言い換えれば、想像するということ。

想像力は思いやる力のみなもと。


反対に、既知の境界線の内側に気持ちを向けることが思いこむということ。


気持ちを向ける対象は人だけではありません。ときに物であったり、出来事であったり。

よく知っている対象であればあるほど思いやることは難しく、思いこみはたやすくなります。

既知の領域が広い分、思いやるにはずっと遠くまで考えをめぐらせる必要があるのだもの。

それを押し進めてくれる作用は、優しさ、愛にほかなりません。

2010年10月8日 制作。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 『想い』を『遣る』 素敵な言葉ですね。 中々届かない事もあるし、見当違いの方向にぶん投げてる時もありますし。 でも、想いが届くと嬉しいですし、想いを受け取るとなると、もう幸せな気持ちになれ…
[良い点] ふたつの言葉が浮き上がらせる境界線があまりに鮮やかではっとさせられる
2019/01/16 18:48 退会済み
管理
[一言] 思いやりって、的の中心に刺さることって滅多になくて、 むしろそんなこと、はじめっから期待すべきじゃなくて、 それでもなるたけ中心を狙って、近いところに射してやろうっていう、 そういうものかも…
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