0021 書き出しの一文
初めましての方は初めまして、そうでない方はこんにちは。
作品の書き出しの一文は大事にしたいなあと思う。
夏目漱石の坊ちゃんとか川端康成の雪国みたいに最初の一文を読んだだけで、作者と作品名が分かるのが理想。
自分の書いた作品を振り返ってみる。
『石畳の敷き詰められた広場』
うーん、無機質。
作者的には白い皿に盛り付けてく感じにしたかったもよう。
お腹空いてる人に皿だけを出す愚行だったと反省。
オードブルなりお通し、最低でも食前酒は提供するべきだった。
ここで描かないといけないのは戦闘で傷だらけの騎士や魔法使であって石畳ではない。
3年前の自分に「もう少しがんばれ」と伝えたい。
なかなか自分の書いたものを客観的に読むというのは難しい。
でも、ポイントを絞れば「ありかなし」くらいはわかるような気がする。
竜頭蛇尾って言葉があるけど、最初の一文くらいは竜でいきたいなあと思った。
まあ、でも0001はプロローグで本番は0002だから。
『「儂がカワマタ帝国皇帝カワマタ・オジマである」』
モブの王様のわけのわからん自己紹介…。
ひどい…ひどすぎる。
作者的にはインパクトを出したかったもよう。
ここはヒロインのヒラノちゃんを先に出すべきだった。
召喚されて一発目にみるのがヒゲのおっさんはきつい。
いろいろと反省点が多かったなあと。
本当に暇な人は「処女使い~俺の回復魔法は18歳未満の処女にしか効果がない~」もどうぞ。
休載中(0001から0025まで)なので自己責任で。




