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男たちは体格も大きく、鍛えられた兵士であることが分かる。その中で一際、気迫を持った男。フードを深くかぶっているものの、眼帯を付けている姿にヴィクトルは彼が隣国の皇帝であるイヴァンであることに気付いた


「お前がジャスミンだな?」


イヴァンはフードの中から拳銃を取り出すと、ジャスミンに向けて銃口を向ける。その後は、ただ意識だけを飛ばしてこの光景を見守るヴィクトルにとっては辛いものだった。多くの悲鳴が起こり、ジャスミンが無理やりイヴァンによって連れ去られていく。彼女を助けようと小柄の眼鏡の男が動いたものの、銃口が火花を散らし、男は多くの血を吐き出して倒れてしまうのだった。


平和だった光景が一気に、恐ろしいものへと変わる。人々の悲鳴の中、ジャスミンが倒れた男を必死に助けようと叫んでいる様子がヴィクトルの心をかき乱すのだった。





同時刻、ラヴィル国でのこと。


イヴァンはジャスミンという女を手に入れ、地下牢へと閉じ込めていた。隣国ザハール国の皇帝であるヴィクトルの弱みとなるこの女。なんでも、エリク神という隣国の神はヴィクトルとこのジャスミンという女の恋を引き裂いたのだという。まぁ、皇帝と平民の女の恋だなんてそもそも結ばれるはずもないのだが、彼女の存在は大きな駒になる。


「今度こそ手に入れてやる」


そう考えているイヴァンは隣国に向けて、ジャスミンと言う女の命とリーリエの身柄を交換するよう申し込む書類を送るのだった。



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