第十四話(早馬side/R12)
上原部長に早退すると言ったので、数時間前まで居た家へと帰宅する。遊びに行くにも、何すれば好いか分らないし、何よりそんな気さえ起きない。
たった数日間とはいえ、おままごとの様な夫婦生活は楽しく無かったか? と問われれば、俺は即行で「楽しく無かった」と答えるだろう。――でも、またあの時みたいに夫婦生活を送りたくないか? って問われれば「いいえ」だ。
其れだけ、俺の心の中に根付いてたのだ、あの小娘の存在は。
「……あ…」
「…よぉ、何してんの? 」
アパートの階段を上り、家の階でコンクリートで出来た通路を歩く。曲り角の向こうには、今まさに俺が一番会いたかった人物が瞳に映った。
俺は、三十云年生きてきて上手く作れる様になったポーカーフェイスを装い、小娘に声を掛けた。小娘は何かを後ろに隠し、「御免なさい…。もう、会わないって、約束したのに…」と謝ってきた。
「……あー…そんな約束したっけ? …で、其れより何の用? 」
「………此れを…書いてもらいに、きたんです…っ」
そう返答すると、小娘は後ろに隠していた物を俺に手渡した。俺はソレを見た瞬間、思わず目を見開いた。
「離婚……届、け…? 」
「本当に御免なさい! ……貴方を、傷付ける様な事をして…何と、謝罪すれば好いのか……」
「………ホント、勝手だな…御前」
「……御免なさい…っ」
涙を目にいっぱい溜めて、唇を噛締め、泣くのを我慢してる小娘の腕を乱暴に掴むと、俺はポケットから鍵を取出し其れを鍵穴に突っ込ませ、カチャッという音が鳴るまで回す。
ドアを開けると、小娘を先に中へと押込める様に入れ次に自分が入る。そして鍵を閉め、再び小娘の腕を掴むと、リビングを通り寝室へと向った。ベッドに小娘を押倒し、組敷く。
「早ちゃ…っ」
「……謝罪…したいんだったよな? だったら、最後に一発、ヤラせろ」
何かを言おうとする口にキスを落し、深いモノへと変える。いやいやと横に振る頭に、何ともイヤラしく見える俺は、末期の変態だろう。まぁ、俺にとっちゃあ、立派な褒め言葉だけど…。
キスにいっぱいいっぱいで混乱してる小娘を視界に捉えた侭、俺はそっと彼女の服の中に手を忍ばせ、華奢で柔らかな肌に擽る様に触れた。
耳に届く、甘い声
(嬌声を上げる小娘に、俺は、何度もリップサービスと称した愛の言葉を囁いた)
後書き
R12…なんだよね、コレ?大丈夫?ギリギリ……ですよ、ね?(ドキドキ)
何か最近、小説のスタイルが下ネタ?ってぇ程でもないけど、兎に角微妙にエロい気がするのですが、気のせい?((大丈夫だ。最初っから、危ない橋渡ってたから
私の脳内は、何時まで経ってもエロガキ年齢のまんまです((エロガキ年齢って何?!
一番ヤバいのはアレだね。スカートの下はどうなってるの?とか、想像したりするのg((コラ!ゴラァ!!
初出【2012年6月1日】
個人的なイメージでの少女漫画と少年漫画の違いは、、、
少年漫画のヒーローは、ヒロインが他の男と仲良くしてるのに嫉妬したとしても見て見ぬフリしたり、ヒロインにキスを要求する事があっても、ヒロインにキスするかどうかを委ね、無理強いはしない。
少女漫画のヒーローは、ヒロインが他の男と仲良くして嫉妬したら、無理矢理キスの一つでもするという偏見なイメージがありまして、、、
中間ぐらいの内容が描けたらいいなぁと思ってます……うん❗️(`・ω・´)




