鬼は外、係長は外
職場の嫌われ係長が、突然豆まきやるぞと言い出した。意味不明。25歳一介のOL、部署内で特に目立つ方でもない千夏は、止めるでもなく冷ややかな視線を送るでもなく、ただ成り行きを見守るしかない。そうして始まった豆まきは、最初は何一つ盛り上がらなかった。が、とある一言がきっかけで豆まきは徐々にヒートアップ、鬼役係長は最後に部署からたたき出されてめでたしめでたし……とはいかなかった。係長が、部署に戻ろうとするも、できなかったのである。本日二回目の意味不明。他の人間はさして気に留めない風だが、千夏はなんとなく気になって係長に声をかけた。それがまさか恋の始まりだなんて、誰が信じるというのだろう。それが三回目の意味不明、だった。
☆★上のあらすじは、お師匠様(とこっそり心の中で呼んでいる)東 吉乃さまに書いていただいた宝物です。東様、本当にありがとうございます!☆★
☆★上のあらすじは、お師匠様(とこっそり心の中で呼んでいる)東 吉乃さまに書いていただいた宝物です。東様、本当にありがとうございます!☆★