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ネコ耳❤アリシアの魔王城日記  作者: 独瓈夢
第三部 アリシア伯爵
97/316

第97章 アリシア伯爵の領地改革-ギルド編①

 広間の長椅子には、リンド君が毛布をかぶって眠っていた。


広間で寝て、ドコデモボードを警備していたらしい。

感心、感心!


コンコン

ドアが叩かれ、鍵が開けられる音がしてレイカちゃんが、トレーを持ったメイドと入って来た。


「あらっ、アリシア伯爵さまっ!お早いですね... ヒェエエ――――っ!」

「きゃああああ――――っ!」


レイカちゃんとメイドさんの悲鳴二重唱で、静かだった館の中がとたんに騒がしくなり、リンド君がバッと開きあがり、抱えていた剣を抜く。

さすが、高給払って雇っている- いや月給大銀貨5枚だから、高給でもないか- 護衛だけある。


「アリシアさまじゃないですか!もう、驚かせないでくださいよ?」

剣を鞘にもどしながら口を尖らせたけど

その目は... 久しく会わなかった恋人を見る目?

いやいや、私、そんな気ないから。


 私たちに続いて出て来たガバロス親衛隊が、ヴァナグリーに乗ったまま館の中を歩いて回り、あちこちから悲鳴や子どもの泣き声が聴こえて来た(汗)。

ガバロス騎馬隊、総勢100騎の登場だ。驚かないのが不思議なくらいだ。


 第三曜日の午後、私は魔宮殿で魔王さまに抱かれたあとで、融資のついでに、新領主(私のことだ)の威厳と武力を領民に誇示するために、ヴァナグリー付きガバロス親衛隊を100騎を拝借することにしたのだ。

 ガバロス騎馬隊はほんの“露払い”で、十日もすれば別の連中がやって来る。

新領主たるもの、領民に舐められちゃいけない。それじゃなくても、女伯爵領主と言うことで甘い汁がたっぷり吸えると思っている輩がゴマンといるだろうからね。


 フローリナちゃんとマルレーヌちゃんが、ゼーブランド元伯爵家の者たちや家令のボイロンさん、執事ドッテンマイアさん、それに従僕やメイドや料理人たちを連れて現れた。

 ガバロス親衛隊とヴァナグリーをすでに知っているフローリナちゃんたち以外は、みんな顔面蒼白だった。


 外からも悲鳴が聴こえて来る。

窓から外を見たゼーブランド元伯爵が


「ひ、広場が...バケモノだらけだ!」

外を指差しながらわなわなと唇を震わせている。

 

「きゃああ―――っ!バケモノよ――っ!」

「バケモノだ――――っ!」

「ぞろぞろと伯爵さまの館から出て来る――っ!」

「怖い―――!」

「食われるぞ―――!」

「ワ――ン... お母さ―――ん!」

「しっ、しっ、あっちに行け――!」

外が大騒ぎだ。


私は説明をロニアちゃんたちにまかせることにして、フェリノディオ族(ネコ人族)の全速疾走で表に向かって走った。


 ............ 

 ............ 

 ............ 



 1時間後― 


ようやく、騒ぎが静まった。


「このガバロス騎士団は、私、アリシア・ゲネンドル伯爵の兵です。このランゴーヴェルの町は、今日からゲネンドルタウンと名前を変えます!」


私は広場に高い演説台を用意させ、施政方針演説を始めた。


オオオオオ――――…… 


突如現れた恐ろしいバケモノとそのバケモノに乗っているバケモノ戦士。

そして、突然発表されたの町名変更に、広場に集まった千人を超える人々が驚きの声を上げる。


「ゼーブランド元伯爵が、多くの男を兵士として召集したために、この町では治安が乱れていると聞きました。よって、新領主である私、アリシア・ゲネンドル伯爵は、ゲネンドルタウンの人々が安心して商売や仕事に励み生活出来るように、ガバロス騎馬部隊を連れて来ました」


「オオオ――――!ガバロスと言うんだ!」

「ガバロスって言うのね!」

「それにしても怖そうな顔と目!」

「人を食べるのかしら?」

「食べるに決まっているわ!」


「安心してください。ガバロスは人を襲いませんし、食べません。それにこの巨大なイキモノ、あなたちがバケモノと怖がっているモノはヴァナグリーと言う両生類で、このイキモノも人は襲わないし、肉も食べません。好物は魚です」


「オオオオ――…!ヴァナグリーと言うんだ!」

「人を襲わないって本当かしら?」

「肉は食べないで魚を食べるんですって!」

「じゃあ、安心していいのかしら?」

「安心していいに決まっているわ!」


 ワイワイガヤガヤと驚き、騒いでいる町民とは一風変わった連中が広場の一角にいた。

甲冑や防具をつけ、剣を腰に差し、槍や弓をもっている。この連中がこの町の専属防衛兵で約20人いると聞いた。町の警備や外敵から町を守る役目の兵たちだ。


 全部で30人ほどいる警備兵たちの給料も伯爵- つまり私- が出さなければならない。

この連中は、元兵士だった者たちや腕に自慢のある町人などで、先代のゼーブランド伯爵といっしょに戦ったことのある元騎士なども警備兵になっていると聞いた。


 この連中には、いまのところ引き続き町の警備をやってもらうつもりだけど、町の警備の件は、今、戦いに行っている騎士や兵たちが戦争が終わって帰って来てから再検討した方がいいだろう。

 やはり、戦争帰りの若い者たちに領土に残ってもらうためには、魅力的な仕事とか用意しなければならい。だけど、領地の経営が軌道に乗るまでは、出来る限り余分な支出は避けたい。


「そこに集まっている警備の人たち!」

私が呼びかけたので、警備の者たちは何やら話し合っていたのをやめて私を見た。


「私は、この町に、私の領地に、新しい軍隊を置くつもりです...」

「おお、やっぱり!」

「俺たちはお払い箱か!」

「そうなるだろうと思ったぜ!」

などと言っているのが聴こえる。

フェリノディオ族(ネコ人族)の聴力はすごいのだ。


「しかし、あなたたちは、長年町の警備をやっていて、警備の仕方を知っています」

「そりゃそうだ!」

「俺たちより知っているヤツはいない!」

「新しい伯爵さま、よく見ているな!」

という“評価”が今度は聴こえた。


「ですから、あなたたちには、引き続き町の警備をやってもらい、お給料もこれまで通り払うことにします!」

「おお、やったぜ!

「新領主さま、それほど悪くねえみたいだな?」

「これで食いっぱぐれなくてすむ!」

「ふう!どうなるかと思ったぜ?」

「これで一安心だな!」

評価が各段によくなる。


「私は、新領主として、この町を、この領土をさらに発展させ、栄えさせるつもりです。そのためには、これから綿密に検地を行うと同時に、税金についてもしっかり見直すつもりです...」


オオオオオ―――……!

税金と聞いて、みんなの顔つきが変わった。


直接自分の利害に繋がることなので、みんな静かになり、固唾を飲んで私を見ている。


「私の考えは... これまでのような高い税金や、人頭税とか納付金は課さないつもりです」


オオオオオ―――――……!

ひときわ大きな驚きの声が聴衆から上がった。


 そりゃそうだろう。

領主という連中は、何かにつけ新税だ、増税だといつも言っているだろうからね。

 領民が払う税金の中で、もっとも評判が悪い税金の一つが、農民に課せられる人頭税だろう。

農村の子どもが15歳になった時からほぼ死ぬ時まで、一律一人当たり銀貨10枚を毎年払わなければならない税金で、家族が5人いる農家は銀貨50枚、つまり金貨5枚分の人頭税を払わなければならないし、10人もいれば金貨100枚というバカにならない大金を税金として納めなければならないのだ。人頭税が悪税と呼ばれる所以だ。 


「人頭税、払わなくて済むのなら助かるわ!」

「そうよね、あんた双子を妊娠しているものね?」

「おお、新領主さま、意外といい領主かもな?」

「まだわからんぞ? きっと人頭税に代わる新しい税金を発表するに違いないさ!」

「それもあり得るな!」

賛否両論が聴衆の間で飛び交う。


「もちろん、税金なしで領地の経営はやって行けません」

「ほら、やっぱりな!」

「今、俺が言っただろう?」

「新領主さま、それほどいい領主じゃないかもな?」

「まだわからんぞ?どんな方法で領民から金を巻き上げるかによる!」

聴衆が騒然となった。


「私は、領地をよくし、町を住みよくすることを最も重要なことだと考えます。

町をさらに発展させ、町民の衛生や低収入層の住民たちの住宅事情の改善もやりたい。

そして、それを可能にする方法として、組合(ギルド)を創設することを考えています。

また農業、商業、工業を栄えさせる計画も持っており、特に経済的に影響が大きい農業に力を入れたいと考え、多額の投資を考えています...」

「ふむふむ...えっ、領民から金をむしり取るじゃなくて、投資をするんだって?」

「どういうことだよ、それ?」

「また新しい税金を作って金を巻き上げ、それを農民にばら撒くってのか!」

「もう誰も金なんかないわよ」

「増税増税で、農民は干上がって、商売も上がったりだしね!」


ワイワイガヤガヤ... 

ワイワイガヤガヤ... 


広間は騒然となり、私は、もうこれ以上、具体的な計画もなしに新領地政策を発表するのは無駄だと悟った。それに、一週間にわたって領地の調査を命じたリンド君やフローリナちゃんたちの報告も聞いてないので、まず最初に報告を聞いた上で意見交換をする必要がある。


「最後に。投資は領民の税金や新しい税金を使ってやりません。領主である私-アリシア・ゲネンドル伯爵が調達した融資で投資を行います。領地政策の詳細については、後日、この広場に立札を立て、みなさんにお知らせします。以上!」


ワイワイガヤガヤ... ワイワイガヤガヤ... 

広間は騒然となっている中を私たちは館に引き上げた。


引き上げる前に、広場で私の演説を聴いていたゼーブランド家の者たちに聴衆の感想を聞くように、私の個人秘書として連れて来たミルイーズちゃんに頼んでおいた。


 ............ 

 ............ 

 ............ 



「あなたたちは、一週間にわたって館のことや、町の状況、それに領地がどんなものかを詳細に調らべることが出来たと思うんだけど、まずはそれを報告して」

広間にもどった私は、ガバロス親衛隊を警備のために廊下に2人置いて、ゼーブランド家の者たちや使用人が入って来ないように見張らせると会議を始めた。


 これからは、あくまでも領地の将来を決める大事な政策会議だ。

元領主だったオーマルさんの意見は今のところ必要ない。要るのは、リンド君やフローリナちゃんたちが自分の目で見て、実際に関係者などと話して得た調査結果だ。


「ボクが見たところ、あの家令のボイロンさんが、役所で領地のすべての収支とか領民の管理をしていて、彼の下には役所の高級職員が10人いて、その高級職員たちは部下を使って税金を取り立てたりしているんだけど、どうもごまかしが多いように感じた。高給職員の年棒は金貨40枚だそうだけど、着ている服は給料に見合わない高給な服だし、家も不相応に立派な家に住んでいる」

「なるほど。税金徴収の帳簿をごまかせば、いくらでも私腹を肥やすことができるからね」


「それを言うのなら、家令のボイロンさんもかなりお金持ちみたいだわ。年収金貨60枚って言ってらしたけど、まるでアリシア伯爵さまのお屋敷くらい大きな家を広場からちょと行ったところに構えているし」


「あ、それは、家令というお仕事は、アリシア伯爵さまもご存じのように貴族の領地内領地の管理をするんですけど、領地内の農地を借地人に賃貸して借地料を徴収し、領地民の数を調べて人頭税を課したり、領内の利益が絡む争いを調停したり、徴税官を使って商人、借地人、農奴などから税金を徴収させたりして、なおかつそれらの収入と支出の細かい記録を記録し、保管するなど大へんな仕事をしなければならないんです」


「ふつうの凡人には出来ない仕事ってわけね、フローリナちゃん?」

「はい。だから、私のお父さまの領地でもかなりの高給を払って家令を雇っていますけど、家令はその大へんな仕事を間違いなく正確に調べ記録しなければなりません。なので、ほとんどの領主がその大へんな仕事の見返りとして、税収や土地借地料などの一分を払う者が多いのです」

「つまり、ボイロンさんが立派な屋敷をもち、いい暮らしをしているとしても、必ずしも税金などをごまかしているとは言えないと思うんです」


「わかったわ。一応、専門家を魔都から連れて来て帳簿を精査してもらおうと思っているけど、疑わしきは罰せずということね?」


「しっかりした結果がわかるまでは、それが無難だと思います。それで調査の件ですけど、この一週間、四人で領地内を詳しく見て回りましたが、農地はかなり荒れているところがありますね」

そう言いながら、フローリナちゃんはホウキの柄の長さくらいの巻かれた紙をテーブルの上に広げた。


 その紙はゲネンドル伯爵領の地図だった。

“誰か絵を描くのが上手な人っていたっけ?”と思うような、けっこう詳細なゲネンドル伯爵領の地図には、領内の主な町や村の位置、それに河川、湖、道路などが描かれていた。

なるほど、これだと領内各地の地理的特徴や町や村が多い地域が一目瞭然だ。



       ゲネンドル伯爵領の地図

        挿絵(By みてみん)



「北部地域は、その北にエレインチール山脈とアウニバール山脈がありますが、エレインチール山脈の麓から広がる高原ではヒツジやヤギの放牧が行われ、さらに標高が下がった平野部ではアベナ麦、トリゴ麦、セカボ麦などの穀物が広く植え付けられています」


「アウニバール山脈の麓には川や大きな湖があるけど、ここではあまり農業はやってないのね?」

「はい。エレインチール山脈あたり一帯は、ご覧のように割と近いところに中くらいの町や小さな町が点在していて、そこでの農産物の消費が農民たちを助けているようなのです」


「なるほど。アウニバール山脈一帯は、あまり町がないから、農産物や畜産品を販売しようがないってことね?」

「どうやらそのようです、アリシア伯爵さま。そのため、いくつもの川や湖があっても盆地も平野部もほんの少ししか開拓されていません」


 フローリナちゃんに次いで、マルレーヌちゃんが説明を始めた。

「領地の南部は、オルタウル山脈やドゥインネルの町のある盆地を囲むようにある山々からいくつもの川が流れており、ゲネンドル伯爵領第二の町であるドゥインネルという大きな消費地を近くに抱えていることから、丘陵地帯ではヤギ・ヒツジの牧畜が盛んですし、盆地や平野部ではかなり大きな面積で穀物が受け付けられています」


「やはり、近くに農産物を消費する町があるというのが決定的なのね?」

「はい。しかし、この地域も近年の増税に次ぐ増税、そして血税などで多くの働き手の男たちが戦争に駆り出されていました、深刻な生産量低下に見舞われています」

「こんな好条件の農業生産地でもそうなのね」


「あたしが、西部の説明をしますね」

と言って、アマラちゃんが話を続けた。

「西部は、そのさらに西に標高2600メートルのズデーネン山脈が連なっていて、その西側はアングルスト帝国なんですけど、この一帯はズデーネン山脈から東に行けば、見渡す限りの平原が広がっているんですけど、やはり近くに生産物を消費する大きな町などがあまりないので、自給自足みたいな農村ばかりです」

「アングルスト帝国と交易が出来たら、西部も栄えるのにね...」


「え――っ、それはダメですよ、伯爵さま。だって、アングルスト帝国との間にはズデーネン山脈があるし、だからアングルスト帝国軍も西ディアローム帝国に攻め入るのにこの領地を通過しなかったんですから!」

「それは問題だけど、魔都での極秘情報によると、あと半年もしないうちにアングルスト帝国もベルミンジャン王国も戦争で負けるそうよ」


「「「「「えええ――――っ!?」」」」」

みんなが目を大きく見開いて驚いた。

ありゃ、これは情報を早く出し過ぎた?



「だから、戦争が終結したら、このズデーネン山脈の南端から回りこむ道を使って、トロール人に肉や穀物を大量に捌けるってことよ!」

「そ、それは現時点では、まだ夢のような話しですねぇ...」


たしかに現時点ではそうだ。

だけど、投資というものは、今すぐじゃなくて数年先を見て資金を投じなければならない。

じゃないと、いざ消費が急増したときに、提供できる生産品や商品がないと言うことになるのだ。


「じゃあ、東部の説明はボクが。東部は、隣接する〇〇〇公爵領との境界に大きなダウモール川が流れていて、それにそって肥沃な河川流域があり、昔から農業が盛んだけど、近年は、冷害、水害、それに最近数年間におよぶ元領主の搾取に疲れた農民たちの多くは領地から逃げ出し、残った者はわずかで働く意欲もなくしているみたいだ」

「そこまでは、前回、農業技術者たちから聞いたわ」


「そ、そうでしたね」リンド君が鼻白む。

私から見つめられ、顔が赤くなる。

「し、しかし、東部はアリシア伯爵さまの領地で最大の消費地である、ここゲネンドルタウンに近いという利点がありますし、それだけでなく、西の〇〇〇公爵領にも近いので、十分に農産物や畜産物、それに工業品を売れるかも知れません!」


ムキになって説明するリンド君が、なんだか愛しく思えて来た。

そして、突然、 領土の東部を視察した時に見た白昼夢を思い出した。


「いやいや、(リンド君の子どもを妊娠なんて)ダメでしょ!」

思わず心で思ったことが口に出た。


「えっ、それもダメですか?」


「あ、いや、リンド君の提案がダメと言っているんじゃなくて、あんまり増税をするとダメって言っているの」


「あ、それはそうですね」


うまく騙せた。

思っていたことを口を滑らせて全部言わなくてよかった。

もし、全部しゃべっていたら... 


想像もしたくない(汗)。



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