第21章 魔王の罪滅ぼし
ピシっ!
「ひっ?」
オシリを平手打ちされた。
ピシっ!
「ひっ!」
パシっ!
「きゃっ!」
オシリを平手打ちされ、返す手でまた叩かれた。
ピシっ!パシっ!
「ひっ!きゃっ!」
ピシっ!パシっ!
「ひっ!きゃっ!」
「どうだ、思い知ったか? ハァ ハァ... これが魔王へ直訴した罪人に課せられる極刑だ! ハァ ハァ... 」
「お、思い知りました!」
魔王さまは、私のオシリを叩くのは疲れるらしく、息が荒くなっていた。
ピシっ!パシっ!
「ひっ!きゃっ!」
ピシっ!パシっ!
「ひっ!きゃっ!... わ―――――――ん...」
突然大口を開けて泣き出してしまった私。
「 ハァ ハァ... ど、どうした?オシリが痛いのか?それとも手か足か?」
突然泣き出した私に驚いて、魔王さまがオシリを平手打ちするのを止め、あたふたと手足を縛っていたロープを解いてくれた。
「わ――ん わ―――――――ん...」
だけど、私は泣くのを止めなかった。
「どうした?どこか痛むのか?」
魔王さまは、私をベッドに寝かせて、上から布団をかけてくれた。
「だ、だってぇ... 私、本当に死刑にされると思ったんだもん。わ――ん わ――――ん...」
「バカな。おまえほどの可愛いネコ耳美少女を、私が死刑になどするはずはないではないか?」
「だってぇ... 魔王さまって怖いんだもの...わ――ん わ―――――――ん...」
「あれはすべて演出だ。その方が感じが出るであろう?」
「わ――ん わ―――――――ん......」
私はひととき泣くのを止めなかった。
............
............
............
「ふ―――ぅっ、極楽――っ♪」
「背中、これくらいで良いか?」
「もう少し力をいれて。あん、あんまり強くこすっちゃダメ!」
「中々難しいな...」
死の淵を見てから30分後―
私は魔宮殿10階にある魔王さまの広大な部屋の窓際にある大きなお風呂に浸かって、魔王さまに背中を洗ってもらっていた。泣き止まない私のご機嫌を直すために、魔王さまは、この部屋にいる間は“何でもしてくれる”と約束した。
魔王さまにスッポンポンにされ、オシリを突き出して“神聖な区域帯”もオシリの穴も全部見られるという、乙女には耐え難い屈辱を...
いや、それはそれほどでもなかったけど... って、これをいつの日か読むであろう、私の子だか、孫だかひ孫知らないが-が誤解しないように書いておくが、“神聖な区域帯”とオシリの穴を見られると言うのは、それは乙女にしたら死にたいほど恥ずかしいことなのだけど、それでも死ぬよりマシってこと。
極刑にされるという恐怖を味わされた私は、それが魔王さまの“お芝居”だったと知って、安堵感から大泣きし、魔王さまの胸をドンドン叩いて怒った。
まあ、本気で叩いたわけじゃないし、私のこぶしで叩かたくらいじゃ全然痛くないだろうけど、あまりの私の怒りように閉口した魔王さまは、罪滅ぼしとして何でも言うことを聞いてやると約束してくれたのだ。
「これは、ここだけ、おまえと私だけの秘密だぞ?もし、誰かに口外したら、アマンダに命令して、本当に死刑にするからな?」
アマンダさまなら、魔王の命令を忠実に実行するだろう。
私をあの大きなノコギリで半分にしろと言われたらするだろうし、あの2メートルある巨大な金串をオシリから刺し通せと言われても、アマンダさまなら躊躇せずにやるだろう...
魔王さまとの約束は絶対に守らないと。魔王さまは、そんな残酷なことはやらないだろうけど、アマンダさまならやりかねない。いや、必ずやるだろう。
魔王さまとのお風呂は全然恥ずかしくなかった。“神聖な区域帯”もオシリの穴も全部見られた間柄なのだ。恥ずかしさなんて百万年光年の先に飛んで行っちゃったわ。
お風呂では、たっぷりと魔王さまに甘えた。“
可愛いネコ耳美少女”って言われたんだもん。甘えなきゃ損じゃない?
魔王さま、私をお湯の中でやさしく抱きしめてくれて...
キスもしてくれた。
もちろん、私にとっては初キスだった。
そして、あのピクニックの時みたいなこともたっぷりされた。
今日は水着を着ていないので、魔王さまから“神聖な区域帯”を隅から隅まで念入りに調査されたわ。
私は、もう全身がお湯の中でとろけてしまいそうになった... ルナレイラお義姉さまじゃないけど、このまま処女を捧げてもいいと思ったくらい。
だけど、落ちぶれても私は元ブレストピア国の第二王女。
いくら相手が魔王さまであろうと、結婚もせずにそういうズルズルの関係になることは絶対に避けなければならない。
魔王さまと一生忘れることの出来ないひとときを過ごしている間、アマンダさまから魔王さまに問い合わせがあった。例のマデンキとかいう魔法具を使って。
何でも、ヤーダマーの塔に里帰りをしておられたお母さまととモナさまが、私が魔王に厳罰に処されると知らされて- おそらくお優しいプリシルさまあたりが、お母さまたちの護衛としてヤーダマーの塔に行ったガバロス親衛隊のデクリオンさんに私に起きた一大事をマデンキで知らせてくださったのだろう。
知らせを聞いたお父さまとお母さまは動転して、デクリオンさんにお願いしてマデンキを使わせてもらって、アマンダさまに助命をお願いしたのだろう。
お母さま、とてもお優しいから、すぐにでも魔王城に帰りたがったそうだけど―
「心配することはないと伝えてくれ。かりにも私の将来の妻となるネコ耳娘だ。死刑にしたり、身体に傷をつけたりするような刑は科してないとうまく伝えてくれ」
『かしこまりました』
というようなやり取りが魔王さまとアマンダさまの間で行われ、いつも通りに日曜日の夜に帰って来ることしか出来なかったみたい...
マデンキでの会話ではそれだけを伝えた。
だけど、用心深い魔王さまは、映像が見えるマデンキの映像スイッチを切って、音声だけでアマンダさまと話をされた。
まあ、魔王さまが真っ裸で、部屋の奥のお風呂には、これも真っ裸のネコ耳娘がいるのを見れば、アマンダさまにも“何があったか、何をやっているのか”が想像できるだろうから賢明な対応だった。
「それと、小腹が空いたので、トリプルビッグバーガーとフライドポテトとマオウコーラを三人分、送ってくれ!」
『かしこまりました』
あれ...? 魔王さま、私といっしょに午後の軽食をとるつもりみたい?
それにしても三人分って、まさかアマンダさまが持って来ていっしょに食べるの?
その後、しばらくお風呂でイチャイチャしていたら...
ポーン♪
どこかで音がした。
魔王さま、ザバーっとお風呂から立ち上がって、
いやん、私に水をかぶせたわ!
真っ裸のまま歩いて、垂直移動室へのドアがある壁側の扉の一つを開けた。そして、その中からトレーに乗せたトリプルビッグバーガーとフライドポテトとマオウコーラを持ってもどって来た。
ふたたびお風呂に浸かると、バスタブの横にあるテーブルを90度動かしてバスタブの上に位置させ、軽食の乗ったトレーをテーブルの上に乗せた。
「腹が減っただろう?食べるがいい」
「あそこには小さな垂直移動室があるんですか?」
おいしそうな肉の匂いの漂うトリプルなんちゃらと言う、丸いパンに三枚の分厚い挽肉を丸く焼いたやつとチーズやトマトがはさまっている軽食を手に取りながら聞いた。
「モグモグ... ん?あれは、ドコデモボードだ。ドコデモボードとは...」
「好きなところに移動できる魔法陣でしょ?」
「モグモグ...もう、知っていたか」
ゴクゴクゴク...
ポリポリポリ...
モグモグとトリプルビッグバーガーを食べ、マオウコーラという真っ黒いけったいな飲み物を飲み、フライドポテトを数本まとめて口に放り込んで食べている魔王さま。私が三口ほど食べている間に一つのトリプルビッグバーガーを食べ終え、二つ目を食べはじめた!
すごい食欲!
それにしても、このマオウコーラって、飲むと、口の中がピリピリするのが好き♪
くどすぎるような甘さと爽やかさが混じった味は一度飲んだらヤミツキになるわ。
ビアなんか、毎日飲んでいるし。
もちろん、「マオウコーラを飲み過ぎると虫歯になります」と聞いたお母さまに知られないように、買い飲みしているのだ。私は、美容と体重管理のため、お砂糖は控えめにしているので、週に2、3本くらいしか飲まないけど。
軽食をいただいたあとで、もうしばらくお風呂でイチャイチャしていたけど―
「そろそろ帰えさないといけないな...」
壁の時計を見た魔王さまが、いかにも残念そうにつぶやいた。
時計を見ると午後4時過ぎだった。私も、魔王さまともっとイチャイチャしていたいけど、お母さまたちも心配されているだろうし...
「じゃあ、そろそろ帰ります」
後ろ髪を引かれる思いでそう言った。
「うむ。くれぐれも今日のことは誰にも口外しないように」
「わかっています」
お風呂から出て、タオルで身体を拭き、髪を乾かした。
その間中、魔王さまは目を細めて見ていた。いや、黙って見ていたのではなく、ほら、そこはもうハダカのつき合いまでした関係だから...
バスタオル一枚で、大きな鏡の前に座って、どらいやーという便利な魔法具で髪を髪を乾かしていた私の後ろから前に手を回して...
おムネを揉んだり、ボタンを弄られたり、アソコをさわられたり、アソコを弄られたり...
「ふにゃ~ん」
「ふにっ!」
「ふにゃふにゃあん...」
「ふにっふにっ ハァハァハァ...」
どらいやーで髪を乾かしながら、“合いの手”じゃない、反応しなければならないという困難な局面をようやく乗り越えてから服を着て―
「それでは、また近いうちに、こうしてお会いできるのを楽しみにしております」
別れを告げて、魔王さまを抱きしめ、彼の方に顔を向けてキスを要望した。
ちゅうううう...
通常よりも長い別れのキスをしてくれた。
って、初キスは2時間前だったんだけど。
もう、それほどの愛のぬかるみに二人はハマりこんでいた。
垂直移動室のある部屋へ向かおうとしたら―
「ちょっと待て!」
「え?」
ワーイ、呼び止められた!そうであろう、そうであろう。
魔王、おぬしも別れがたいのであろう!
「そのまま返すわけにはいかん」
「へ?」
「魔王に直訴をした科により厳罰に処されたと言う者が、何もされずに解放されたと言うことはあってはならないことなのだ!」
「え?それって... どういうことですか?」
「許せ、ネコ耳娘!」
「え、えっ、えええ―――!」
魔王さまに後ろから羽交い締めされ、後ろ手で手枷をはめられた。
皮ベルトの輪が15センチほどの鎖で繋がっているモノだ。
そして...
せっかく着たばかりのショートパンツとタイツを脱がされ、可愛いネコちゃんがプリントされたおパンティをまた脱がされて...
また巨大ベッドのそばにひざまずいてオシリを突き出す恥ずかしい恰好を姿勢をさせられた。
魔王さま、私がこの恰好をするのを見るのが好きなのね...
ビュンっ
バシッ!
「え?痛っ!?」
何が起こったのかわからなかった。
突然、何か風を切るような音がしたと思ったら―
私のオシリに鋭い痛みが走った。
最初はそれが痛みだとは思わなかった。
てっきり幻痛だと思ったけど、痛みは本物だった。
目隠しはされてないので、首を後ろに向けて見た。
後ろに立っている魔王さまは、長さ50センチほどの数本の細い皮紐みたいなのがついた鞭のようなモノを手に持っていた。
魔王さまは私のオシリを見ているようだったけど― その目はオシリではなく、どこか遠くを見る目つきだった?
そして...
その唇の端からは...
ヨダレが垂れていた!
ビュンっ バシッ!
「痛っ!」
ビュンっ バシッ!
「やめて!」
ビュンっ バシッ!
「やめてください!」
ビュンっ バシッ!
「もういいでしょう?」
ビュンっ バシッ!
「本当にやめてよ!」




