第18章 魔王の選択
ビアが悲鳴を上げ、それを聞いた魔王さまが私たちを呼んだ。
水浴着- いや、どうやら魔王国では水着と言うらしい-
を着た王妃たちや魔術師部隊の若い娘たちが魔王さまの前を通って、その若く美しい肉体美を披露したあとで、みんな川に入って水遊びをして遊びをしていた。
魔王さまはアマンダさまとプリシルさまと三人でイチャイチャしていたのだけど、ビアの悲鳴で私たちに注目したのだ。
魔王さまの命令は絶対だ。
逆らえば、どんな処罰を受けるかわからない。
それも、私とビアだけが処罰を受けるだけならまだマシだけど、お母さまにモナさまに、婚約者となったルナレイラお義姉さまやヤーダマーの塔にいらっしゃるお父さま、マイテさまにも、ゲネンドル一族全員に類が及ぶかも知れないのだ。
二人で、戦々恐々として魔王さまの所へ行く。
「おまえたちは、川で遊んでいなさい」
アマンダさまとプリシルさまに命令された。
「はい」
「かしこまりました」
二人とも、すぐにそばを離れ川へ向かう。
ビアの水着を見て
「ほほぅ... ジェイシーみたいだな?」
と言うと、ビアのつま先から頭のとっぺんまでじっくりと見た。
ビアは恥ずかしがって、全身真っ赤になった。
でも、まっ白の水着に恥ずかしさで赤くなった躰って... 妙にソソル感じ?
「どれ!」
そう言うと、魔王さまは、ひょいとビアを抱え上げ、片ひざの上に乗せた。
妹は真っ赤になったまま、ひざの上でじっとしている。
「ふむ。おまえはジェイケーか!」
今度は、私がつま先から頭のとっぺんまで、じっくりと見られた。
でも、ジェイシーとかジェイケーとか何よ?
水着の種類のこと?たぶんそうね。
「よいしょ!」
魔王さまは、変なかけ声を出すと、私を抱え上げてもう片方のひざに乗せた。
って、魔王さま、私を抱き上げるのに脇の下に手を差し入れた時、手を伸ばし過ぎたふりをしてオッパイもんだでしょ?!
それに抱える時、変なかけ声なんて出さないでくれますか?
私、それほど重くないんですけど?
「ふむ。ジェイシーもジェイケーも、どちらもいい。これは、選ぶのに苦労する...」
そう言いながら、魔王さまは、ビアの水着の胸に開いている穴の縁を指先でグルグルと輪を描いている。
魔王さま、そこはかなりビアの胸のボタンに近いので“要注意区域”なのですけど?
「あっ!」
ビアがビクッとして、魔王さまの手を押さえた。
ほらね、ボタンに触れちゃったでしょ?
「む...む...む...」
って、おい、ビアちゃんよ。
あんたの胸のボタンに“偶然”触れてしまった魔王さまの手を押さえつけたら、魔王さま、手を外せないでしょう?
見ていると、ビアの顔が赤くなったり、白くなったりしている。そして、なぜか呼吸が早くなっているような?
魔王さま、かわいそうに、ビアに手を押さえつけられたままなので、水着の中から手を抜きだそうとモゾモゾ水着の中で動かしている?
モゾモゾ
ハァハァ...
モゾモゾ
ハァハァ...
これって、二人でイチャイチャしているの?
いや、してるんだ―――?!
ビア、あんた、まだ12歳なのに、
何て末恐ろしい娘...
ま、まあ、ビアのオッパイは、私のより大きいんで、そりゃ魔王さまにしても揉み甲斐はあるだろうけど、姉としては微妙な感じ...
ハァハァ...
ハァハァ...
ビアの呼吸がかなり早くなり、顔は紅潮し、目はとろんとして来た。
「えーっ、こほん。魔王さま」
「ん... なんだ?」
「私は水遊びに行ってもよろしいでしょうか...」
「よろしくない!」
「かしこまりましたっ」
“じゃあ、しかたないから魔王さまが、妹とイチャイチャやっているのを後学のために観察しておこう”と考えていたら…
「きゃっ!?」
ゆ、指が侵入して来た!
当然、魔王さまの指だ。
魔王さまの指が、私の水着の下部の“乙女の神聖な区域隊”を防御する細い布切れのオ・シ・リのところから侵入して来たのだ!
これで悲鳴を上げないオトメなんかオトメじゃないわ!
「何をおどろいておる? おまえも構って欲しかったのであろう?」
いや、そう申されましても...
構って欲しいのは山々ですけど、オシリの方じゃなくて、ほら、こう、やさしく抱擁とかキスとか...
「いやん!」
魔王さまの指が、私の“神聖な区域帯”への立ち入り調査をはじめた?!
く、くすぐったい!
いや、くすぐったいとか言う問題じゃなく、
“そ、そこは、“冒すべからずオトメの神聖な区域帯”なんですけど...?
「ほう...おまえは、パイパンなのか?」
「え? ぱいぱんって何?」
思わず、ぞんざいな口調で聞いてしまった(汗)。
「生まれつき、毛が生えてないのかと訊いているのだ」
「いえいえ、私は9歳から立派に生えてますっ!」
自慢にすることでもないか...
「ほう。では、剃ったのか?」
「はい!」
なぜか元気よく答えてしまった(汗)。
「きれいに剃っているな?」
「はい! 昨日、一生懸命に剃りました!」
魔王さまのために剃ったんだよ!って主張したかった。
魔王さまの指先が、昨夜バスルームでマルカに手伝ってもらって、ビアといっしょに懸命に剃ったあたりを念入りに調査している...(汗)。
「生えていたとはわからないくらいツルツルだ」
「はぁんい...」
「おかしな声を出すネコ娘だ」
いや、その、そんなこと言われても...
微妙なところをさわられているんです。
ネコ声も出ろうってもんじゃない?
「魔王さま、ワタシも剃ったよ!」
ビアが、自慢そうに言う。
やめなさい、あなたの“神聖な区域帯”も立ち入り調査もされるわよ?
魔王さまによる、“神聖な区域帯”の立ち入り調査は、さらに秘境の深淵にまで達した。
「ふんにゃ~~ご...」
「なんだ?フェリノディオは、ここを触られると、そんな声を出すのか?」
いや、そこんところを調査されると、こういう声が独りでに出るんです。
それに何だかとても気持ちいいし。
「ふんふんにゃ~~ご...」
魔王さまの指の気持ちよさに、夢心地になり目をつぶってしまった。
............
............
............
「あーん、魔王さまったらァ!私たちのこと放っておいて、ネコ耳ちゃんとトラ耳ちゃんとばかりイチャイチャして――!」
「そうですわ。今度はわたくしたちとイチャイチャしてください!」
突然の声に、あまりの気持ちよさに瞑っていた目を開けると、アンジェリーヌさまとジョスリーヌさまがいた。
二人ともぬれた水着が身体にくっついて、オッパイの輪郭はバッチリ、ボタンも水に入ったのでボッチリと存在を誇示していて、まさしく水も滴る美女になっていた!
ここで妹のために訂正しておくけど、私はフェリノディオのお母さまを引いてネコ耳だけど、妹のビアはトラ耳じゃない。
正しくはライオン耳だ。お父さまがレオニディオなので、妹はお父さまの耳を引いているのだ。
「さ、では、お前たちも川で遊んで来なさい!」
すぐさま追っ払われてしまった!
いや、助かったわ。
あのまま“乙女の神聖な区域帯”をさわられ続けられていたら、どうなっていたかわからないわ。
「お姉ちゃん、ワタシ、足がガクガクだよ――!」
ビアもあまりボタンを弄りつづけられ、絶賛成長中のオッパイを揉まれ過ぎて、うまく歩けなくなっていた。
二人で支え合いながら、河辺に行って、しばらく座って休憩して落ち着くことにする。
川の中では、みなさん大はしゃぎで戯れていた。
だけど、みなさんが着ている水着と言う水浴着、あれは、魔王さまに見せるためのもので、水浴びをするためのものではないのよね?
なので、みなさん、ご立派なオッパイがぽろんと水着から出たり、つつましいオッパイがボタンもろとも丸見え同然になったりしている(汗)。
「あら、魔王さま、もう解放しちゃったの?」
アイフィさまが、ルナレイラお義姉さまとやって来た。
女ばかりなのであまり気にしてないようだけど、薄い水着がぬれてたので、つつましいオッパイがボタンもろとも丸見えでいらっしゃる。下のモジャモジャもクッキリ。一本ずつ数えられそう(汗)。
「魔王さまったら、アリシアちゃんとビアちゃんにも関心がおありなのね...」
こちらは、ルナレイラお義姉さま。めずらしく、目に嫉妬の炎を燃やしていらっしゃる...
いやいや、嫉妬じゃなくて、羨ましがっているんだよね?
ルナレイラお義姉さまの水着は、上下が一体の水着で、おパンティの横の切れ込みが脇に下15センチくらいまで切れ上がっているやつなんだけど、横を向くとハダカ同然に白い足から胸のあたりまで見えるんだけど、ちょっと身体を動かしたら、ボヨ~ンとした豊かなオッパイの全貌が見える!
もちろん正面から見ると胸の部分はしっかりと覆われているんだけど、こちらも水にぬれてピッタリと身体に張りついているので、豊かなオッパイの輪郭丸見えで、水に入ったのでボタンが立派に存在を主張しているのが見える!
いやいや、ルナレイラお義姉さまのボーンとしたお胸、存在誇示し過ぎっちゅうの!
「アンジェリーヌさまとジョスリーヌさまが来られたので、水遊びをして来なさいって言われたんです」
私が、水辺に来た理由を言うと、ビアが言わないでいいことを言った。
「魔王さまね、私のここから手を入れて、ビアのおムネの発育をお調べになられたのよ!」
「......」
ルナレイラお義姉さまは、だまってビアの発育した胸をみていた。
「そうでしょうね。ビアちゃんの胸、私のより立派ですものね...」
アイフィさまが、少ししょんぼりと言った。彼女はエルフなので控えめなのだ。
「ルナレイラさん、アイフィさん、今度はあなたたちの番よ!」
「魔王さまったら、ほんの10分しか構ってくれなかったの!」
アンジェリーヌさまとジョスリーヌさまが、頬を紅潮させてこちらに向かって来る。
「あ、はい。すぐに参ります」
とたんにアイフィさまの顔が元気になり、
「ありがとうございます!」
ルナレイラお義姉さまの顔が輝いた!




