『強烈なる破壊者』・・・『詩の群れ』から
『強烈なる破壊者』・・・『詩の群れ』から
㈠
全うに生きたいという、場所へ行きたいと言う。
破壊の先になにがある、破壊の先には破壊しかない。
㈡
微塵もダメージを受けないだって、それは不可能な可能性だろう、凡その場合を除いてはね。
ただ、強烈に何かを叫びたいなら、一回は、降りてみることだ、下界にね。
㈢
誰も傷付けないし、傷付けたくないと言っても、それは勘定で成立する、不可視現象。
ただでさえ、目の前が真っ黒に霞んだ、心体共に、異常人間さ。
凍り付く様に溶けてしまう積流の源から、そうして、強烈なる破壊者は、遠方に行く。