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それは突然の出来事だった。
かといって、いつ起きてもおかしくない状況だったのもまた事実だった。
いや、これはただの言い訳に過ぎないのかもしれない。
1年D組は昔からジンクス的なものがあった。そのジンクスとは、『1年D組には必ず問題児が集まる』こと。
現に、今まで退学になった先輩達はみな1年D組だったのだ。
もちろんただの噂に過ぎないし、私もそう思っている。
だが、こう立て続けに問題が起こると迷信に頼りたくなるのもわからなくはない。
事件は学校に登校してから発覚する。
まず、第一発見者は出席番号25番の子だった。
「キャーーー」
朝の7時50分頃の話だ。
各クラスに1人ずつほどしかいないこの時間に悲鳴が響き渡る。
何名かが何事かと1年D組の教室に走る。
そこには腰が抜けてしまったのか教室の入り口で床に座り込んでしまった第一発見者とその視線の先には、教壇の前あたりでうつ伏せになって倒れている人影があったのだ。




