私死ぬ
「やめろ!」
グサッ。
「痛え‥‥‥痛えよお‥‥‥誰か‥‥‥誰か」
グサッ、グサッ。
「ヒュー‥‥‥ごほっ、ごはぁ!! 助けて」
グサッ、グサッ、グサッ、グサッ、グサッ。
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「‥‥‥‥‥‥」
意識が朦朧とし薄れていく中‥‥‥最後に頭に入って来たノハ、甲高イ女ノ声ダッタ‥‥‥‥‥‥チクショウ‥‥‥コレカラッテ時ニヨウ‥‥‥。
◇
目が覚めて、携帯電話の画面を確認した私は、非常に不味い事になったなあと思いましたね。
着信履歴が9999件って。
おかしいおかしい! いや、もう可笑しいでいいかな!!!
と、呑気にふざけている場合ではないな!!!
一刻も早く、この場から離れなくては。
みんなも行き遅れおばさんを愛人にする時は十分に気をつける事だな。これぞ先人の知恵ってか? がははは。
ピンポーン‥‥‥。
は!?
ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン‥‥‥。
遅かったか‥‥‥既に到着していたとはな‥‥‥。
ピンポーン‥‥‥。
こうなっては仕方があるまい。
私も、日本男児としての意地を見せなければな!
「はいはーい! 今、行きまーす」
この軽率な行動が全ての間違いであった。
この後直ぐに、私は、私自身が性欲の為に弄んだ三十九歳独身美人おばば(すげー淫乱)に刺殺されたのである。