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アイテムコレクションで異世界旅 ~楽しく最強へ~  作者: 紅蓮グレン
第1章:冒険の始まり ~クラインテリート大陸~
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第7話:豪炎の魔獣と激レアアイテム

「フレイムレオはたくさんいるな……」


 レキール平原(中級)についてから30分ほどが経った。フレイムレオ自体は結構たくさんいるのだが、俺たちを見ても別に襲いかかってきたりはしない。それどころか尻尾をあげて挨拶のようなことをしてくる個体、よく分からない動物の死肉を炙って分けてくれる個体までいた。温厚な性格というのは本当らしい。だが……


「死の間際のフレイムレオがいませんね……」


 そう、俺たちが探しているのは普通の温厚なフレイムレオではなく、死の間際で生に執着し、暴走している奴なのだ。


「死の間際の奴って特徴とかないのか? ナヴィなら知ってるだろ?」

「はい。死の間際のフレイムレオは目が血走っていて、常に唸っています。動くものと見れば何でも見境なく襲いかかり、その相手か自分、どちらかの命が尽きるまで戦闘をやめようとしません。」

「随分と物騒な性質だな。何かに引き寄せられるとかは?」

「特にありませんね。理性とか無くなってますし。」

「じゃあ、歩き回って探すしかないのか。」

「いえ、そうでもないですよ。ほら。」


 ナヴィは指さす。そこでは大きなシマウマがもの凄い勢いで走っていた。かなり小さな個体もいる。そして、その群れの後ろを追っているのは真っ赤なタテガミを持つライオン。間違いなくフレイムレオだ。


「あのグランドゼブラの群れには子供がいますが、あのフレイムレオはそれを追っています。」

「あ、ならあれが暴走してるフレイムレオってことか?」

「はい、その通りです。因みに、今回は相手が強力なモンスターなので、勝負を挑めばフィールドに移動します。不意打ちとかは全く気にする必要ありません。まずはあのフレイムレオの注意を引きましょう!」

「了解。」


 俺は近くに落ちていた石をスリークォーターのフォームから投げる。それは見事にフレイムレオに命中した。するとそいつは足を止め、こちらを睨むと、


「グオオオオオ!」


 と唸りながら目を大きく見開いてこちらへかかって来た。


「今です! 勝負を挑んでください!」

「了解! フレイムレオ、俺たちと勝負しろ!」


 俺がこう叫ぶと、脳内に機械的且つ単調な声が響いた。


【桐川疾風がフレイムレオに勝負を挑みました。バトルを開始します。】


 その声が聞こえると同時に、俺たちはいつの間にか草原に転移していた。いや、無論さっきまでいた所も草原なのだが、あそこには俺たち以外にもいくらか動物がいたし、木も生えていた。だが、それがここにはない。


【草原のバトルフィールドを展開。処理中……】

【バトルフィールド転送完了。処理中……】

【桐川疾風が戦闘に参加した!】

【ナヴィが戦闘に参加した!】


 再び機械的な声。それと同時にステータスのように目の前に文字が浮かび上がった。



攻撃順:①フレイムレオ

    ②桐川疾風

    ③ナヴィ



「こういうところはゲームなんだな。」

「まあ、コレクトワールドはそういう世界ですからね。でも死んじゃったらそれまでですよ。」

「それは分かってる。全力を尽くすよ。」


 俺がこう言った時、また文字が出てきた。



【1ターン目:フレイムレオ】

・フレイムレオの【炎の雄叫び】!

《成功率100%》

・フレイムレオの攻撃力が次のターン2倍になった!

・カウンター発動確率が次のターン2倍になった!



「攻撃力とカウンター発動率2倍か……面倒そうだな。」

「攻撃される前に少しでも体力を削っちゃいましょう、ご主人様!」

「防御はしなくていいのか?」

「向こうの攻撃にはナヴィが対処します! ご主人様は攻撃に専念してください!」

「了解!」


 俺はそう言うと、アイテムメモリーから【リグナムバイダの槍】を選択して投擲。それは命中したが、フレイムレオが放つ高熱により燃えてしまった。しかし、アイテムの効果により槍は即座に複製され、俺の手の中に現れる。


「ご主人様、連撃ラッシュが発動しています!」

「連撃? 何だそれ?」

「連撃は一定確率で発動し、1回の攻撃チャンスで何度もダメージが与えられるんです! 手の中に槍が複製されている間は何度でもいけますから、やっちゃってください!」


 ナヴィが捲し立てるので、俺は慌てて投擲を繰り返した。その結果は……



【1ターン目:疾風】

・疾風の【投槍】!

・連撃発動!

《命中率60%》

・ヒット! 138ダメージ!

・ヒット! 141ダメージ!

・クリーンヒット! 381ダメージ!

・ヒット! 100ダメージ!

・クリティカルヒット! 1238ダメージ!

・クリーンヒット! 542ダメージ!

・フレイムレオに合計2340のダメージ!


・フレイムレオ(体力) 【37660/40000】(-2340)



「ご主人様、やりましたね!」

「でもまだ倒れてないみたいだぞ。」

「うーん、そうですね。じゃあ、ここは……」


 そう言うと、ナヴィはパチッとウィンクした。



【1ターン目:ナヴィ】

・ナヴィの【ウィンク】!

・魅了発動!

《成功率100%》

・フレイムレオを魅了した!

・フレイムレオは次回攻撃ミス確定!



「凄いな、ナヴィ。」

「いえ。ご主人様の手助けくらいしかナヴィにはできませんから。」


 ナヴィがこう言った時、2ターン目が始まり、またフレイムレオの行動結果が浮かびあがった。



【2ターン目:フレイムレオ】

・フレイムレオの【豪炎のブレス】!

・フレイムレオは豪炎を吐き出した!

《命中率0%》

・ミス!

・疾風には当たらなかった!

・ナヴィには当たらなかった!


・桐川疾風(体力) 【10000/10000】(変化なし)

・ナヴィ(体力) 【10000/10000】(変化なし)



 フレイムレオは炎を吐き出したが、ナヴィのウィンクのおかげで全く見当違いの方を向いていた為、俺たちに炎によるダメージは来なかった。


「そうだな……普通の槍術もあるし、鉄の槍で攻撃してみるか。」


 俺はそう言うと、フレイムレオに接近して鉄の槍で攻撃した。結果は……



【2ターン目:疾風】

・疾風の【突き】!

《命中率86%》

・ヒット! 1800ダメージ!

・カウンター発動!

・フレイムレオの【激熱波】!

《命中率0%》

・ミス!

・疾風には当たらなかった!


・フレイムレオ(体力) 【35860/40000】(-1800)

・桐川疾風(体力) 【10000/10000】(変化なし)



「カウンターも命中率0%って、魅了の効果か?」

「そうです。ただ、魅了は2ターン連続では使えませんので、次は普通に攻撃しますね。」


 ナヴィはそう言うと、一気に踏み込んでフレイムレオを叩いた。



【2ターン目:ナヴィ】

・ナヴィの【連続パンチ】!

・ナヴィは10回フレイムレオを叩いた!

《命中率50%》

・9回ヒット! 860ダメージ!


・フレイムレオ(体力) 【35000/40000】(-860)



「うう……やっぱり物理防御は抜けませんね……」

「まあ、でもダメージ入ってるし、へこむことないよ。」


 俺がそうナヴィを慰めていると、フレイムレオが行動を起こしたらしく、また文字が浮かび上がった。



【3ターン目:フレイムレオ】

・フレイムレオの【煉獄の裁き】!

《成功率100%》

・フレイムレオは体力半減!

・煉獄の領域が形成された!

・炎系の攻撃力が3倍になった!

・フレイムレオの素早さが2倍になった!

・追加効果の【煉獄の熱風】!

《命中率85%》

・ヒット! 疾風に1000ダメージ!

・ヒット! ナヴィに1000ダメージ!


・フレイムレオ(体力) 【17500/40000】(-17500)

・桐川疾風(体力) 【9000/10000】(-1000)

・ナヴィ(体力) 【9000/10000】(-1000)



「ほ、炎系3倍? 何だよあの技……」


 俺が思わずこう呟くと、ナヴィが説明を始めた。


「煉獄の裁きは炎属性のモンスターが高確率で使用できる特殊技で、自らの体力を半減させることと引き換えに自らの属性技の威力を上昇させることができるんです。その効果は煉獄の領域形成中はずっと持続し、氷及び水属性の魔法か武技で相殺が可能です。」

「じゃあ相殺できないじゃないか。クソッ、アムネリアちゃんがいればな……」

「あの犬耳少女は水系の技が使えるのですか?」

「言ってなかったっけ? 鑑定したときに分かったんだけど、あの子は水魔術のスキルを持ってるんだよ。」

「そうですか。私もご主人様にもっと必要として頂けるようにならないと……」

「まあ、それはおいおいな。今はフレイムレオ撃破に集中しよう。」


 俺はそうナヴィに言うと、鉄の槍を構えてフレイムレオを突く。



【3ターン目:疾風】

・疾風の【突き】!

《命中率86%》

・クリティカルヒット! 5400ダメージ!

・カウンター発動!

・フレイムレオの【激熱波】!

《命中率79%》

・ヒット! 500ダメージ!

・【煉獄の領域】による追加効果発動!

《成功率100%》

・疾風が受けたダメージが3倍になった!

・疾風に追加で1000ダメージ!

・疾風は【火傷】のバッドステータスを受けた!


・フレイムレオ(体力) 【12100/40000】(-5400)

・桐川疾風(体力) 【7500/10000】(-1500)



「ご、ご主人様? 大変です!」

「大丈夫だよ、大したことないし。」

「ですが、【火傷】のバッドステータスは1ターンにつき10ずつ体力が削られていきますので、長期戦になると不利です!」

「10くらいなら大丈夫なんじゃないか?」

「万が一があります!」


 ナヴィはそう言うと、手を振って純水の入ったコップを取り出した。



【3ターン目:ナヴィ】

・ナヴィの【治療】!

・ナヴィは純水を取り出して疾風にかけた!

《成功率29%》

・癒しの光が疾風を包み込む!

・治療成功!

・疾風のバッドステータス【火傷】が解除された!



「ナヴィ、治療ありがとう。でも成功率低いな。」

「これでも率は高い方なんですよ。ご主人様の転移者補正と私のナビゲーター補正です。」

「ナビゲーター補正か。そんなのもあるんだな。」

「はい!」


 ナヴィは笑顔で頷く。その時、フレイムレオが動いた。



【4ターン目:フレイムレオ】

・フレイムレオの【豪炎の牙】!

・フレイムレオは牙に炎の力を集中してナヴィに襲いかかる!

《命中率55%》

・疾風は咄嗟にナヴィを庇った!

・クリーンヒット! 疾風に3580ダメージ!

・攻撃対象変化により【煉獄の領域】の追加効果を打ち消した!


・ナヴィ(体力) 【9000/10000】(変化なし)

・桐川疾風(体力) 【3920/10000】(-3580)



「ぐっはぁ……」


 フレイムレオがナヴィに噛み付こうとしていたので、俺は咄嗟にナヴィを庇ってフレイムレオに噛み付かれた。肩から血が噴き出す。


「ご、ご主人様?」

「ナヴィ、怪我はない……よな?」

「は、はい。ご主人様のおかげで無傷です。」

「なら良かった。」


 俺はそれだけ言うと、リグナムバイダの槍を投げる。



【4ターン目:疾風】

・疾風の【投槍】!

・出血多量により命中率にマイナス補正!

《命中率16%》

・ミス!

・フレイムレオは余裕で躱した!

・リグナムバイダの槍は地面に落下した!

・次回1ターン【リグナムバイダの槍】は使用不可!


・フレイムレオ(体力) 【12100/40000】(変化なし)



「やっぱり外れたか……」


 俺はよろめきながらそう呟く。痛みで頭が錯乱し、出血量も多いため意識が朦朧としてきた。


「次はナヴィのターンだよな?」

「は、はい。そうですが……」

「じゃあ、逃げろ。」


 俺のこの言葉にナヴィは目を見開いた。


「そ、そんなことできません! ご主人様をおいて逃げるなんて!」

「これは命令だ。頼むから、お前だけでも逃げてくれ!」


 俺は必死で頼む。するとナヴィは俺に抱き付き……


 ――チュッ


 俺にキスをしてきた。



【4ターン目:ナヴィ】

・ナヴィの【愛の抱擁】!

《成功率100%》

・ナヴィは疾風を抱きしめてキスをした!

・疾風の体力全回復!

・疾風の次のターンの攻撃力が3倍になった!

・疾風の次のターンの技命中率が100%になった!

・ナヴィは極度の緊張により意識を失った!

・ナヴィは次のターン行動不可!


・桐川疾風(体力) 【10000/10000】(+6080)



「えっ? ナヴィ?」


 俺は声をかけるが、ナヴィは俺の腕の中で真っ赤な顔をして意識を失っている。口がパクパクと動いているので耳を近づけてみると、


「ご主人様……申し訳ありません……でも……ナヴィは……ご主人様を……見捨てるなんて……出来ません……」


 とうわ言のように繰り返していた。


「謝る必要なんかないぞ、ナヴィ。」


 俺はそう言うと、ナヴィをそっと地面に置く。すると、フレイムレオはナヴィに向かって襲いかかった。俺は慌ててフレイムレオの前に立ちはだかったが、奴は大きく跳躍して俺を飛び越える。そして……



【5ターン目:フレイムレオ】

・フレイムレオの【慈悲無き爪牙】!

・攻撃対象が行動不可のため命中率にプラス補正!

《命中率98%》

・ヒット! ナヴィに6600のダメージ!


・ナヴィ(体力) 【2400/10000】(-6600)



「クソッ、ナヴィを狙いやがったか……だが、次ので終わりだ!」


 俺はそれだけ呟くと、鉄の槍を構えてフレイムレオに突っ込んだ。



【5ターン目:疾風】

・疾風の【連続槍撃】!

《命中率100%》

・【突き】!

・クリーンヒット! 5400ダメージ!

・【スイング】!

・クリティカルヒット! 10570ダメージ!


・フレイムレオ(体力)【0/40000】(-15970)

・フレイムレオは倒れた!



「よっしゃあ!」


 俺は地面に倒れたフレイムレオを見てそう叫ぶと、ナヴィに駆け寄る。戦闘が終わったからか出血は止まっており、俺が軽く揺するとすぐに目覚めた。


「お疲れ様でした、ご主人様。この度はナヴィのことをお守りくださり、ありがとうございます!」

「いや、ナヴィには怪我をさせちゃったから、俺はご主人様としては本当に不甲斐ない。」

「そんなことはありません! ナヴィがいま生き残っていられるのはご主人様のおかげです! それに、アイテムもドロップしていますよ!」


 そう言ってナヴィが指さす方を見ると、既にフレイムレオの亡骸は無く、代わりにいくつかのアイテムが転がっていた。空中にも文字が表示されている。



【戦闘終了】

・桐川疾風とナヴィがフレイムレオを撃破した!

・ドロップアイテムを獲得!

①烈火のタテガミ

②炎獅子の毛皮

③炎獅子の肉

④紅蓮の炎【レア】

⑤炎獅子の魂石【レア】

⑥服従の証・炎獅子【激レア】

⑦金貨×5枚



「なんかいっぱいあるな。」

「フレイムレオから入手できるアイテムが全部ドロップしてますね。鑑定してみましょう!」

「うん、【鑑定】!」


 俺はそう言ってアイテムを鑑定した。結果は以下の通りだ。


【烈火のタテガミ】 レアリティ:☆☆☆☆☆

希少レア級アイテム。フレイムレオのタテガミ。保温性に優れ、頑丈。帽子の材料として一流。


【炎獅子の毛皮】 レアリティ:☆☆☆☆

希少レア級アイテム。フレイムレオの毛皮。弾力があって柔らかい為、斬ったりすることが難しく、炎耐性にも優れる。衣服の材料として一級品。


【炎獅子の肉】 レアリティ:☆☆☆

希少レア級アイテム。味が濃く美味だが、狩った本人が食することが多く、市場にはほとんど出回らない。


【紅蓮の炎】 レアリティ:☆☆☆☆☆☆☆

白銀シルバー級アイテム。所持者に【炎魔術】のスキルを与える。所持者とその仲間には被害を及ぼさないが、温度は5000℃を超えている。


【炎獅子の魂石】 レアリティ:☆☆☆☆☆☆☆☆

黄金ゴールド級アイテム。フレイムレオの魂の籠もった魔石。ドロップ率が低く、入手は困難。所持者に【恐怖耐性】のスキルを与える。


【服従の証:炎獅子】 レアリティ:☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

銀河ギャラクシー級アイテム。ドロップ率0.0001%と、入手難易度が非常に高い。ほとんど手に入らない為、希少価値が高い。死の前に服従を誓った者にしか触れることができず、投げることでフレイムレオを召喚できる。


【金貨】 レアリティ:なし

コレクトワールドの世界共通通貨。金の含有率は85%。1枚で10万ルキの価値がある。


「うお……凄いアイテムだ……」

「まさか服従の証が手に入るなんて、凄いです! ご主人様の身を張ってナヴィを庇ってくださる所などに、フレイムレオも心を打たれたのですね!」


 そう言ってナヴィは笑みを浮かべる。確かに銀河ギャラクシー級は凄い。レアリティMAXだしな。それに、お金もある程度手に入った。50万ルキだからホテル・ニューベイだったら5000日泊まれる。


「これを入手するとまたメモリーパラダイスだろうな……どうにかしてパラダイスを回避したいんだけど、ナヴィ、なんか方法ないか?」

「うーん……特殊スキルの【発音停止】を入手すれば不可能ではないですが、入手条件が分からないのでちょっと難しいですね。まあ、ここではパラダイスにはならないので気にしないで大丈夫ですよ。」

「そうなのか?」

「はい。バトルフィールドは文字表記主体の世界なので、入手したアイテムは空中に文字表記されるんです。だから大丈夫です。」

「そうなんだ。じゃあ遠慮なく入手しよう。」


 俺はそう呟きながら、ドロップアイテムをポンポンと宝物庫に放り込んでいく。すると、空中に文字が出現した。


希少レア級アイテム、【烈火のタテガミ】【炎獅子の毛皮】【炎獅子の肉】を入手しました。アイテムメモリーに登録します。】

白銀シルバー級アイテム、【紅蓮の炎】を入手しました。アイテムメモリーに登録します。】

黄金ゴールド級アイテム、【炎獅子の魂石】を入手しました。アイテムメモリーに登録します。】

銀河ギャラクシー級アイテム、【服従の証・炎獅子】を入手しました。アイテムメモリーに登録します。】

【魔術スキル【炎魔術】を入手しました。ステータスに追加します。】

【特殊スキル【恐怖耐性】を入手しました。ステータスに追加します。】

【魔術スキル【召喚魔術】を入手しました。ステータスに追加します。】

【召喚獣を獲得しました。ステータスに項目【召喚獣】を追加します。】

【アイテム鑑定数がノルマに達しました。スキル【鑑定眼】がレベルアップしました。】

【獲得アイテムレア度がノルマに達しました。Lv20にレベルアップしました。】


「なんかいっぱい出たな。スキルも増えたしレベルUPもした。」


 俺がこう言うと、脳内にも声が響いた。


『レベルが10の倍数に到達しました。レベルアップボーナススキルを選択してください。』

『レベルが10の倍数に到達しました。レベルアップボーナススキルを選択してください。』

「レベルアップボーナススキル? 何だそれ?」


 俺がこう呟くと、ナヴィが答えた。


「レベルアップボーナススキルはレベルが10の倍数に到達した際に選択できるスキルです。レベルが上がるたび、入手難易度が高いものでも入手できるようになっていきます。」

「それって今決めなくちゃいけないのか?」

「別に決めなくても大丈夫ですよ。ここでやるのも面倒でしょうし、帰りの馬車の中とかホテルとかで決めればいいと思います。」

「じゃあ、今はレキール平原(中級)に戻ろう。」


 俺がそう言うと、空中にまた文字が現れた。


【レキール平原(中級)に戻りますか? 【はい/いいえ】】


「はい。」


 俺がそう言うと、脳内に、


『バトルが終了しました。帰還します。』


 と機械音声が響き、俺たちはレキール平原(中級)に戻ってきていた。


「ふう、何だかんだあったけど初クエストクリアだな。」

「そうですね! 次はマンドラゴラ採集です! 頑張りましょうね!」

「ああ。」


 俺たちはそう話しながら、トリエンさんが待つ馬車へと向かうのだった。

【疾風の現在のステータス】


桐川疾風


種族:人間

性別:男

年齢:16歳

Lv:5→20

職業:アイテムコレクター

戦闘スキル:【槍術Lv3】【投槍術Lv1】

生活スキル:無し

魔術スキル:【炎魔術Lv1】【召喚魔術Lv1】

特殊スキル:【鑑定眼Lv1→Lv2】【恐怖耐性Lv1】

召喚獣:フレイムレオ【炎】


アイテムメモリー


種別アイテム所持数:19/??????

合計アイテム所持個数:22

所持アイテム:普通ノーマル級:13(【ガラスのコップ】×3、など)

       希少レア級:4(【リグナムバイダの枝】、など)

       白銀シルバー級:3(【トトナッツの実】、など)

       黄金ゴールド級:1(【炎獅子の魂石】)

       伝説レジェンド級:‐‐‐‐‐‐

       銀河ギャラクシー級:1(【服従の証・炎獅子】)

       神話ミソロジー級:‐‐‐‐‐‐

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