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平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第13回「眠れぬ夜は」

作者: 刹那メシ
掲載日:2026/08/22

挿絵(By みてみん)


<次のお便りです。ラジオネーム『午前零時の観測者』さんから。『アミカナさん、ミカさん、こんばんは』>

<「こんばんは!」>

<『アミカナさんは眠らなくても平気なんですか? もし平気なら、ミカさんが寝ている間は何をしていますか?』とのことですが……>

「はい。まず、眠らなくても大丈夫です。量子頭脳は疲れないので。まあ、疲れたように錯覚する時もあるけど、暫く目を閉じていたら治ります」

<へー、そうなんだ>

「あと、ミカが寝てる時に何してるか、ですが……」

<それ、私も気になる!>

「あ、そっか。まず、私達は一緒に住んでまして……」

<そうそう>

「で、ミカが寝てる時は……あー、これどうしよう? 大丈夫かな?」

<何? 何?>

「あの~、あのですね、ミカの寝顔を見てます」

<え? どういうこと?>

「あ、いや、何というか、これが以前の私かぁ、って感じで……」

<……ちらっと見るってこと?>

「あ、いや……まあ……一時間くらい?」

<え?! え?! 怖っ! 何それ?!>

「いや! 見てるだけ! 何もしないから……大概は……」

<え?! たまには見る以外に何かするの?!>

「いや! まあ……ちょっとね……」

<何?! 怖い!>

「触れるだけよ! ちょっと触れるだけ!」

<わかった! 最近、変な夢見るわけ!>

「……それは、ミカの頭の中がエロいだけでしょ?」

<……エロい夢とは言ってない>

「あ」

<どこ触ってんの?!>

「いや、変なとこには触れてないから! ほっぺとか……」

<ほっぺた撫でたりしてるの?!>

「いや……撫でてはない……」

<は?……じゃあ、何してるの?>

「……まあ……チュー、とか?」

<え?……ちょっと待って。整理させて。夜、寝てる私のほっぺたに……アミカナは、キスしてるってこと?>

「……軽~くね。それも、たま~に……」

<……ごめん。驚きすぎて、逆に冷静になってきた。何で?>

「驚きすぎたからじゃない?」

<違う! 違う! 何でキスするの?>

「……それは……」

<先に言っとくね。これ、一応、ラジオだから。もうかなりヤバいところまで来てるけど、それでも少しは考えてね>

「……それは、ミカが『して』って言うから……」

<は?>

「言うでしょ? グデングデンに酔っ払うと……」

<え? は? 意味分かんない>

「……何で、キスして欲しいの?」

<え……何……マジで言ってんの?……私、そんなこと言ってる?>

「……本当は唇がいいらしいけど……何とかほっぺで我慢してもらってる……」

<嘘! 絶対、嘘!>

「……動画、あるけど……」

<何で動画撮ってるの?!>

「……ミカが『撮れ』っていうから……」

<何それ! 私、頭おかしいじゃん!>

「……今頃気付いたの?」

<は?>

「それでは、二人とも頭がおかしいと分かったところで、以上!」

<待てぇ! 終わるな!>

「もう時間ないから!」

<わかった! 私、絶対断酒する!>

「……でした。バイバ~イ!」

<ねぇ、マジでどこまでが本当なの?! ねぇ!>

「全部よ。全……」


挿絵(By みてみん)

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