44話 好感度調整
書き溜めが尽きてしまいましたので、次からは不定期更新になります。
鈴木さんがご飯に誘ってくれたのは、相談事があったからか。
俺はてっきり親密になりたいのだろうとか、下世話な事を考えてしまった。
恥ずかしい。
「相談事か? 俺で良ければ」
「ではまず、忘れないうちにラ◯ン交換を」
仕方ない。ポチポチ。俺は若干機械音痴だから、あまりラ◯ンは、やってない。
「実は、今朝、妖術が使えるようになっていたのです」
「妖術?」
「魔法みたいなものです。妖怪や悪霊退治に特化した魔法です」
リンが飲ませた人工臓器の影響か。
「ふむ、それで?」
「今の話に何も疑問やツッコミをはさまないのは、何か知ってますね紐之さん」
「いや?」
「それとも、私が頭の残念な子だと思っていますか?」
「いや、信じてるよ。相談事ってのは、妖術とやらか?」
「はい。紐之さん、何か知っていれば教えてください」
何か知っていれば、ね。
俺の知っている内容は、ユウネの話した事だけだ。
ユウネ、話していいのか?
『どこまで話すか、本当の事を話すか等はご自由にどうぞ。
必要なら私が内容を考えますが』
「お待たせしました〜」
わーい、今日は天使が注文の品を持ってきてくれた〜。
『良かったね、クータ』
『……』
ユウネがゴミを見る目で俺を見る。
何だよ。
「それで、妖術の話ですが」
「おう」
「何か知っていたら教えてください」
「ふむ」
どうするかな。
俺の知る知識だけでは心許ないので、ユウネに色々補足してもらおうか。鈴木さんがなるべく幸せになれそうな感じで。
『ちなみに、ここで好感度を50ポイント稼げばフラグが立ちます』
フラグは立てない方向で。
「まず、強大な悪霊が封印されているのだが、そいつが近々封印が解けるらしい」
「何と……」
『好感度プラス30』
おい、下げろ下げろ。『では、下ネタを挟みましょう』
えぇ……。どうしろと。
「これ以上の情報を知りたければ、お宝画像を貰おうか」
「お宝画像?」
『精一杯の下ネタがそれですか』
「では、これを」
ふむ。鈴木さんとツーショットのゴールデンレトリバーだ。
ええやん。
「良いだろう。続けるぞ」
『好感度プラス30』
おい、なぜ上がった。
『今のは写真を突き返すところでした』
何でだよ、ワンコ可愛いだろ。
じゃなくて、好感度落とせ落とせ。




