表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
41/48

41話 野心家

・紙札静留視点


紐之屑太郎の屋敷は広い。

妾にも個室が与えられるほどに。

ボロの家じゃが。


客間にて。紐之屑太郎の姿は見えぬ。自分の部屋で配信を見ておる。


ここには、妾ことシズル、コウモリ女のリン、そしてこの屋敷、いや地球で最強の女の銀髪侍女ユウネがおる。


「何ですかシズル、改めて話とは」

「ユウネ、紐之屑太郎のことじゃが」

「クータ様と呼びなさい」

「クータ様って呼ぶんだよ〜」


妾はリンと紐之屑太郎の命令を聞くように作られておる。

逆に言えば命令されなければ行動は制限されない。


「クータ様のことよの。お主らは金銭的に援助せんのか?」

「金銭ですか」

「お金、リンはユウネから貰ってる〜」


そう、紐之屑太郎は、せっかく魔法が使えるのに、ユウネ達が居るのに活用せず、大したことのない仕事を続けて生活している。


「一攫千金の手段、例えば未来視で株や馬券を買うなどよな。

合法、非合法問わずいくらでも稼ぐ手段があろうが。

それをあえてしないのは何故じゃ?」

「シズル、金銭援助のことはクータ様に何度も提案しています。

家賃を払うとか、生活費を払うとか、もっと収入の高い職を紹介するとか。全部断られています」

「クータ様はドMなのか?」

「『その一線を超えると、普通の生活に戻れなくなりそうだ』とのことです。何のことか分かりませんが」


典型的な、変化を恐れて行動出来ない人間の思考よの。

くだらぬ。


「妾は、好きにさせてもらうぞよ」

「クータ様の意思に反した行動は、止めますよ」

「せぬ。妾自身の事じゃ。自己顕示欲と、それを叶える力がある。オリジナルを簡単に超えるほどのな」

「はあ」

「引越しさせてもらう。クータ様があのゲームを一人前に遊べるようになった後によな」


こんなボロの家にいつまでも居られない。

妾はやりたいように生きる。

妾は変化も恐れぬ、行動あるのみよ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ