表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/48

33話 クローン天使

翌日。

朝ご飯を食べにリビングに向かう。


「? うわあああああ!!?」


ドッガラ、ガッシャーン!!

俺はリビングの机に着いている者を見て、盛大にずっこける。


天使がなぜここに居る!?

天使の表情はなぜか無表情。

リンが横に座っている。


「クータ、おはよ〜。祭麗(さいれい)灯瑠(あかる)のクローン作ったよ〜」

「やりやがったなぁ!?」

「なるほど。これなら今後、あの女にかまける無駄な時間が減って良いですね」

「おいユウネ無駄な時間って何だ」


ってか、クローンて。

どうするんだコレ。


「あの〜、クローンさん?」

「……」

「リン、このクローンどうするんだよ……」

「クータの命令で、何でもしてくれるよ!」

「滅茶苦茶だ……朝ご飯をあ〜んしてください」


クローン天使が、俺に朝ご飯のパエリアをスプーンで食べさせてくれる。

……これは良い。じゃない、いかんだろ。


「リン、クローンを処分しろ」

「が〜ん。一所懸命作ったのに……貯めた邪教ポイント全部使って作ったのに……」

「邪教ポイントって何ですかリン」

「内緒!」

「待てリン、処分は取り消し」


気軽にホイホイ作れないらしいから、もったいない精神が出てしまった。


「このクローンは俺が責任をもって世話します」

「クータ様……最低です」

「好きに使ってね〜」


こうして新しい同居人が増えたのだった。


とりあえず俺の家に待機の命令を出しておいた。

あちこち移動されてはかなわないからな。



◇ ◇ ◇ ◇



仕事中。

なぜか俺は部長の肩もみをさせられていた。


「んん、そこです。そこが気持ちいいです」

「そうすか」


『部長からも血、もらっとく〜?』

絶対にやめろ、これ以上ややこしくするな。


近頃俺が仕事に熱が入っていないと、部長からお叱りを受けて、罰として肩もみをするという流れになったのだ。


……いや、なぜ?

パワハラだろこれ。

ユウネも止めないし、何で俺がこんな目に。

仕方ないから天使のことでも考えながら肩もみするか。


「こら、またよそ事を考えていますね!」

「え、分かります?」

「バレバレなんですよ! もう5分追加です!」

「うへぇ……」


後日、会社内でイチャコラしているとのことで、俺と部長は社長に怒られるのであった。理不尽じゃね。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ